一人っ子と兄弟姉妹の性格はどのようにして決まるのか?

こんにちは! せがひろです。

今回は、兄弟姉妹の

存在について

話したいと思います。

はじめに

一人っ子の場合、

家族の中に同年代の

話す相手がいません。

私は大人になっても、

嫁いでいった姉と今でも、

話すこともあるし、

相談することもあります。

しかし、一人っ子だと、

その部分は友達で補う

イメージになりますが、

小さい頃から

同年代の子供と

一緒にいる時間は、

圧倒的に

少ないわけです。

血のつながりといった

違いもあるでしょう。

誤解しないで

欲しいのですが、

「兄弟姉妹がいた方が良い」

といった話をしたいのではなく、

どのような考え方の

違いがあるかを知り、

向き合い方の

参考にして欲しい。

といった

趣旨になります。

興味がある方は、

ぜひ、最後まで

読んでみてください。

今回の内容は、

日本子ども社会学会の

資料を参考にしています。

参照元:きょうだい関係の意味するもの

そもそも兄弟姉妹関係とは何か

人が人たり得るのは、

人の間においてであり、

様々な他者との

相互作用が欠かせません。

一人で生きているように

思っていても、

多くの人の

関わり合いの中で、

私たちは

生きているわけです。

家族、友達、上司、先輩、後輩、

衣食住を提供してくれる方々など、

お金の話は

抜きにしても、

あなたが一人で

全てやることなんて、

できないわけです。

また、家を建てる

木材などは、

もうこの世に生きていない

先人たちが植林してくれた

ことによって恩恵を受けています。

野菜も、魚も、肉も、

ずっと絶やさずに育んできた、

先人たちの上に

成り立っているわけです。

とりわけ家族における親と子、

兄弟姉妹間の相互作用は、

その後の対人関係の基礎を

なすものであり、

人の長期に渡る

ライフサイクルにおいて、

大きな意味を持つと

考えられるわけです。

少子化が叫ばれる昨今、

改めて兄弟姉妹関係の

持つ意味と、

その特質について

考えてみましょう。

兄弟姉妹関係は興味深く、

不思議な関係でもあります。

自己を映す鏡のようで、

・類似と非類似

・親密さと葛藤

それが入り混じった

存在です。

兄弟姉妹関係は、

社会化にも重要な役割を果たし、

個人の適応やその行動様式と

密接に関わっています。

例えば、あなたの親が

亡くなったときを

想像してみてください。

親というのは、

何でも無理を言える

相手といえますよね。

あなたが

言っていることが

謝っていようが、

親身になって

受け止めて

くれるわけです。

その存在が、

順番でいって、

先にこの世から

いなくなるわけです。

その時に血が

繋がっている

存在というのが、

兄弟姉妹に

なるわけです。

このように記すと、

「ひとりっ子はどうなるの?」

そう反問されそうですが、

冒頭でも触れたように、

一人っ子のことを

知るためには、

兄弟姉妹を

知っておきましょう。

ということです。

少子化とひとりっ子の

家庭が増加しています。

また、兄弟姉妹数が

3人以上の家庭は、

急減しつつあります。

中間子の存在が、

実は希少となっています。

兄弟姉妹関係は、

いわば、所与のもの

としてあります。

当たり前のことですが、

兄弟姉妹の存在は、

非選択的に決定され

与えられているわけです。

兄弟姉妹関係は

多様ですが、

そうした関わりの

如何に関わらず、

動かしがたい

ある種の強い「絆」が、

親子や兄弟姉妹の間には、

すでに存在しています。

その一方で、

兄弟姉妹関係は、

長期に渡る関わり合いと

影響の授受を経て、

次第に変化し、

成長の各段階において、

様々な様相をみせます。

その意味で、

兄弟姉妹関係は、

「所与のもの」

でありながら、

長期にわたって

「作り上げられるもの」

でもある。

この「作り上げられる」

側面をどう捉えるかは、

大きな課題である。

なぜなら、

「個」は、

他者との関係性の

中で練り上げられ、

その「個」を

発揮するからです。

