こんにちは! せがひろです。
ビジネスにおいて、
実業でも、ネットでも、
マーケティングというものが
不可欠になります。
ここでいうマーケティングとは、
ザックリ言うと、
自分のビジネスモデルを設定し、
ターゲットとなる客層へ、
商品やサービスという価値を提供し、
購入して頂くまでの一連の流れのことです。
・どんな人をターゲットとして価値を提供していくか?
・自分の商品をいかに多くの人に知ってもらうか?
・どのような方法・手段で商品の魅力を伝えていくか?
・どれぐらいの価格を設定するのか?
・どのような方法で販売していくのか?
などなど、
ビジネスにおいて
商品を購入頂くまでに
様々なことを考え、
工夫を重ねて、
行動していくことになります。
そしてこのように工夫を
重ねた上で商品を販売する、
その方策のことを
マーケティング戦略といいます。
もちろん、
その商品やサービスという
価値を販売した結果、
「顧客に満足して頂く」ことが
重要なのは言うまでもありません。
その顧客満足度が、
次のマーケティングに
活きてくることになるのです。
ただ、ここでは便宜上、
「商品やサービスを企画・開発して、購入して頂くまで」
ということで話を進めます。
当然、
「どのようなマーケティング手法が望ましいか?」
というのは、
時代と共に変わってきます。
(誤解の無いように補足しますと、
本筋はアリストテレスの時代から
変わりません。
本筋部分の見せ方だったり、
伝え方が時代と共に変化している!
という意味です。)
時代の流れに伴って
市場の性質が変わってくるので、
有効となるマーケティング手法も
変わるというのは当然のことです。
時代を超えて普遍的に通じる
マーケティング手法など存在しません。
お客さんの価値観も変わりますし、
提供する商品によっても、
戦略は変わってきます。
ある時代に成果を上げていた手法が、
いまや有効に機能しなくなってしまった。
なんて話は良くあります。
では、今の時代のマーケティングには、
何が重要になるのでしょうか?
そこで、今の時代のマーケティングを
考えていく上での前提となる、
かつてのマーケティング
「4P」「4C」について、
それがどういった理論なのかを
マーケティングの歴史と合わせて
説明したいと思います。
目次
4Pマーケティング(プロダクト・アウト)とは?
マーケティングにおける
「4P」というのは、
1960年にアメリカ経済学者の
エドモンド・ジェローム・マッカーシー
が提唱した理論です。
4つのPとは?
4Pの「4つのP」というのは、
次の要素になります。
①Product(製品):製品、サービス、品質、デザイン、ブランド等
②Price(価格):価格、割引、支払条件、信用取引等
③Promotion(プロモーション):広告宣伝、ダイレクトマーケティング等
④Place(流通):チャネル、輸送、流通範囲、立地、品揃え、在庫等
この理論では市場を細分化して
顧客のターゲットを決めたら、
①顧客ニーズに合わせた商品を作り、
②適正な販売価格を決定し、
③効果的にプロモーションをかけて販売し、
④その商品を顧客の手にお届けする!
この4つをマーケティングの
重要な要素としているのです。
①何を、
②いくらで、
③どのように販売して、
④どういった経路でお届けするか
という4つですね。
ちなみに、
ここでの「Place(流通手段)」とは、
・直営で販売するのか?
・代理店で売るのか?
・自ら訪問販売をするのか?
顧客の手に商品をお届けする
ための手段のことを指しています。
そしてこの「流通手段」によって、
「商品の適正な価格」も変わってきます。
②と④の順番に関しては、
一概にこの順番とは言えない
ところがあります。
売り手側視点
この「4P」の考え方は、
良く売り手側の視点ということが
言われています。
これは商品開発、
価格決定、プロモート、
全て販売側のロジックだけで
決められているからとなります。
もちろん、顧客ニーズも
考えてはいるものの、
この「4P」は、
どちらかと言えば、
自分で良いと
思っているものを作る。
という販売者側の視点を優先した、
ものの考え方です。
ちなみに、むかーしカップラーメンで、
調理時間1分というのがありました。
しかし、あっという間に無くなりました。
恐らく、お客さんが求めていたのは、
出来上がる速さではなく、
美味しさだったということ
なんだと思います。
このように販売者側の
ロジックを優先させる方法を、
マーケティング用語では
「プロダクト・アウト」と言います。
当時、このような手法を
取っていたのは、
「良いものを作れば売れる」
という時代背景があったからです。
4Cマーケティング(マーケット・イン)とは?
