こんにちは！ せがひろです。
今回は、
「THE ART OF Significance 至高の領域」
これを紹介したいと思います。
ブログタイトルに英語部分まで含めると
長過ぎてしまうので、
省略しました。すいません（汗）。
ところで、本のタイトルにある
Significance（意義）という言葉を
ご存じでしょうか？
一応説明すると
単なる自分の成功のためではなく、
大きな使命を持って、
貢献で生きている
状態のことを言います。
ちなみに、THE ART OF Significanceを
直訳すると意義の芸術となります。
つまり、成功ということではありません。
成功というのは、
あなたが望むものを手に入れ、
表面的なレベルで
幸福を見つけることです。
また、目標の背景にある本来の
人生の目的を持たずに
目標を達成する状態です。
成功という言葉のイメージとしては
あなたが望む人生を創造しますが、
世の中には何も残しません。
一方、Significanceは
単なる成功ではなくてより高い
幸福と充実感のことです。
先ほどの直訳にもあるように
一言では間違って伝わりますが、
人生単位で培った本当の意味での
幸せや使命を見つけ、
それに従って行動する
最高の充実のことです。
あえて日本語で表現するのであれば、
至高の領域がしっくりきます。
至高の領域に至るには
自分の使命を自覚して世間に向けて
発信する努力が必要となります。
目次
物事には理由がある
物事には必ず理由があります。
その理由は何なのか？
自分の人生の目的が何かを
見極めるのは、
人生を通してのあなたの責務です。
単に自分が欲しいものを
手に入れるためではなく、
努力して手に入れたものに
至高の領域を見出すことができます。
例えば、ハリウッドのセレブは、
豪邸や高級車、高級な宝飾品を持つことで
自分が偉大なことをアピールしています。
誰がみても成功者と言えるでしょう。
一方、マジック・ションソンは、
エイズ撲滅の啓もう活動を行い、
活気のない地域に映画館やレストラン、
ショッピングモールを建設しました。
また恵まれない若者のために
雇用を生み出し、
経済を活性化することに
邁進しています。
世の中に成功者は数多くいますが、
マジック・ジョンソンのように
Significanceな人は、
ごく僅かです。
あなたはどちらになりたいでしょうか？
今回取り上げた本を読めば
感情的にも知的にも、
人生でより高貴な道を歩み
その過程でより多くの
充実感を得られます。
私が思うに個人レベルで
考えるのではなく、
国や地域で考える必要があるのに
充分にやれていない。
政治家や官僚にこそ、
読んで欲しいと感じましたけどね。
話が逸れてしまいましたが、
このブログでは特に気になった
7つについて解説したいと思います。
１．我慢と辛抱は違う
我慢と辛抱は
言葉としては似ていますが、
意味合いが全く異なります。
我慢とは、自分がしたくないことや
嫌なことに堪えるという意味です。
一方、辛抱とは、
より高い目標や目的のために
積極的に努力を続けることを意味します。
現在の状況であなたは、
我慢と辛抱のどちらの状態でしょうか？
これらの違いを
さらに深く知るためには、
「どのように」と考えるのではなく、
「なぜ」を理解することが重要です。
我慢は誰にとっても今まで美徳と
教えられてきましたが、
これも極端になると人生に
悪影響をもたらしてしまいます。
悪い方の我慢は何かを始める時の
言い訳として使われます。
一方の辛抱は、
既に何かを始めることを決意し、
既に自分が何かをやる状態を
迎えているという
違いがあります。
至高の領域に向かうためには、
より高度な目的のために
自分自身をコミットし、
自分の意志を少しずつ
前に進めていく必要がある。
辛抱は我慢よりも
深い意味を持っています。
単に人生に何かが起こることを
受け入れるだけではなく、
人生に起こることに対して
何かを解決するための
忍耐のことをいいます。
これらの違いを
明確に理解した上で、
嫌なことを
我慢するのではなく、
目的のための努力に
耐え忍ぶようにしてみましょう。
２．今に全集中する
成功から至高の領域へと
転換するために
難しいテクニックや
新しい習慣を身につけたり、
魔法のプログラムを
実践する必要はありません。
本当に至高の領域にいる人は、
今この瞬間に大切なことだけに
フォーカスをして努力しています。
例えば、大学入試に失敗して
翌年にまた挑戦するとしましょう。
その時に「これが最後の挑戦」
そう決めつけてしまうと
エネルギーだけを消耗し、
集中力を欠いてしまい、
逆効果になります。
受験という大枠に
フォーカスするのではなく、