しかし、今日、

「個」が充分な

関係性を持ちうる

存在となって

いるかどうか、

甚だ心もとない

状況であり、

その希薄化の懸念が

指摘されています。

子どもを含む、

大人世代も、

こうした関係性の

ありようについて、

議論を深めるべき

ときではないでしょうか。

「所与のもの」

としての側面を

強調すれば、

兄弟姉妹は、

その運命的な

出会いの強固さと、

社会を構成する

基本的な単位としての

重みを感じる

ことになります。

そして、

兄弟姉妹間に

強い心理的な結びつきを

生じさせると共に、

出生順位や、

兄弟姉妹数、

性別構成など、

その置かれた

位置によって、

兄弟姉妹相互の

意識や行動が規定

されます。

「所与のもの」としての

兄弟姉妹関係が、

自己の座標軸

として機能し、

自己を知る

大きな手掛かり

となります。

「作り上げられるもの」

としての側面はどうか。

これは「所与のもの」

としての側面から、

必然的に生じる

ものと相まって、

様々な兄弟姉妹

関係を生起させます。

親和や調和的な

関係だけでなく、

兄弟姉妹の置かれた

位置や状況によって、

兄弟姉妹間には

序列や優劣、

葛藤や競争も

生じるわけです。

また、社会・文化的な

枠組みや期待も交錯します。

これらは、兄弟姉妹

それぞれの特性と経験、

そして心理的な成長に

伴って動的に変化します。

つまり、兄弟姉妹は、

自らの位置と、

社会・文化的期待を

受けながら、

長期にわたり

その関係を形成し

維持する存在です。

あるときは

同化の対象として、

またあるときは

対比の対象として、

兄弟姉妹は

相互に影響しあいます。

そして、

ときにその結びつきを

強めることもあれば、

逆に、

その結びつきを弱め、

そこから一定の距離を

置くこともあります。

それは同時に、

自己を捉え、

それぞれの

方向性・志向性を

探っていく

過程でもあるわけです。

いずれにせよ、

兄弟姉妹は、

自己を規定する。

ひとつの枠組み

として作用し、

その形成を

促すのです。

兄弟姉妹関係は、

自己の形成と相まって、

形づくられる

ものでもあります。

このように考えると、

「所与のもの」としての

兄弟姉妹関係の側面は、

相対的に年齢段階の

低い時期に強くみられ、

心理的な成長や発達につれ、

「作り上げられるもの」

としての側面が強まって

くることになります。

そうした中で、

互いの違いを

認めあいながら、

次第にその存在を肯定し、

兄弟姉妹が持つ

独特のつながり、

すなわち「所与のもの」

としての側面を、

新たに感じ取って

いくことになります。

ここに兄弟姉妹の

繋がりの妙があり、

兄弟姉妹関係の

面白さもあるように

思われます。

その意味で、

兄弟姉妹関係は、

「選択的な」関係である

友人関係や夫婦関係と

一線を画すことができます。

兄弟姉妹関係を

形成し得ないひとりっ子は、

「所与のもの」

としての親、

あるいは、

いとこなどとの

関係がより重みを

増すことになります。

しかし、

ひとりっ子にとって、

友人関係がより重みを

持つものになるかどうかは、

明確ではありません。

いずれにせよ、

兄弟姉妹関係を

論じることは、

暗黙のうちに、

友人関係との異同を

論じることに繋がる

ように思われます。

ここでは、こうした

基本的視点から、

最近の研究を取り上げ、

兄弟姉妹関係の意味

するもの、

そしてその特質に

ついて考えてみましょう。

兄弟姉妹関係の研究結果

兄弟姉妹関係には、

出生順位や、年齢差、

性差、

兄弟姉妹数、

性別構成など、

多様な要因が

存在します。

こうした要因に加え、

兄弟姉妹それぞれの

年齢段階に伴う

心理的な成長と

発達的変化も、

兄弟姉妹関係を

規定する大きな

要因となります。

兄弟姉妹関係の

複雑さ、研究の困難さも

そうした点にあります。

例えば、日本での

実証的研究においては、

親子関係や

夫婦関係と比較して、

兄弟姉妹関係の研究は

