こんにちは！せがひろです。
現代の生活環境は
経済的な面では、
昔に比べたら
豊かになりました。
衣・食・住の全てにおいて、
快適な生活を送り、
それほど努力しなくても
欲しいものは手に入るという、
そんな環境の中で
暮らしています。
しかしながら、
豊かな環境にいるにもかかわらず、
現代の子どもたちは、
自信が持てなかったり、
不安であったり、
将来に希望を
持てないと言われ、
日本の子どもは
幸福度が最低レベル
との見解もあります。
それに対して、
最近、子どもたちの学力
および体力の低下、
生活習慣の乱れ、いじめ、
虐待および家庭内暴力、
不登校、ひきこもり、
アルコールや薬物依存、
非行、犯罪など、
青少年に関する社会問題が
頻繁に報道されるといった
側面もあります。
現代の子どもたちをめぐる、
こうした諸問題の要因の一つとして、
大抵、
「家族の崩壊」
「家族の絆の弱体化」
が挙げられます。
すなわち、
家族の形が変わり、
家族の凝集力、
結束力が弱まったから、
子どもが様々な問題を
起こすようになったと
指摘されています。
こうした現状を踏まえて、
いつでも心の支えになってくれる、
かけがえのな家族像、
理想の「家族の絆」について
考えてみましょう。
いつでも心の支えになってくれる家族
ここからは、
現代の家族像などについて、
詳しく見て、
考えていきましょう！
現代の家族とは、
一体どんな形なのか？
そして、
どんな問題があるのか？
という切り口を参考にしながら、
自分の家族についても、
改めて見つめ直してみて
欲しいと思います。
１．家族を大切にしていますか？
みなさんにとって、
家族とは一体どんな存在でしょう？
また、きちんと家族を大切に
できているでしょうか？
もちろん、
それぞれの家庭によって
様々な事情や状況などがありますから、
いろんな考え方の人も
いると思います。
ですが、
現代では日本の家族像が、
昔と比べて大きく変化したことで、
家族間の形も変化してきており、
その影響で家族を大切に思えない。
そういう人が増えてきている
とも言われているのです。
これは海外の影響で、
例えば、アメリカの学校教育では、
お父さん、お母さんと
呼ぶことを禁止しています。
ちゃんと名前で呼ぶような
教育をしています。
つまり、人間を「個」で
捉えるようになっている現れです。
現代は女性の自立や
少子化・晩婚化など、
家庭に対して自由な考えを
持つ人が増えています。
それにより、
家族同士の距離感や絆も、
散乱してしまうようになりました。
そんな環境の中で自信を持って、
「家族を大切にしている」
そう言える人は、
一体どれくらいいるのでしょうか？
２．昔の日本の家族像
ちなみに、
昔の日本の家族像といえば、
やはり大家族！
みんなで一緒に暮らす
というイメージが、
強いものだったのでは
ないでしょうか？
分かりやすく言うと、
アニメのサザエさんが、
そのイメージにピッタリ
当てはまりますよね。
両親(波平・フネ)、
その子供達(カツオ・ワカメ)、
長男又は長女夫婦(サザエ・マスオ)、
そして、
その子供（タラちゃん)と、
大体三世代以上の家族が
一緒に同居をして、
共に生活をしているわけです。
またサザエさんでいうと、
男性陣が仕事に行き、
女性陣が家を守るという形や、
女性が一歩引いて
男性を立てる様子なども、
まさに昔らしい
という感じです。
自由な形が増えてきた
現代からしたら、
窮屈に思えるかも
しれませんが、
でも、そういう家族像
だったからこそ、
家庭の中が上手く回り、
そして、お互いを想い合える、
温かな家族が
完成されていたわけです。
要は、家族それぞれの役割が、
明確にあったということです。
そう！昔はまさに、
こんなサザエさんのような
昭和の古き良き家族が、
当たり前の時代だったのです。
３．現代日本の家族観
そんな昔の家族像に対して、
現代は結婚・家庭共に自由な形式を
持とうとする人が多くなってきました。
例えば、親との別居、女性の自立、
少子化、晩婚化、事実婚などです。
昔のような、
決められた窮屈な家庭ではなく、
男性も女性も自由な考えで、
生活しやすい家庭を作ろうと
いうようになってきたわけです。
そして、そのおかげで、
確かに多くの人が
幅広い選択ができるようになり、
気楽に生活ができる
ようにもなりました。
しかし、
そんな自由な家族像は
逆に、
核家族、生活保護、離婚率の上昇など、
現代の数々の
深刻な問題を引き起こす要因
ともなってしまったようです。
自由な家族像の大半は、
デフレや増税などにより貧困化し、
共働きしないと
暮らしていけなかったり、
少しでも高い収入を求めて
都会へ出ていくことにより、
核家族化が進行したと
いった背景もあります。
また、高齢者も、年金だけでは
生活が困難で、
老後も働き続けなくては
いけないといった、
社会問題も背景にはあります。
（１）核家族化の進行
核家族とは夫婦のみ、