勉強をしている1分、1秒という
今ここに集中して
やり遂げることが辛抱なのです。
未来を考えず、過去を忘れて
重要な今この瞬間に集中する。
これを大事にしてください。
気が散らないように
考えすぎてマヒしないように
集中的にエネルギーを
目の前のことに注ぐ。
これをできる人が至高の領域に
達することができます。
３．フィードバックの方法
成功するため、
人生で幸せを勝ち取るためには
フィードバックを
することが大切です。
そしてフィードバックの回数を
増やすためには、
次の3つのフィードバックを
区別することが有効です。
①事実による
肯定的でも否定的でもなく、
ただあるがままの状態です。
事実であるため、
最も信頼できます。
②モチベーションを高める
これは応援してくれる観客や
励ましてくれる知人によるものです。
「君ならできる」そうやって、
やる気を起こさせる行為は、
自分を深く掘り下げ、
競争するために必要な
アドレナリンとエンドルフィンの
引き金となります。
③教育的なもの
体の動きが良くなった
職場での仕事が良くなったなど、
矯正的なコーチングです。
いわゆる、
褒めて伸ばす感じですね。
目標が至高の領域なら、
一つのフィードバックだけでは
不充分です。
なぜなら、
一つのフィードバックだけなら
本当の真実を得られないからです。
これら3つのフィードバックを
受ける回数を増やせば、
自分の行動が変わるだけでなく、
助け合ってイベントや
ゲームの結果に
プラスの影響を与える
ベストな行動を選ぶことが
できるからです。
ぜひ、意識してみてください。
４．正しいことの重要性
成功者は、偉大さやトップを
目指しますが、
至高の領域にいるハイレベルな人は、
正しいことを目指します。
何が正しいかを知って、
正しいことを実行するためには、
経済や政治、情熱、感情的な
怒りなどに左右されない、
普遍的な原因と核となる
価値観に従うことが必要です。
また、人としての目的である、
精神的なものも
念頭に置くのが重要です。
トップを目指すことは短期的です。
・1つの試合に勝つことができても
優勝を勝ち取ることはできません。
・売上げをあげることができても、
継続的に売上げ無ければ安定しません。
しかし、正しいことをすることが
目標になると、
大抵トップを目指す仕事と
両立するようになります。（ここ重要）
人生の究極の目標達成は
他人との競争ではありません。
自分自身の良心と自分史上最高の
パフォーマンスを修正することによって、
達成感を得ることができます。
そのためには都合の良い時だけでなく
常に名誉ある行動をすることが大切です。
これを頭に入れて、
いつも正しい行動を取ることを
心がけてください。
５．正しいことをするために
常に正しいことをするための
アクションステップを3つ紹介します。
STEP1＞老子の次の言葉を
カードに書いて冷蔵庫などに貼る。
思考は言葉になる。
自分の言葉に注意しなさい。
行動を見よ、それは習慣になる。
習慣を見よ、それは性格になる。
自分の性格を見よ、
それが自分の運命となる。
この言葉を1日に
何度もチェックすることで、
直観に頼ることや、
直観の要求を正確に行うことを
思い出すことができます。
STEP2＞大きな決断を迫られた時
次に言葉を思い出す。
明晰さを得るためには
日常生活のノイズを全て
遮断する必要がある。
人目に付かない場所で
深呼吸して、目を閉じて、
しばらく瞑想して、
頭の中で状況を検討して、
正しい決断をするための
助けを声に出して求めてみよう。
人生における大きな決断を
迫られた時は、
是非、この言葉を
思い出してみてください。
STEP3＞毎日、自分の行動を
振り返る時間を持つ
1日に最低1回、
その日の自分の行動を振り返る
時間を作ってください。
・自分を含め誰かを傷つけたか？
・それは公平だったか？
・違反していなかったか？
・間違っていたか？
・自分が悪いと感じたか？
もし自分の行動が
適切でなかった場合、
それをしっかりと認め、
将来同じような状況になった時に
異なる行動を取るように
心がけてください。
６．バランスとジャグリング
私たちは仕事と家庭のバランスを
常に取っています。
しかし、仕事のスケジュールと
家族時間のバランスを取ることは、
簡単ではありません。
両方のいいとこ取りをしようとして
マルチタスクを考える人がいますが、
マルチタスクは、
一見忙しそうに見えて
何の利益も生みません。
至高の領域に達する人は
マルチタスクではなく、
ジャグリングを使って
自分の人生をコントロールしています。
ジャグリングは
何個ボールを持っていても、
コントロールできるのは
自分の手の中にあるボールだけです。