少ないとされています。

その理由として、

①兄弟姉妹関係の軽視

②研究の困難さ

③間接的な影響の多さ

などをあげています。

ここでは心理学や保育学、

教育学など様々な視点から、

子育てや兄弟姉妹の性格、

出生順位による特性などについて

解説したいと思います。

兄弟姉妹関係の研究において、

その特徴や形成と変化を捉える

理論的視点が必ずしも

充分ではない側面があります。

兄弟姉妹関係を捉える

子ども社会研究研究動向視点は、

心理学、教育学、社会学、

経済学、医学、教育社会学、

家族社会学、健康科学など、

様々なものがあり、

極めて幅広い研究領域に

またがっています。

さらには、文学や

歴史学との接点もあります。

その意味で、今後の学際的な

研究の進展が期待される

テーマであるといえます。

じゃあ、兄弟姉妹関係をどう見たらいいの

兄弟姉妹関係については、

出生順位による性格や行動特性、

知的レベルや学業達成、

志向性や適性、

更には兄弟姉妹意識の

違いなどが、

主たるテーマとなります。

兄弟姉妹の性格については、

その測定方法によって、

結果の捉え方も

異なる可能性があります。

また、研究対象を

どう設定するか?

それによっても

違った様相を見せます。

私も常々感じていますが、

アンケートというのは、

ある意味、

インスピレーションで

回答する感じだと思います。

アンケートの趣旨も

分からないまま、

選択肢が限られていて

それに回答するのが、

どれ程意味があるのか?

甚だ疑問です。

こうした困難な側面と

制約があることを

考慮しつつ、

上述したテーマについて、

ひとりっ子の特性も含めて

みていきましょう。

一人っ子の特徴

ある本で読んだ一人っ子の

特徴について解説します。

いずれ、別なブログで

その本は紹介したいと思います。

一人っ子で育つと、

素直で裏表が無くなります。

兄弟姉妹がいるより、

感情が顔に出やすいです。

その結果、場の空気を

読めません。

次に一つのことに一途です。

兄弟姉妹がいないことから、

自分がやりたいことを好き勝手に

やれる環境で育っています。

それにより、興味のあることに

没頭し自由な発想と、

ユニークなセンスを

持ち合わせていることが多いです。

個人的には、兄弟姉妹がいても、

性別が違うと、

お互いに重なる興味部分が

少ないので一途になる傾向が

あると感じています。

その一方で、

興味がないことには無関心・・・。

要は、協調性という

学習する機会が少ないと言えます。

続いて、人間関係にドライです。

まず、兄弟姉妹喧嘩は

経験がありませんから、

人との距離感が独特です。

要は、自分の時間を楽しみたいため、

人間関係に執着しない傾向にあります。

ただ、学校では同級生も

いるわけですから、

必ずしも、ここで説明したような

性格になるとは限りません。

同年代と接するのは、

兄弟姉妹だけではないですからね。

兄弟姉妹数と出生順位

出生順位については、

ある種のステレオタイプ

・第一子は、賢くて従順

・末っ子は責任感に欠ける

・ひとりっ子は愛想が悪いなど、

実際にこうした評価が

なされがちです。

また、高校生と大学生を

対象とした研究では、

職業と出生順位について、

出生順位と社会的地位

との間に負の関係が示され、

宇宙飛行士、外科医、弁護士など

社会的地位の高い職業は、

第一子向きと評価されています。

ポーランドでのデータでは、

現実に出生順位と社会的地位

との間に関連が見られ、

出生順位が下がるにつれて、

社会的地位、さらには学歴が

低くなる傾向がありました。

つまり、

出生順位に関する

ステレオタイプが、

親の期待と相まって

現実化し、

自己成就する可能性が

示されているわけです。

こうした出生順位の

違いというのは興味

深いといわれています。

(ただ、かなり難問だと

思います。

実際に私の兄弟姉妹は、

これに当てはまらないし、

女優の内田有紀さんは、

20歳離れた兄弟姉妹

がいます。

20歳離れていて、

影響があるとは、

とても考え

にくいですよね。)