そんな中、1990年代に入ると、
市場には様々な商品が溢れかえる
ようになります。
販売者は良いと思って
どんどん商品を作って
提供していくわけですから、
次第に商品の数も増えて行き、
「飽和」といった状態になります。
需要と供給のバランスが崩れ、
供給過剰の状態になっていくのです。
すると、これまでと同じように
販売者側の視点を優先しただけでは、
必要以上に商品が溢れているため、
なかなか売れなくなってきました。
そして次第に4Pは時代遅れ!
これからは顧客側の視点に立つべき!
ということが
言われるようになりました。
販売者側ではなく顧客側の視点に
立って商品を開発することの
重要性が謳われるように
なったのです。
このようなことを
謳う典型的な人物が、
ロバート・F・ロータボーン
という学者です。
彼は、これまでの「4P」に
代わる理論として「4C」と
いうものを提唱しました。
4つのCとは?
4Cの「4つのC」とは、
以下の通りです。
①Consumer
(消費者のニーズやWantsが商品)あるいは、Customer solution(顧客ソリューション)
②Customer Cost(顧客のコスト)
③Communication(コミュニケーション)
④Convenience(利便性)
・顧客にとって、その商品はいかに価値があるものなのか?
・顧客にとって、いかにリーズナブルな価格なのか?
といったことを重視し、
それまでの「4P」の
販売者視点の理論を
顧客側の視点から
再定義し直したものです。
売り手側の視点で
捉えるのではなく、
消費者側の視点で
捉え直した!
という考え方が
重要になったわけです。
今では当たり前ですが、
当初携帯電話には写メ機能は
ありませんでした。
旅先の思い出を写真に撮って
メールで友人に送りたい!
そう言う顧客ニーズがあって、
実現したものです。
このように顧客側の視点を
優先させて商品開発などを
していくことを
「マーケット・イン」または、
「マーケティング2.0」と言います。
ちなみに市場の変化に応じて、
このような変遷があったというだけで、
プロダクト・アウトが劣勢で、
マーケット・インが優位という、
図式が普遍的に成り立つ
わけではありません。
昔は開発体力があった
日本のメーカーは、
次々にヒット商品を
生み出してきました。
ホームビデオ、ウォークマン、
Hi-Visionテレビ、全自動洗濯機などなど、
プロダクト・アウトも
提案型ビジネスと考えれば、
捨てたものではありません。
現代におけるマーケティングは
時代の変遷に伴い、
マーケティングの考え方も、
従来の「プロダクト・アウト」から
「マーケット・イン」へシフトしてきました。
販売者視点よりも顧客視点を
優先させることで、
モノが溢れた時代でも
一定の需要は確保できる
ようになったのです。
しかし、現代ではこれすらも
通用しないような実情があります。
その理由は、
趣味の多様化だったり、
デフレによる購買意欲の低下、
また、ある程度、物質的に
満たされた現代においては、
顧客自身も自分の欲求や悩みを
明確にできなくなってきているからです。
趣味の多様化
高度経済成長の時代は、
大量生産、大量消費していたので
飛ぶようにモノが売れていました。
供給を需要が上回っていた。
今では考えられない時代です。
それが、
洋服などは分かりやすいと
思いますが、
人と違うものを持ちたい!
といった思考に変わり、
同じものを大量に作っても
売れなくなり、
多様化した思考に合わせて、
採算に合う商品を開発するのが
難しくなったのです。
デフレによる購買意欲の低下
バブル崩壊後に日本は
長いデフレの時代が続き、
安くないと売れなくなり、
世の中全体が安く、安くという
方向に向かってしまいました。
結局、給料が上がらなくなり、
(他にも要因はありますが・・・)
経済が段々と冷え込む
ようになったのです。
現在、車を欲しいと思う若者が
減っているそうです。
本当に欲しくないのか?
