【書評】「ネクストカンパニー」から学ぶ高単価商品戦略

こんにちは! せがひろです。

今回はですね、

「NEXT COMPANY」

新しい時代の経営と働き方

この本について話したいと思います。

この手の本というのは

いっぱい出ていて、

同じような構成かなーって、

軽い気持ちで読んでみたんですけど、

私がネットビジネスを勧めているのに

近いものを感じました。

今までの日本の企業というのは、

より高品質、より高性能、より安く

問題解決能力により、

市場を席巻してきたといっても

過言ではありません。

在庫の管理や製造工程を時短して、

とにかく限界までコストカット

していましたよねー。

TOYOTAなどは、

全部じゃないと思いますが、

倉庫というものすら

準備しないで、

トラックで運ばれた部材を

そのまま生産ラインに流すといった風に

部材として貯蔵すること

すら省いてきました。

つまりトラックが

倉庫みたいなものです。

なんですが、

今は日本の技術がどんどん真似されて、

モノづくりの多くは中国にも抜かれ、

安さでは、どうやっても

勝てない状況になっています。

今後は分かりませんが、

中国へ日本企業が進出したことにより、

実現しているのも事実です。

最初に結論を言っちゃうと、

これからの日本の会社は、

安く売るんじゃなくて、

高く売ることが

必要になってきます。

それはなぜなのか?

具体的にどうすればいいのか?

解説していきたいと思います。

もう高品質で安くはできない

日本はもう、

安さでは勝負できず、

薄利多売では生き残れない

状況になっています。

これは労働人口が減る。

1人当たりの労働時間が減る。

労働者平均年齢が上がる。

日本の現状から判断ができます。

まず、労働人口となる

15歳から64歳までの

バリバリ働く世代というのは、

2015年に約7,728万人

2065年には、約4,529万人

実に3,200万人が

減ると予想されています。

つまり働き手が減るということは、

大量生産がしにくく、

人件費も高くなってしまいます。

また、労働者1人当たりの

年間労働時間数も、

1995年の1,910時間(159時間/月)から、

2019年には、1,669時間(139時間/月)へ

減少しています。

因みに1960年では

2,200時間(183時間/月)だったので、

如何に労働時間が減少

しているかが分かると思います。

この要因としては、

パートタイム労働者が

増えたことも上げられていて、

パートタイム労働者を

除いた正社員のみの年間労働時間は、

2,000時間(166時間/月)で

推移しています。

因みに、パートタイムの割合は、

1995年に14.5%でしたが、

2019年には31.5%と

どんどん増えています。

勿論、パート従業員が

増えているとはいえ、

今後、労働者1人当たりの

労働時間は減っていくのは、

間違いありません。

また、コストが

高くなる要因として、

働く人の年齢が高くなることが

関係しています。

日本は大分薄れてきたとはいえ、

年功序列であって、

高齢者ほど人件費が

高いのは変わっていません。

今後、45歳以上の労働者は

どんどん増えていって、

70歳までの雇用を義務化。

こういったことが進んでいくと、

企業が抱える人件費は

どんどん増えていって、

コストが多く掛かるように

なっていくんですね。

また、これまで社会保険料は

どんどん上昇していますが、

サラリーマンの場合、

折半で企業側が半分支払っています。

つまり、これまでのように

良いものを安く大量に作り、

たくさん売るといった

考え方は改めないといけないわけです。

人口が減れば必要数も

減るわけですから、

そういった意味でも大量生産は

向かないと考えられますよね。

高く売れたらいいな!ではなく、

高く売らないと、

企業は生き残れないということです。

ただ、個人的には、

他の色んな著書でも見かけるように、

AIが台頭すれば働く場所が

無くなるケースもありますし、

ロボットで生産すれば

コストも抑えられると思っています。

事実、FAとか日本は過去にも、

産業用ロボットを導入する

ことによってコストを抑えています。

本書のコストに関する

考え方には疑問があります。

けど、必要とする個数、売れる個数が、

減るのは正しい見方だと思います。

高く売るための具体的な方法

次に商品を高く売るためには、

どうしたらいいのか?

それについても、

この本では多く紹介されています。

その中から、覚えておいた方が

良いと思うものを2つ紹介します。

情報

例えば、コンビニです。

スーパーの方が安く変えるのに、

コンビニを利用する人って

多いじゃないですか。

それは何故かと考えると、

近くにあって便利

欲しい商品も沢山あると・・・、

そういったことが

挙げられるのですが、

個人的には店の狭さも

あると思っています。

要は、時間のことなんですけど、

例えば、醤油を買おうと思った時、

スーパーで探すのは広いので大変です。

あと、種類もいっぱいあって、

選ぶのに迷ってしまいます。

始めていくところだと迷いますし、

しかもレジで何分も

待たされるじゃないですか。

それがコンビニだと、

選択肢が少なく、

レジも早いわけです。

なので、ついついコンビニを

利用しちゃうんですけど、

実はこれ、コンビニの情報網に

引っ掛かってるんですよ。

コンビニというのは、

できるだけ高い売値設定でも

売れるように販売個数を掌握し、

売れない商品のロスを減らすことで、

利益を最大化してるんですね。

このためにコンビニでは、

POSというシステムを利用しています。

POS自体は、

結構古くからあったシステムですが、

今までは上手く利用できていなかった

というのが正解だと思います。

POSシステムは、

いつ、どの店で、どんな商品が、いくつ売れたのか?