進化心理学の視点から、

出生順位の違いという

状況に適合する形で、

性格・行動特性が

形成されるとし、

第一子の誠実性や

中間子の調和性

(人あたりのよさ)

などを指摘しています。

これは、兄弟姉妹が、

それぞれ特有のニッチを

見いだす過程と、

密接に関連しています。

歴史上の人物を

取り上げてみても、

こうした特性が

反映しているとか・・・。

例えば、中間子は、

政治的変革期において、

暴力的な手段に

訴えることが少ない

という指摘があるそうです。

出生順位と知的レベル、

教育達成については、

主に心理学の分野で

出生順位とIQとの関連が

取り上げられており、

第一子ほど有利で

あるとされています。

ただし、この効果は、

家族間データによるものであり、

家族内データでは

見られないとする

研究もあります。

兄弟姉妹の数が多いほど、

また出生順位が遅いほど、

知的レベルが低下し、

結果として低い教育達成に

繋がるということです。

実際にいくつかの研究で、

出生順位と教育的達成の間に

負の関係が見られます。

アメリカで、

1990年から2008年にかけて、

10~14歳の子どもを持つ

母親を対象に、

子どもの学業の優秀さを

尋ねた研究があり、

ここでも類似した結果が

得られています。

クラスで優れた成績を

残していると評価される割合は、

第一子が最も高く、

第二子以降になるにつれ、

その割合は低下しています。

逆に、成績が振るわない

とする割合は、

末っ子に多く、

第一子には少ないです。

さらに、出生順位効果が、

研究デザインによる

「方法論的錯覚」に

基づくものと見なされ

がちな点を指摘した上で、

家族内デザインを

用いた研究で、

第一子は要求水準が

高いこと、

そのことがより高い

教育達成に

結びついていることを

明らかにしています。

なお、こうした要求水準は、

同じ第一子でも男性より、

女性の方が13%も高く、

より野心的であると

しています。

また、兄弟姉妹数が

多いほど、

教育達成が

低いとしています。

兄弟姉妹数、出生順位、

兄弟姉妹の性別などの

視点から、

教育達成を直接比較し、

やはり、兄弟姉妹数が

多くなると、

教育達成に負の効果を

もたらすことを見い

だしています。

また、出生順位が教育達成に

もたらす効果については、

高齢コーホート

(1926~40年生まれ)と、

中年後期コーホート

(1941~55年生まれ)では、

出生順位の遅い

兄弟姉妹の学歴が高く、

中年前期コーホート

(1956~70年生まれ)と、

若年コーホート

(1971~80年生まれ)では、

出生順位が早い方が

高かったそうです。

こうした正から負への

効果の変化は、

1955年生まれころを境に

起きたと考えられています。

ただし、

第一子と第二子に

関してみれば、

その半数が、

同程度の教育達成を

示しており、

平等化の側面も伺えます。

また、同様な視点から

大学進学希望を検討し,

全体として、

兄弟姉妹が多いほど、

そして遅く生まれた子どもほど、

大学進学機会が

閉ざされる傾向に

あると指摘しています。

また、他の兄弟姉妹の

動向を加えると、

親は弟妹を平等に扱おうと

希望するものの、

そこにはジェンダー・ギャップがあり、

弟にはそれが該当するが、

妹はそれほどでも

ないそうです。

つまり、こうした

男女の違いが、

女子の進学機会の減少に

繋がっている可能性を

示唆しているということです。

なぜ、出生順位により差が出るのか

なぜ、兄弟姉妹数が

多いほど、

そして出生順位が

遅いほど、

教育達成が低く

なるのでしょうか?