一度ボールを離せば、
次にボールをキャッチするまでの間、
そのボールのコントロールを
放棄したことになります。
そのためジャグラーは、
体の中のボールだけに集中する
優先順位を知っています。
私たちが操れるボールは
実は4つしかありません。
自己、家族、仕事、信念
この4つです。
●自己のボールは、
くしゃくしゃになった
1万円札でできている。
もし落として誰かに踏まれても
価値が下がることはありません。
何があっても自分の価値は
変わらないことを
しっかり覚えておいてください。
●家族のボールは、
ガラスでできている。
落とせば割れて粉々になって
修復できない特性があります。
●仕事のボールは、
ゴムでできている。
落としても
必ず跳ね返ってきます。
このボールは行き詰ったときに
方法は必ずあることを
思い出させてくれます。
●信念のボールは、
金でできている。
重くて輝いていて、
他のボールに光を当ててくれます。
落とせば凹みますが、
いつでも拾って
ジャグリングができます。
信念のボールは、もし凹んでも
ジャグリング中に傷が消え、
落とした痕跡が修復されます。
ジャグリングは、一瞬、一瞬を
1つのことに集中する必要があるため、
マルチタスクより効率が良いです。
タスクに追われて思いつめた時は、
このジャグリングを意識してください。
７．本当の癒しを得る
プライドが高い人というのは、
たとえ成功者でも腹を立てて
許すまでに時間が掛かります。
傷ついた感情を正当化するために
他人を追い込むことを
楽しむケースもあります。
しかし、復讐を辞めようという
気持ちは希望に満ちた未来への
第一歩になります。
怒りの感情を出してしまった時、
自分や他人を許すことは、
心に大きな変化をもたらします。
恨みや苦しさを浄化するためには
自分自身をいやす必要があります。
例えば、肉体の癒しには
2種類あります。
傷が表面的で出血が
簡単に止まる場合は、
皮膚の外側から包帯を巻いて、
外側から内側に向かって治癒する。
しかし、傷が深い場合は、
外側からの治療だけでは不充分です。
表面上は治っても
傷口が腫れたりします。
このような傷は内側から少しずつ
治療しないと治りません。
愛する人を失った時、離婚した時、
夢が叶わなかった時、
リストラされた時、
誰かとケンカした時など、
深い心の傷には
内側からの癒しが必要です。
相手を許して傷を癒す
5つのステップを紹介します。
STEP1＞非を認める
自分が悪いと認識して
状況を変えるには、
自分自身が変わる必要が
あることを理解してください。
STEP2＞反省する
自分自身の悪い行動に対して
純粋な深い反省の気持ちを
持ってください。
STEP3＞告白する
鏡を見るように
自分が何をしたのか？
何故それをしたのかを認識する
自己点検を行ってください。
STEP4＞返還
失った信頼を
取り戻すフェーズです。
相手の期待する行動を取ることで
信頼を回復するために
全力を尽くしてください。
STEP5＞思い出さない
自分の心を清めたからこそ、
自分の失敗や罪を
水に流すことができる。
相手の反応や変化を気にせずに
愛と善意を与え続けてください。
まとめ
至高の領域を
追求することは終わりがなく、
創造的で芸術的です。
冒頭で触れたように
政治家や官僚に
まずやって欲しいのですが、
それを期待して待っていたら、
自分の人生が先に
終わりを迎える
可能性があります。
だから、やはり自分で
目指す必要がありそうです。
しかし、自分で自分を
褒めたたえて
良くなるものでもなく、
常に周りの人々に影響を与え
その成果によって評価されます。
一人ひとりの存在は
小さいものですが、
努力と行動によってのみ
他人の心に影響を
与えることができます。
そのためには、まず金銭的に
裕福になるところから
始めないと
いけないと感じました。
裕福といっても
大富豪を目指すのではなく、
今の生活にもう少し
「ゆとり」が出る程度で
世界観が
一変すると思っています。
お金のゆとりが手に入れれば、
時間的にもゆとりができます。
お金と時間にゆとりが出れば
他人にも優しく接することでできます。
そのためには目の前の
小さな問題を
一つずつ解決していくとこで
気が付けば大きな目標達成が
できているかもしれません。
行動って大事ですね。
この内容が参考になれば嬉しいです。
動画紹介
今回の内容について、
参考になる動画を紹介します。
聴き流すだけでも
学びになりますので、
ぜひ、視聴してみてください。
以下のブログも参考になります。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。 