年齢、性別なども情報として取得しています。

年齢については、お客さんに聞くわけにはいかないので、

見た目で大体、何十代かを登録する感じです。

なぜ、こういうことが出来るかというと、

コンビニの規模だからできるんですね。

特に郊外にあるような、

大きなスーパーや

ショッピングモールでは、

お客さんが多すぎて、

先ほど言ったようにレジに時間が取られ過ぎて、

情報を収集することをできてないんですね。

更に、情報の重要性を分かっていない

経営者が多いとさえ感じます。

コンビニにも無くはありませんが、

無人のレジを採用している所もあります。

せっかくの機会を無駄に

しているようにしか、

私には思えません。

もし、コンビニのように情報を取得していれば、

あらゆることに利用できるのに・・・

例えば、

・この商品カテゴリーの売れ筋商品はどれか?

・客数が多いのはどの時間帯か?

・客単価が高くなるのは、どの時間帯か?

・この商品は何時頃にどんな商品とセットで売れているのか?

様々な情報が手に入るんです。

更に、その地域の学校や運動会の日程、

花火大会、祭りなど、

地元密着の情報も追加してきます。

すると、売り方がガラリと変わります。

・この立地では、これが売れる

・この時期は、これが売れる

・この位置に置いた方が売れる

そういった仮説がたてられ、

そのデータが集まる程、

精度が上昇していくわけです。

私が東京に住んでいた頃にあったんですけど、

花火大会があると近くのコンビニで、

飲料水の冷蔵棚が、

全部、ビールに置き換わってました。

なんかCMの一シーンを

見ているようでした。

話がちょっと逸れてしまいましたが、

そんな情報網に引っ掛かって、

あなたは高いにもかかわらず、

コンビニを利用しちゃうわけなんですね。

情報収集によりニーズが分かっているからこそ、

高い値段でも販売することが可能なわけです。

私も、お酒のつまみでチャンジャを

コンビニで買うようになった時期があるんですけど、

今まで、1個か2個しか置いていなかったのに、

いつの間にか5個並ぶようになっていました。

完全にPOSの野郎に読まれてるって感じです(笑)。

情報は取っていないけど、

同じようなことが他でもあって、

私の田舎は観光地でも

あるんですけど、

自動販売機の缶ジュースが

150円に統一されていたり、

ホテルの冷蔵庫なんかにも、

飲み物が用意されてるじゃないですか。

それこそ、コンビニより高い値段設定で

置いてあったりするんですよねー。

みなさんも、

経験したことあると思います。

あと、もう一つ、

情報が大事だというエピソードを紹介します。

ここではインドの冷蔵庫事情について、

話たいと思います。

日本を含め、色んなメーカーが参入しましたが、

最終的に韓国のLGやサムスンが勝利を収めました。

その方法が、冷蔵庫に鍵をつけるということで、

インド市場を席巻したんですよ。

子供たちが勝手に開けられないようにしたい!

現場ならではのニーズをきちんと

情報を収集することにより、

日本の家電メーカーに勝ち越したんですね。

「そんなニーズあったの?」っていう、

情報を収集していたから勝てたんですよね。

こんな風に、まずは情報が大事です。

お客さんのニーズを徹底的につかみ、

不満や課題に絞って、高い技術を注ぎ込む!

そうすれば、高単価でも、

狙ってヒットを打つことが可能になるんです。

売上最大化ではなく、粗利最大化を目指す

これはどういうことかというと、

商品に付加価値をつけて、

便利にして高く売るのではなく、

商品に高価値をつける!

それが重要だということです。

付加価値といえば、

例えば、自動車を高く売るために

シートにマッサージチェア機能をつける

といった発想が正にそうで、

付加価値なので、

工場での作業も増えるわけです。

そうするとコストがかさみ、

恐らく、小売店でマッサージチェアを売る程の

少ない利益を得ることしかできません。

そうじゃなくて、

これからの中小企業が考えるべきなのは、

高価値です。

例えば、バルミューダの家電は、

とにかくシンプルで、美しくつくられています。

トースターなんかは、

余計なボタンを無くし、

部屋に起きたくなるデザイン

それで、パン屋さんのように

焼き立てのパンが焼けるといった

1つの機能に特化させて

高価値を生み出しているんです。

つまり、付加ではなくて、

削る、捨てるといった発想が

必要になってくるんです。

それに似た話で、

最近、電気ポットって

みなくなったと思いませんか?