考えられる理由として、

以下の3つがあります。

1.合流モデル

子どもの知的レベルは、

家族全員の知的レベルの

平均によって決まるという

考え方です。

したがって、

家族の中で子どもの

数が多いほど、

出生順位が

遅くなるほど、

また、兄や姉との

年齢差が小さいほど、

子どもの

知的レベルが下がり、

教育達成も低下する

ことになるわけです。

つまり、家族に合流する

子どもが多いほど、

そして遅れて合流する

ものほど不利になるわけです。

2.資源希釈モデル

子どもが多いと、

親が子どもに振り向ける

資源・時間・注意が

希釈され、

資源の奪い合いが起こり、

親など大人の占める

割合が下がり、

大人との関わりも

少なくなります。

第一子はライバルである

弟妹の出現まで、

親との時間を独占でき、

他の兄弟姉妹と共有する

必要はないのに対し、

第二子以降は親との時間を

兄弟姉妹同士で共有する

ことになり、

第一子ほど親と過ごす時間が

ないためとしています。

同様に親は子どもに資源を

公平に分け与えようという、

公平ヒューリスティックがあり、

どの子どもにも同じ程度注意を

注ごうとするものです。

しかし、第一子は、

それを独占できる

期間があるため、

第一子に有利に作用し、

結果として不平等が

もたらされるというわけです。

3.選択的投資モデル

親は限られた資源の中で

選択的に投資を行うが、

その際、子どもの出生順位や

性別が影響を与えるという

考え方です。

まず、第二子以降は、

母親の年齢が高くなってから

生まれることにより、

遺伝的に劣ったものを

受け取る可能性があるため

という考え方(遺伝モデル)です。

また、合流モデルと関連するが、

末っ子には自分より下の

兄弟姉妹に教える経験を

持つことができず、

学習スキルを

伸ばせないためという

考え方(教授モデル)です。

教えることは、

学習することであり、

その意味で教える

経験がないと、

学習も不充分となり、

結果として知的レベルが

低くなると考えられています。

さらには、

第二子以降になると、

親の離婚など家族構造が

変化しがちです。

(家族構造変化モデル)

こうした家族の危機に

遭遇することによって、

学業面で不利になる

という考え方です。

これらのモデルは、

いずれも単独で説明が

できるというより、

いくつかが絡み合って

作用しているように

思われるわけです。

例えば、ひとりっ子は、

第一子ほどではないにせよ、

高い知的レベル、

教育達成を示すと

されています。

これも、いくつかのモデルを

組み合わせることによって、

より説明の可能性が

高まるように思われます。

ところで、

すでに触れたように、

進化心理学の視点から、

こうした出生順位による

兄弟姉妹差を論じています。

兄弟姉妹は、

親からの愛情と

投資を求め、

それぞれ独自の

適応戦略を描く

ことになります。

それぞれ特色を出して、

自分なりの居場所を求め、

棲み分けを図るのです。

第一子が学業に

秀でていれば、

第二子以降は、

芸術やスポーツなどに、

自らを賭けることに

なると考えられます。

出生順位と購買行動の実験

イタリア人を対象に、

商品棚に並んでいる

飲み物やスナック菓子のうち、

自分の好きな品物を

購入してもらい、

その際の決定時間と

どんなものを買うかを

検討した研究は、

気分の違いによって、

こうした行動の変化を

見る狙いのもとに行われ、

(ここでは気分の

影響については触れません。)