と言われれば、
自由になるお金が沢山あり、
将来の不安が無ければ、
買っていると思いますけどね。
顧客ニーズの瞑想
世の中に色んな商品が
溢れかえると、
人は何か悩みを抱えていても、
それを解決できそうな商品は、
もう市場に多く出回って
いることになります。
そのような状況の中では、
顧客側も、
「今何が欲しいのか?」
「何に悩んでいるのか?」を
明確にすることが
できなくなりがちです。
販売側が、
「顧客のニーズに合わせて商品を開発する」
といっても、
そもそも顧客側がニーズを
はっきりと言えないのです。
かつ、デフレの影響により、
本当に欲しいと思うもの以外は、
我慢してしまうのです。
もちろん、これは人々が、
今の状況に完全に満足していると
いうわけではありません。
ただ、これまでに無かった
新しいモノが増えすぎてしまったため、
これ以上の欲しいものを
うまく言語化できない状態に
なったということなのです。
人の欲求や悩みが顕在化
されていない以上、
それに合わせてものを作る
ことなどできません。
今の時代は「4C」という理論でも
困難になってきているのです。
これからのマーケティング
では、それを踏まえた上で、
現代では、どのようなマーケティングが
有効になってくるのでしょうか?
この記事では、
これ以上踏み込みませんので、
是非!ご自身で考えてみてください。
テレビショッピングでの売り方や、
元々お金が有り余っている富裕層の方が、
何キッカケで商品を買っているのか?
それを調べると見えてくると思います。
あとは、そうですねぇ。
例えば、同じ商品が
同じ値段で売っている店が
近くに2店舗あった時、
どちらの店の商品を
何キッカケで購入しているのか?
考えてみると、
見えてくると思います。
今回紹介した以外でも、
日本からの4C
(清水公一の4Cとか、
マーケティング3.0とも言う)や、
7Cs COMPASS MODEL
などもあります。
興味のある方は、
是非!調べてみてください。
以下の動画も参考になります。
以下のブログも参考になります。
自由で豊かに生きる方法を学んでみよう!
私は、脱サラしてネットビジネスで自動で稼ぎ、 お金と時間に縛られずに自由に生きています。 単身赴任も、満員電車も、嫌な上司も無縁で、 田舎で家族や友達との時間を大切にして、 毎日自分のやりたいようにストレスフリーで生活しています。 とはいえ、私に最初からネットビジネスの知識が あったわけでも、ビジネスの才能・センスがあったわけでも、 裕福な家庭で育ったわけでもありません。 もともと人間嫌いで、一人で行動するのが好きで、 人付き合いが苦手で、常に自分が好む人とだけ接していたい、 会社でも「働かないおじさん」というダメダメ人間でした。 毎日、スーパーのチラシをみて、 ”食べたいものより、安いもの”を探し、 少ない給料をやりくりしながら生活する 貧乏時代もありました。 ネットビジネス知識も人脈も資金もゼロでしたが、 自由を夢見て思い切って飛び込んでみて、 短期間で人生が180度変わったのです。 私と同じ起業家仲間も、非正規労働者、高卒フリーター、リストラ組、 いじめ、対人恐怖症、うつ病などマイナスからスタートして、 半年、1年ぐらいで月収100万円を突破しています。 これまでどんな悲惨な人生を歩んでも、 諦めなければ誰でも理想の人生は手に入ります。 今の日本は納税のため、生活のため、 イヤイヤ働かざるを得ない人が大勢います。 (先進国で「勤労の義務」があるのは日本だけとか) マイホームを持つと「単身赴任」は、 サラリーマンでは良く聞く話です。 (結婚したり、ローンを抱えてたら、 簡単に会社をやめないだろうっていう・・・ 人の弱みに付け込んだ人事) ある意味、家族まで犠牲になるわけです。 私は、そんな労働に支配された人生なんて、 奴隷みたいで絶対嫌だ!と思っています。 どうせ一度きりの人生! 我慢・我慢で一生を終えるより、 自由に好きなように生きるべきです。 とはいえ、何をどうしたら良いのか? 分からない人がほとんどだと思います。 そこで、私がどのように脱サラから ネットビジネスで成功したのかを まとめた電子書籍を作成しました。 すでに読んで頂いた方からは、 「力強く熱意のこもった文章に感動しました」 「成功するための道がみえました」 「お金と時間の知識を知り、不安の根源がわかりました」 など、嬉しい感想をたくさん頂いております。 電子書籍出版のお声がけも頂いておりますが 多くの人に読んで頂きたいので、 期間限定で無料公開しています。 無料ですから、興味があれば覗いてみてください。 「パソコン一台で新しい田舎暮らし」を無料で読んでみる