いつでも、暖かいお湯が利用できる!

それが売りだったんだと思いますが、

今は、電気ケトルの方が人気があって、

暖かい飲み物を飲みたい時にだけ、

お湯があればいいっていうね。

お湯が沸くの何て、ほんの数分なので、

食事の支度前にスイッチを入れれば、

準備が出来上がることには湧いています。

電気ポットの場合、

ずっと電源を入れっぱなしなので、

電気料にしてみたら、

物凄く高くつくわけです。

古いですけど、

家にある電気ポットなんか、

カップラーメン用の

3分タイマーがついていて、

時間になるとチャルメラが流れます(笑)。

これって必要か?って思っちゃうんですよね。

電気料しかり、電気ポットの生産コストがかさみ、

利益はそんなに変わらないんじゃないかと思います。

大量販売による売り上げの最大化を狙うのではなく、

1つの機能に特化して高価値をつける!

そうすることで、

粗利の最大化を狙いましょう!

ということです。

価値観の差が利潤になる

これまでに情報は高く売るために

重要といった話をしてきましたが、

ここでは、じゃあ質の高い情報とは、

どういったものか?

といった話をしたいと思います。

著者がサラリーマンとして働いていた当時、

衝撃を受けた一言があったそうです。

それがヨーゼフ・シュンペーターという、

経済学者の一言なんですが、

(「イノベーション」という

概念を始めて提唱した凄い人)

資本主義社会では、

価値観の差が利潤になる!

という言葉です。

これはつまり、

儲けるためには価値観の差を使うべき!

という言葉なんですね。

これを噛み砕いて、

更に説明していくと、

例えば、CDや本などの中古販売で、

説明すると分かりやすいと思いますが、

ネットの通販サイトでは、

数万円で取引されるような商品が、

田舎のリサイクルショップでは、

百円均一の棚に置かれていたり、

海外から比較的安く、

取り寄せられたりするんです。

例えば、クロッグサンダルってありますよね。

丸い大きな穴が開いていて、

ちょっと出かけるには楽なやつです。

ちょっと記憶が定かではありませんが、

ハワイに旅行した人が見かけて、

日本で売ったら流行ると思ったのがキッカケで、

実際に大ヒットしたわけです。

先程の冷蔵庫のカギもそうですが、

価値観の差がある場所に足を運び、

そこでは適正価格で売られている商品を

安く仕入れるのは、

一般的な買い付けです。

このように安く仕入れて高く売る!

これが可能なのも全て、価値観の差であり、

それに気づくための情報があるから、

これができるんです。

つまり、質の高い情報とは、

価値観の差そのもの、

あるいは、それに繋がる情報を意味します。

これってコレクターズアイテム

なんかは正にそうで、

一般の人にしてみたら、

何の価値も感じないものが、

収集家にしてみたら、

何百万、何千万でも買いたいと

思うのと一緒です。

今は、昔と違ってネットを使うことにより、

質の高い情報を得ることが可能です。

そこら辺まで詳しく知りたい方は、

ぜひ、本を買って読んでみてください。

これからの生き方

今回紹介した以外にも、

新しい時代を生き残るためには、

企業や個人がどう変わっていったら

良いのかを解説しています。

私なりの視点を

ちょっと話たいのですが、

都会では、隣に誰が住んでいるか?

わからないのが普通ですよね。

買い物にくるお客さんも、

誰か分からない人である

ことの方が多いわけです。

だから情報収集する

必要があると感じました。

それが、田舎だと隣どころか、

地域に誰が住んでいるかも把握していて、

いつも買い物に来る時間に

来ない住民がいれば「どうしたんだろ?」って、

心配したり、あるいは様子を

伺いに行ったりするものです。

それが結果的に防犯に繋がったりも

するわけなんですけどね。

見かけない人が歩いてたら、

すぐに分かるっていうね。

ちょっと固い話になるかもしれませんが、

共同体・・・、要は近所づきあいが無いから、

あの手この手で情報収集が

必要になるわけです。

今は、ネット通販も

盛んになってきてますので、

コンビニすら行かなくなる

時代が来るかもしれません。

高単価で商品を生み出すことと、

これから、どう生きていくかは

分けて考えたいものです。

この内容が参考になれば嬉しいです。

動画紹介

今回の内容について、

参考になる動画を紹介します。

ぜひ、視聴してみてください。

https://youtu.be/nwJpHoTAHVo

以下のブログも参考になります。

個人でビジネスをやる場合、いくらインターネットを使っても大企業のように薄利多売で大きく稼ぐことはできません。理由は、集客力の差です。個人で起業して充分な結果を上げるためには、逆に大企業ではできない少数のお客さんに寄り添ったビジネススタイルが求められます。参考事例も紹介していますので、興味がある方は一読ください。

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