その結果、

末っ子とひとりっ子は、

第一子と中間子に比べ、

決定時間が短く、

風変わりなものを選ぶ

傾向が見られたそうです。

末っ子の決断の早さ、

リスク志向が示唆されます。

この点は、

これまでの指摘と

合致しています。

ひとりっ子は、

概して自信家である

とされています。

実際、自分の得意な事柄が

どのぐらい自己にとって

重要であるか、

また、そのことを自分で

どう評価するかを尋ねると、

ひとりっ子は、

兄弟姉妹のいる人よりも

その重要性を高く捉え、

しかも、

その事柄に関して

自己評価がより高いことが

明らかとなったわけです。

出生順位とスポーツの向き不向き

スポーツの分野で

秀でた成果を挙げるのは、

末っ子が多い。

サッカーW杯の2008年および

2012年の日本代表メンバーを見ると、

その多くが末っ子でした。

また、日本のプロ野球の

ホームランバッターも、

そのほとんどが

末っ子です。

こうした例を挙げれば

枚挙に暇がありません。

さらに、アメリカにおける

メジャーリーガーの、

兄弟姉妹で在籍した

選手を調べた研究では、

ここでも、

下の兄弟姉妹が

優れていたそうです。

例えば、下の兄弟姉妹は、

上の兄弟姉妹よりも、

1試合当たりの

ホームラン数は2.78倍、

1試合当たり得た

死球の数は4.70倍、

盗塁成功率は、

3.16倍となる

(いずれもオッズ比)。

これはリスクを厭わない

下の兄弟姉妹関係の

意味するものです。

そのことが出場試合数

(下の兄弟姉妹は162試合多い)、

メジャーリーグ在籍年数の長さ

(下は上の5.50倍)に反映して

いると考えられます。

兄弟姉妹関係と社会生活、

健康との関連兄弟姉妹が

多いことによって、

離婚率が低下すると

いわれています。

これはアメリカで

1972年から2012年までに渡り、

5万7千人を対象に行われた

調査の結果であり、

兄弟姉妹が多くなると、

兄弟姉妹がひとり増えるごとに

離婚する可能性が

3%ずつ低下していた。

これは兄弟姉妹が

多いことによって、

人間関係に関わる

経験も増え、

葛藤やトラブルに対する

対処能力が培われるためと

考えられています。

兄弟姉妹の出生順位によって、

アレルギー疾患に違いが

見られることも指摘されています。

また、イギリスにおいて、

花粉症の割合が兄弟姉妹の数、

特に年長の兄弟姉妹数に

反比例することを見いだし、

幼少時に感染に

さらされることの

少ない環境ほど、

花粉症になりやすいとして、

衛生仮説を提唱しています。

つまり、兄弟姉妹が

多ければ、

非衛生的な環境となり、

アレルギーになりにくい

ということです。

2012年、ロート製薬が、

0~16歳の子どもを持つ

父母を対象とした、

「子どもの花粉症」

アンケート調査を実施し、

10~16歳の子どもに限定して、

出生順と花粉症発症について

尋ねた結果(ロート製薬,2013)、

第一子では39.7%、

第二子は29.2%、

第三子は28.6%が、

花粉症であると答えた。

これは第一子が一番

アレルギー体質になりやすく、

第二子、第三子と

兄弟姉妹の数が

増えるにつれて、

上の子から感染症が

うつるので強くなり、

アレルギー体質には

なりにくいという、

衛生仮説に即した

結果と考えられる。

また、男性の第一子と

第二子以降とで、

第一子に肥満が多いという

それまでの結果を踏まえ、

スウェーデンの女性を

対象とした研究を行い、

やはり第一子に肥満が

多いことを明らかに

しています。

この他、

兄弟姉妹数が

多いほど、

脳卒中などの死亡リスクが

高まることも指摘されています。

ひとりっ子の社会生活

兄弟姉妹のいない

ひとりっ子は、

低年齢段階における

子ども同士のやりとりに

欠ける面があり、

社会的スキルの発達が

遅れがちとなる可能性が

あるそうです。

その一方で、

学校生活を経る

ことによって、

同世代の子どもとの

やり取りが増え、

社会的スキルの向上が

見られるのではないか

とも考えられています。

この点について、

幼稚園から小学校5年生に

なるまでの、

縦断的変化を

検討した研究があり、

結果は兄弟姉妹の

いる子どもに比べ、

ひとりっ子の

スキルの改善は、

見られなかった

ということです。

学校生活は、

子どもの生活時間の

25%にも満たないもので、

そこでの仲間経験は、

兄弟姉妹間での

やりとりほどの

インパクトを持たない

可能性が示唆されています。

兄弟姉妹関係の認知と意識

兄弟姉妹は互いを

どう捉えているだろうか。

それは兄弟姉妹の

出生順位や性、

さらには発達段階に

よって異なるだろうか?