または夫婦とその未婚の子供
という形で成り立っている
家族のことをいいます。
つまり、簡単に言うと、
おじいちゃんやおばあちゃんと
同居していない家庭のこと。
それを指すのですが、
現代の自由な家族像により、
この核家族が年々増加傾向にあり、
日本ではずっと問題視されているのです。
何故なら、
核家族が増えるということは、
昔のような温かい大家族の家庭が
減ってきてしまっているからです。
そうなると、
おじいちゃんやおばあちゃんと
一緒に過ごす時間が激減してしまい、
家族間の絆は薄れて
いってしまいますし、
多くの子供も家庭の温かさを
知らないまま育ってしまう・・・。
その可能性が
高くなってしまうわけです。
もしかすると、
家族を大切に思えないという人は、
こういった孤独な家庭環境から、
影響を受けているのかもしれません。
（２）生活保護の急増
現代の日本では、
ニート・ホームレスの数が、
どんどん多くなって
きているそうです。
生活保護の受給者が急増
していることも問題視されています。
そしてその原因として、
2008年のリーマンショックを
契機とした失業者の増加や、
東日本大震災により、
多くの人の生活苦が挙げられています。
中には、
現代の自由な家庭像が
要因になっていると考えている
人もいたりします。
というのも、
多くの人が
自由な働き方や自由な生活を望む
ようになったことで、
仕事を続ける気力がなくなり、
すぐに辞めてしまうように
なってしまったのでは？
そう考えられています。
また、近年晩婚化が進み独身の人が
どんどん増えてきていますが、
金銭面を支えてくれるパートナーが
いないことにより、
生活が苦しくなるということに
繋がっているのでは？
とも言われています。
（３）孤独死の問題
先程も言ったように、
現代は自由な考え方から晩婚化する人、
あるいは結婚をしないという人も
どんどん急増してきましたが、
その結果孤独死する人の数も
増加するようになっています。
つまり一生独身で、
最期を看取ってくれるパートナーが
いないわけですから、
誰にも気付かれず一人寂しく
亡くなってしまうという人が
増えてきたわけです。
さらに近年は、
家族間のコミュニケーションが
不足しているということから、
老人だけでなく、
40～50代の方や若者までも、
孤独死する可能性は充分ある！
なんていう風にも
言われるようになっています。
要するに家族間の交流がないため、
普段気にかけて貰えないということに
なってしまうので、
万が一、亡くなっても、
気付いて貰えないという可能性が
高くなってしまうのです。
社会人になると実家を離れ、
なかなか連絡を取らないという人も
多くなってくると思います。
ですが、孤独死を防ぐためにも、
やはり定期的に交流を持つことは
必要と言えるのではないでしょうか。
（４）離婚率・未婚率が増加傾向に
現代は結婚をしないという
考え方の人がどんどん増えてきています。
日本の未婚率も、
年々上昇している傾向にあります。
しかし、その一方で、
日本の離婚率もまた毎年上昇
してきている傾向にあるのです。
というのも、
やはり多くの人が自由な生活を
求めるようになったので、
家庭に縛られず、
より自由に生きたい
という思いから、
離婚という考えを
しやすくなった！？
また近年は芸能人による
離婚のニュースをよく見かける
ようになりましたし、
離婚を斡旋し、それで稼ぐ
弁護士や業者などの数も、
かなり多くなってきているので、
そういう社会が離婚に対する抵抗を
失くさせているのかもしれませんね。
そして、
それを目の当たりにし、
結婚しても幸せじゃない！
そう考える人も増え、
それがまた現代の未婚率を
推し上げる原因に繋がっているのでしょう。
離婚原因の上位に
必ず「経済面」があります。
お金があれば大半のことは
解決できるということでしょう。
これもまた家族間の絆を
弱らせてしまう、
大きな要因と
言えるのかもしれません。
４．家族の深い絆が大事
このように、
現代は昔に比べて
自由で生活しやすい家庭を
築く人が多くなり、
一見それが良いことのように
思われているのですが、
そのせいで昔の古き良き生活も
失われてしまい、
家族間の絆も段々弱いものに
なっているのかもしれません。
さらにそれが、
深刻な日本の社会問題まで
引き起こすように要因に
なってしまっているわけです。
自由な暮らしを求めることは
確かに良いことだと思います。
しかし、
だからこそ守るべき伝統や
習慣などもあるのではないでしょうか。
そして、
こんな時代だからこそ、
余計に家族が団結し、
深い絆を作っていくことが
大事だと言えるのではないでしょうか。
皆さんが、
それを少しずつでも意識すれば、
きっと現代の家族観は、
もっとより良いものになるはず！
だと思いますが、
いかがでしょうか。
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