こんにちは! せがひろです。
今回はですね、
「地平線を追いかけて満員電車を降りてみた」
この本について話したいと思います。
本のタイトルから想像すると、
サラリーマンから自由にはばたけ!みたいな
印象を持たれる方も多いと思いますが違います。
全然そんなんじゃありません。
どちらかといえば、
自分と向き合うキッカケとなる
ような素晴らしい本です。
ザックリと構成を話すと、
悩みを抱えた複数の主人公が、
劇場を運営している、
年老いた支配人と話をして
自分の悩みを解決していく
といったストーリー展開です。
まー、支配人は毒舌なんですけど、
映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」っぽい構成です。
誰もが一度は悩みそうな内容ですので、
紹介していきたいと思います。
バカにしているのは、あなた自身
主人公の翔太は、
普通のサラリーマンでした。
それで、お金持ちになりたい、
出世したいなど、
ごく普通の悩みを抱えています。
こういった悩みというか、希望って、
誰でも持ってますよね。
それで支配人は翔太に突っ込みます。
それはなぜですか?
本当にそう思っているんですか?
すると、翔太は、
段々、自分の本当の気持ちに
気付いていきます。
それは過去に、お金が無くて、
大好きだった彼女と別れしまった
経験があることでした。
その経験から
「お金持ちだと持てるんだ」
だから、お金持ちに
なりたかったことに気付きます。
更に、モテるということを
追求してみると、
翔太は、
「人から羨ましがられる人になりたい」
ということに気付きます。
更に更に踏み込んでいくと、
翔太のトラウマが明らかになってきます。
それは昔、部活のキャプテンから、
バカにされた経験から、
・人からバカにされたくない。
・バカにされないような、
羨ましがられる存在になりたい。
ということに気付いたんです。
つまり、
お金持ちになりたかったのは、
バカにされたくなかったからなんです。
でも、ここまで支配人に追及された後に、
翔太はふと気づくんです。
そう言えば、
この間の同窓会でキャプテンにあった時、
自分のことをバカにして無かったなー。
自分をバカにしたキャプテンを
見返してやりたい!
その一心で同窓会では
ブランドのジャケットに
高級時計を身に着けて行ったのに、
「おぉ!翔太じゃん!元気だった?」
こうやって声を掛けてくれたんです。
つまり、そのキャプテンは、
その出来事を全く覚えていなかったんです。
翔太は、たった一度、
他人からバカにされたことを
ずーっと覚えていて、
それに捕らわれて、
「お金持ちになりたい・・・」
そこまでこじらせて、
本気で悩んでいたんです。
この他人から
一度バカにされるというのは、
たまたま交通事故に
あったようなものなんです。
大事なのは、
あなたの価値は
全く変わっていないことに
気付けるかなんですね。
ちょっとまだ
モヤモヤすると思うので、
これは自分じゃないことで
考えた方が分かりやすいです。
例えば、あなたの友人が
何の過失もないのに、
突然、街中で誰かに殴られ、
激しく罵倒されて、
落ち込んでいたとします。
まー、これは交通事故に
あったようなものです。
そんな友人にあなたは、
何て声を掛けますか?
恐らく、
「別に他の人が何て言おうが関係ない!
お前はお前でしょ!」
こういった言葉を掛けてあげるのが、
普通だと思います。
でも、交通事故にあった本人は、
それがトラウマになって、
どんどん世間から
評価されるように行動します。
お金持ちを目指していた
翔太が正にそうですよね。
こういった世間から、
・人からバカにされたらどうしよう?
・人から下に見られたくない・・・
と思ってしまう、
この世間というのは、
一体誰のことでしょうか?
一度バカにしたキャプテンなんて、
バカにしたことすら覚えていません。
あなたの世間体を
気にしている悩みって、
実は、あなた自身が
あなたをバカにしているんです。
実際は、あなたのことをバカにする
周りの人なんていないんです。
実際、電車の中や公共の場で、
あなたを見ている人なんて、
ほんといないんです。
本当は存在しない世間・・・、
それをあなた自身が
存在するかのように考え、
自分で自分をバカにしていたから、
悩みが生まれていたんです。
今、何かに悩んでいる人・・・、
それは何がキッカケか?
ひとつずつ考えてみてください。
そして、あなた自身がまず、
自分自身をバカにしていないか?
これを考えてみるべきです。
そうすると、
今までと違う何かが、
思い浮かぶかもしれません。
将来どうありたい?
「将来何になりたい?」
こうやって大人が子供に聞くから、
肩書きで夢を考えてしまいます。
そうではなく、
「将来どうありたい?」
こうやって聞いて
あげるべきなんですね。
人間ていうのは、
「将来何になりたい?」
そう聞かれると、
自分は何かに
ならなければいけないんだ!