こうした点について見ると、

兄弟姉妹関係は、

小学生から中学・高校、

大学と発達段階を経るごとに

次第にポジティブなものとなります。

また、男性よりも

女性の方が兄弟姉妹関係を

よりポジティブなものと

捉えています。

女性の親和性が、

兄弟姉妹関係においても

示されているといえます。

また、男性が

高校生段階になって

兄弟姉妹関係の

捉え方が好転するのに対し、

女性は中学生段階頃から

そうした傾向が見られる

ようになるそうです。

これは成熟とともに、

兄弟姉妹が適度な

距離をとることが

できるようになること、

また、自己の得意分野での

達成レベルが上がり、

自己肯定化がなされ

やすくなることなどが

関わっています。

結果として、

互いの良さを感じ取れる

ようになると考えられます。

出生順位の点から見ると、

第一子は自らの

兄弟姉妹に対し、

比較的距離を置いた

捉え方をするということです。

第一子は下の兄弟姉妹に、

教えリードする立場にあることが、

こうした捉え方に

反映される可能性があります。

これに対し第二子は、

上の兄弟姉妹の良さを

素直に肯定

できることになります。

下の兄弟姉妹の

ある種の気楽さは、

こうした側面と

関連しているわけです。

友人関係、

兄弟姉妹関係いずれも、

中学から高校、

大学と発達段階を経るごとに、

ポジティブな度合いが高まり、

その進行過程は類似したものと

なっています。

ただし、

そのポジティブさの程度は、

友人関係の方が高くなります。

そして年下の兄弟姉妹は、

自分の下に兄弟姉妹が

欲しいとは思わないが、

年上の兄弟姉妹は、

自分の上に兄弟姉妹が

欲しかったと、

答える傾向が見られた。

年下は、兄弟姉妹へ

相談する度合いが

高いのに対し、

年上の兄弟姉妹は、

兄弟姉妹に相談する度合いが

低いことと合わせると、

年上は、そうした頼れる

兄弟姉妹の存在を望んで

いる可能性があるわけです。

ひとりっ子の意識

では、ひとりっ子は

どうでしょう。

ひとりっ子は、

ひとりっ子であることを

気楽としつつも、

その程度はわずかであり、

兄弟姉妹のいる子は、

ひとりっ子を

それ程気楽だとは

思っていませn。

また、ひとりっ子が

ひとりっ子で良かったと

する程度は、

兄弟姉妹のいる人が

兄弟姉妹がいて良かったと

思う程度ほどではありません。

こうした、ひとりっ子で

良かったとする程度は、

男女差もあり、

女性の方が男性より、

ひとりっ子であることに

寂しさも感じているようです。

ここにひとりっ子と

兄弟姉妹がいる子の

意識の違いが見られ、

兄弟姉妹がいることの

ポジティブな意味あいが

示唆されています。

まとめ

どうでしたか?

この内容は研究結果を

基にしているので、

統計的な話しであり、

全ての兄弟姉妹関係に

当てはまるとは限りません。

ですが、

一人っ子と兄弟姉妹が

いる立場では、

どうも違いそうだと

いうところを

感じ取って

頂ければと思いました。

まー、第一子も、

第二子が生まれるまでは、

一人っ子と同じだと

私は思いましたが、

みなさんはどうでしょう。

その子の性格とか、

才能と以前に、

親が亡くなった後の、

身内として、

兄弟姉妹がいた方が

心の支えになると、

私は思っています。

一人っ子と一人ぼっちは違います。

人間は本能的に、

血のつながったものの存在、

そこに安心感を持つの

だと思います。

年を取ると順番に

血のつながった身内が

減っていきます。

その時の心のよりどころとして、

半永久的に家族が繋がる

そんな世の中に

なればいいのになーって、

私は思います。

この内容が参考になれば嬉しいです。

動画紹介

今回の内容について、

参考になる動画を紹介します。

ぜひ、視聴してみてください。

https://youtu.be/dQMpfVn-LGg

以下のブログも参考になります。

私は、単身赴任で家族と離れて暮らしていた元サラリーマンです。家族とのつながりを保つことは、私にとって非常に大切なことです。 しかし、仕事や距離のせいで、家族とのコミュニケーションや関わり方が減ってしまいました。 そこで、私は単身赴任から解放されて家族と一緒に暮らすためにネットビジネスを始めることにしました。


