こんにちは! せがひろです。
今回は、「地頭力を鍛える」
問題解決に活かす「フェルミ推定」
これについて解説したいと思います。
みなさんは、
フェルミ推定ってご存じですか?
フェルミ推定とは、
実際に調査することが
難しいような
捉えどころのない量を、
いくつかの手掛かりを元に
論理的に推論し、
短時間で概算することである。
例えば「東京都内にあるマンホールの総数はいくらか?」
「地球上に蟻は何匹いるか?」など、
一見見当もつかないような量に関して
推定する事、またはこの種の問題を指す。
ここでは詳しく解説しませんが、
「フェルミ推定」について興味がある方は、
調べてみてください。とても面白いですし、
頭のいい人の思考法を知ることができますよ。
頭がいい人とは
一般的に「頭がいい」とは
3種類のタイプがあります。
あなたも考えてみてください。
あなたの中で、頭がいいって
どういう人なのか?
まず思い浮かぶのは「記憶力が良い」
物知りな人ではないでしょうか。
東大生、クイズ王、語学の達人
などが該当します。
次に、「気が回る人」
人の心を瞬時に察知して行動できる。
これも頭の回転が速いって
イメージが無いでしょうか。
コミュニケーション能力が高く、
人の気持ちを先回りして理解できる。
感情に訴えるのも得意なタイプです。
テレビ番組の司会者、コメディアン、
優秀な営業マンなどが該当します。
最後は、「考える力が強い人」
数学の問題やパズルを解くのが得意な人です。
これをこの本では「地頭がいい」
そう定義づけしています。
地頭がいいとは、
あらゆる問題解決をする上で
基本となる考える力が優れた人です。
地頭のいい人材というのは
どんな分野に取組んでも
知識の習得が速くて高い
パフォーマンスを発揮することができます。
地頭力が良いということを
しっかりと学んで
考える力というものを
どんどん伸ばしていって欲しいと思います。
それでは、地頭力を鍛えるための
考えるポイントを2つ解説します。
結論から考える仮説思考力
頭のいい人というのは
仮説力というものを持ち合わせています。
結論から物事を考えます。
言い換えると、
自分が欲しい結果から
どうすべきかを
考えるということです。
仮説思考のポイントは3つあります。
①今ある情報だけで最も可能性の高い結論を想像する。
②常にそれを最終目的地にして強く意識する
③情報の精度を上げながら検証と修正を繰り返し最終結論を導く
このような思考パターンのことです。
限られた時間、情報の中で
ベターな結論を出す考え方です。
仮説思考では、とにかく今ある情報で
仮説を立てるというのが大事です。
では何を元に仮説を立てているのか?
逆算して考える
それは逆算して考えるということです。
入口から出口を考えるのではなく、
出口(欲しい結論)から入口を考えます。
最終目的地から遡って考える。
この遡ることが重要です。
例えば、特定期間にある調査結果を
まとめる必要があった場合、
仮説思考力がある人であれば、
まず、最終報告について考えます。
今すぐに何をやるかではなく、
誰にどんなメッセージが伝われば良いのか?
これを始めに想定しておくことで
最も効率的に結論を導き出すことができます。
仮説思考力を身につけたい方は
出口から遡って
今何をやるべきかを考えて欲しいです。
もう少し噛み砕いた例として
料理も同じことです。
最終的にどんな料理を
作りたいという出口があって、
誰が食べるかにより
味付けの好みも変わりますよね。
例えば、カレーだったとして
大人だったら辛口、
子どもだったら甘口とか、
食材の好き嫌いとか、
何カレーが好みかなど、
そういったことがわかってから、
どんな食材が必要か?
どんな調理が必要か?
時間はどれぐらい掛かるのか?
そんな風に組み立てていくと思います。
それと同じことです。
あまり難しく考えなくても
誰でも何かしらで
やった経験があるはずです。
全体から考えるフレームワーク思考
初心者でも分かりやすいように
まず、言葉の意味ですが、
フレームワークとは、
共通して用いることが出来る考え方、
意思決定、分析、問題解決、
戦略立案などの枠組みのことを指します。
つまり、フレームワーク思考とは、
思考やアイディアを適切な
フレームワークにより整理することで、
物事を考えやすくするだけでなく、
様々な切り口から
考えるようにする思考法といえます。
ポイントは3つあります。
・全体から部分への視点移動
・切断の切り口
・分類
この3つが重要です。
・全体から部分への視点移動では、
マクロとミクロに置き換えることと言えます。
例えば、10分間スピーチをする時、
10分間というのがマクロの視点です。
10分間の中で伝えたいことを分割して
2分×5個で構成する視点がミクロとなります。
地頭のいい人というのは必ずマクロと
ミクロの視点移動を行っています。
ブログ記事を描く時も、
マクロとなるタイトルを決めて、
いきなり書き始めるのではなく、
目次といったミクロの視点を構成し、
整合性が取れているかを
視点移動しながら行うわけです。
・切断の切り口とは、いわゆる断捨離です。
先ほどのスピーチの例で話したい構成が
2分×8個あったとします。
それでは10分を超えてしまうので
3個は捨てなければなりません。
これが切断の切り口ということです。
何を話すかより、何を話さないか。
この切り口をしっかりすることです。
・分類についてはスピーチ例の2分×5個の
テーマ、目次を決めるような感じです。
情報や仕事をしっかりと分類できるのが
地頭力のいい人です。
地頭力の3つのベース
地頭力の3つのベースについて
それぞれ解説します。
論理思考力
論理思考力がなぜ必要なのかというと、
整合性の取れた話をすることは
コミュニケーションと
ビジネスの基本だからです。
みんなに理解されるような
文章を書ける。
人前で話せる。
こういった能力は確実に必要です。
誰でも自分の話していることって
一貫性があると思い込んでしますが、
実際には話が飛んでいることが多いです。
私もブログを書く時は、
書き上げた後、
少し時間を空けて
読み返すようにしています。
それにより、話が飛んでいるところの
調整を行っています。
論理的思考力を鍛えるためには、
自分自身の思い込みを捨てて
客観的に話しが一貫するように
整合させる必要があります。
スピーチにしても、文章にしても
繰り返し、論理的思考を意識して
トレーニングにより
鍛えるしかありません。
直感力
あと、直感力というのも
求められます。
なぜか?
それは論理では響かない人もいるからです。
感性とか感情に訴えかける文章だったり、
表現力というものが必要です。
ロジカルだけじゃなく感情に訴えかける
スピーチや文章を目指して欲しいです。
ライティング業界では、
機能的価値と感情的価値として
説明されることが多いです。
知的好奇心
興味がないことって覚えられないですよねー。
学びたいっていう興味、
好奇心が無いと頭に良くありません。
それで知的好奇心には2つあります。
・知識への好奇心
・問題解決への好奇心
どちらが重要でしょう?
知識への好奇心というのは
答えが分かると満たされますから、
それ以上深く考えません。
なので、あまり良くありません。
それに対して問題解決の好奇心は
目の前の問題を解決するために
どんどん知識を学びたい。
学びを成果に変えるためには、
問題解決の好奇心を
高めることをやった方が良いです。
ぜひですね、目の前の問題に
「どうしよう、どうしよう」
って慌てないで、
地頭のいい人の思考を
取り入れてみてください。
この内容が参考になれば嬉しいです。
以下のブログも参考になります。