そういった「強迫観念」を
植え付けられてしまいます。
それは当然、
大人になってからも残って、
「自分は何かにならなくちゃいけないんだ」
「変化しなくちゃいけないんだ」
そう思いながら
生きるようになります。
でも、もしあなたが、
「将来どうありたい?」
こう聞かれたら、
なんて答えるでしょう?
人によって違うと思いますが、
例えば、
「優しい人になりたい」
「落ち着いた人でありたい」
「自由でありたい」
こうやって回答が、
少し変わってくるんじゃないでしょうか。
例えば、子供の頃に
「ヒーローになりたい!」
というのは、
ヒーローが肩書きです。
それが、どうありたい?と、
突き詰めて考えると、
「強い人になりたい!」
という欲求です。
たとえ、アニメのように
ヒーローになれないとしても、
強い人になる方法だったら、
いくらでもあるわけです。
ここからが、
お悩みポイントなんですが、
あなたが今、
夢に向かって行動していて、
何かが違うと
感じているとすれば、
それは肩書に拘り過ぎて
いるのかもしれません。
何になりたいと考えるのではなく、
どうありたいのか?
それを今一度考えてみるのも
いいかもしれません。
もし、今現在、
夢が無いという人でも、
肩書きではなく、どうありたいかを
考えてみるといいです。
たとえ夢が無い人でも、
これは答えられるんです。
少なくとも、先ほど例で挙げた
「自由でありたい!」は、
誰でも持っていると思います。
そうやって答えられれば、
あなた自身の方針がわかる
キッカケになります。
大人の心と子供の心
人の悩みというのは、
二つの心が関係しています。
それは、大人の心と子供の心です。
大人の心
人の目を気にして人と比べて優位に立っていれば安心
子供の心
人の目なんて気にせずにやりたいことをやってしまう
子供って、絵が描きたいから絵を描く、
ゲームをやりたいからゲームをやる。
あなたにも子供の心ありますよね。
それが大人になって社会に出ると、
少しずつ、お金持ちになりたい、
いい家に住む、人望を集めたいなどといった、
社会的地位、名声、肩書きといった、
名声を得るために行動してしまいます。
無意識のうちに大人の心の方を
優先させているために
苦しむことになるんですね。
心当たりありませんか?
例えば、あなたが誰かを
好きになった時に、
どういった表現で言い表すか?
考えてみて欲しいんですけど、
・一緒にいて楽しい。
・一緒にいると居心地良い。
こういった子供が感じる
ことというのは、
言語化しにくい
曖昧なものです。
一方、大人の心で言うと、
・顔立ちが整った人
・年収1000万円以上ある人
といったように、
数値で判断しやすい基準があり、
目に見える分、大人の心を
優先しやすくなります。
仮に全ての条件を揃えたとして、
その相手を好きになるでしょうか?
恐らく、なりません。
もし、そういう条件で
付き合ったとしても、
あなたの子供の心は
「違うよ」って発信してるんです。
それを無視して、
大人の心を優先した結果、
どんどん悩んでいくんです。
これっていうのは、
好きな人でも、仕事でも、遊びでも、
全てに当てはまります。
私が勧めているビジネスでも、
「成功者のまねをしよう!」って
伝えているんですけど、
真似しない人って、
どうしても出てくるんですよね。
ある意味、
大人の心と子供の心じゃなくて、
自分が信じていたこと
に対しての、
違和感なのかもしれません。
でもそれって、結局のところ、
今回話した大人の心なのかもしれません。
素直に真似すれば
いいだけなのに、
それがわかっていても、
できないっていうね。
そんな風に、
子供の心を無視することが、
あなたの悩みに
なっている可能性があるんです。
あなたは、
子供の心を無視していませんか?
先程、ちょっと触れた
ビジネスの話ですけど、
私も最初は、「稼ぎたい!」
というところが始まりでした。
ですが、先に脱サラして、
時間の拘束から解放された時に、
「もう、この自由を手放したくない!」
そう考えるようになったんですね。
再現なく稼ごうとしたら、
絶対に時間の自由は減っていきますし、
有名になって目立っちゃうと、
絶対にアンチが生まれますし、
芸能人を見ても分かるように
自由に街中を歩く事すら
できなくなってしまいます。
だから、顔出ししないで
やってるんですけどね。
ビジネスをやる最初のきっかけは、
大人の心でいいと思っています。
それで行動を続けていれば、
子供の心に気付けて、
ある程度、
稼げるようになっていれば、
自分がもっと好きなことを
やれるはずなんです。
結局のところ、
子供というのは、
好奇心の塊じゃないですか。
ですから、突き詰めていくと、
やったことが無いことをやってみたい!
そこに行き着くと思います。
悩みを無くすために、
子供の心を持って、
それでも行動できるように、
稼げるようになろうね。
というのが、
私なりの結論です。
この内容が、
参考になれば嬉しいです。
動画紹介
今回の内容について、
参考になる動画を紹介します。
ぜひ、視聴してみてください。
以下のブログも参考になります。