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私は、会社員時代は単身赴任で全国を飛び回っていました。

毎日満員電車に揺られて出勤し、
嫌な上司からパワハラを受けながら働いていました。

給料は安くて、家賃や生活費で
ほとんど消えていました。

家族とは離れて暮らし、
週末も帰省する余裕もなく、

電話やメールでしか
連絡できませんでした。

家族との時間を失ってまで、

こんな人生で本当に幸せなのか?
自分は何のために生きているのか?

そんな悩みが頭から離れませんでした。

そんな時、ネットビジネス
というものに出会いました。

ネットビジネスとは、
インターネットを使って

自分の好きなことや得意なことを
商品やサービスとして提供するビジネスです。

私は、人間嫌いで一人で行動するのが
好きだったので、

ネットビジネスは
まさにピッタリだと思いました。

しかし、私にはネットビジネスの
知識も経験も資金も人脈もありませんでした。

どうすればいいか分からず、
不安や恐怖でいっぱいでした。

ですが、自由に生きるためには
リスクを背負ってでも

チャレンジするしかないと
思い切って飛び込んでみました。

そして、半年後、
私は初収益を達成しました。

今では、自動で稼ぐ仕組みを作り上げて、
お金と時間に縛られずに自由に生きています。

田舎で家族と一緒に暮らしたり、
旅行したり、趣味に没頭したり、

自分のやりたいことを
思う存分楽しんでいます。

私だけではありません。

私と同じ起業家仲間も、
単身赴任や出稼ぎなど

家族と離れて暮らしていた
人たちが多くいます。

彼らも私も、特別な才能やセンスや
資金があったわけではありません。

ただ、家族と一緒に生きたいという
強い思いと 行動力があっただけです。

あなたは今の人生に満足していますか?

毎日イヤイヤ働いて、
お金や時間に不自由して、

家族との時間を犠牲にして、
自分の夢ややりたいことを諦めて、

我慢・我慢で一生を終えるつもりですか?

私は、そんな人生は嫌だと思いました。

どうせ一度きりの人生なら、
自分の好きなように生きるべきです。

しかし、自由に生きるためには
何をどうしたらいいのか分からないですよねー。

私もそうでした。

そんな私がどのように単身赴任・出稼ぎ生活から
ネットビジネスで成功したのかを

詳しくまとめた電子書籍を作成しました。

この電子書籍では、
以下のことを学ぶことができます。

・ネットビジネスとは何か?
・メリットとデメリットは何か?
・成功するために必要なことは何か?
・稼ぐ仕組みと具体的な方法は何か?
・家族と一緒に生きるために必要なお金と時間の知識

この電子書籍を読めば、
あなたも 単身赴任・出稼ぎから脱出して

ネットビジネスで自由に生きる方法が分かります。

この電子書籍は、私がこれまでに培ってきた
ノウハウや経験を惜しみなく公開しています。

すでに読んで頂いた方からは、
「家族と一緒に暮らせるようになりました」
「単身赴任・出稼ぎの苦しみから解放されました」
「お金と時間の知識を知り、不安の根源がわかりました」 など、

嬉しい感想をたくさん頂いております。

この電子書籍は、
本来有料で販売する予定でしたが、

多くの人に単身赴任・出稼ぎから脱出して
自由に生きる方法を知って欲しいと思い、

期間限定で無料公開しています。

あなたも単身赴任・出稼ぎから脱出して
ネットビジネスで自由に生きる方法を学んでみませんか?

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私の経歴は、こちらの記事で詳しく書いています。
自由を手に入れるまでの軌跡と思い


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。