こんにちは! せがひろです。
1993年頃にスペイン旅行に
行ったことがあります。
写真なんかも結構撮りましたが、
当時は、携帯電話も普及していなかったですし、
当然、カメラ機能もありませんでした。
携帯電話にカメラ機能が搭載されたのは、
1999年ですからねー(笑)。
アルバムから写真を
引っ張り出すもの大変なので、
なるべく文章で、お届けしたいと思います。
ダヴィンチ、ゴッホ、モネなどなど、
有名な画家の絵というのは、
大体、死んでから有名になります。
当人は何の恩恵も受けられないまま、
この世を去っています。
私が知る限り、唯一、生前に
大儲けできた画家というのが、
パブロフ・ピカソだけです。
なぜ、ピカソは生前に成功できたのか?
私のスペイン旅行の話を交えながら
話していきたいと思います。
決して、私は絵に興味が
あるわけではありません。
確か、バルセロナ美術館、カタルーニャ美術館を
1日で回った記憶がありますが、
頭痛がしてきたのを覚えています(笑)。
どちらかというと、
アントニオ・ガウディーが好きで、
サグラダファミリアを見たくて
行ったようなもんなんですけどね。
いきなり余談ですが、
ガウディーは凄い建築家で、
他にもいっぱい作品があるのですが、
サグラダファミリアだけ取ってみても、
塔の中は螺旋階段になっているのですが、
(新しい方の塔にはエレベータがあります。)
目が回らないように、
途中から逆回りになるような
工夫がされていたり、
最終的に完成すると、
塔そのものがスピーカーの役割をして、
教会での歌声がバルセロナ中に
聴こえる設計になっているそうです。
私がスペインへ行った当時、
サグラダファミリアが完成するのに、
あと100年は掛かると言われてました!
だから、完成はみることができないなーと、
思っていたのですが、
それが技術革新により、
なんと、2026年には完成するそうです。
ぜひ、観に行きたいですね。
余談が長くなってしまいましたが、
本題に移ろうと思います。
目次
絵画が高額で取引される2つの理由
私の友達の奥さんが画廊で働いていて
その人から聞いた話ですが、
購入価格というのは、
如何に、お客さんに欲しいと思わせるかで
決められているそうです。
例えるなら、「時価」の
お寿司屋さんのようなものです。
客を見て値段を決めるという、
いわゆる、”すし屋の勘定”ってやつです。
店によっては一般の人のお会計と
芸能人の会計が10倍違ったりもします。
絵画が高額で取引される理由については、
大きく分けると2つあります。
1.希少性が高い
ビジネスをする上でも大事なこととして
希少性というものがあります。
手に入れにくいものほど価値を感じる
という性質が人には備わっています。
当然のことながら
絵画は一品ものですから、
それだけでも希少性が高いわけです。
それと同様に金やダイヤ
あるいはレアメタルは、
埋蔵量が少ないことから
高値で取引されています。
もし、ダイヤが石ころのように
そこら辺の土を掘って出てくるなら、
価値を感じる人は少なくなるでしょう。
絵画のように、既に亡くなられた
作者の作品の場合、尚更ですね。
ですが、ピカソは、ちょっと違ってました。
例えば、人を雇って画廊に行かせ
「ピカソの絵はあるか?」
そう聞いて回らせたそうです。
それをいくつもの画廊でやって
「ピカソ」という画家が、
今、注目されているような状態を
作り出したのです。
それにより、本人が売り込みに行ったとしても
門前払いされる可能性は減るだろうし、
逆に画廊からピカソに
問い合わせが来るかもしれない。
何も考えずに売り込むよりは、
置いて貰える可能性は大分高まるはずです。
ビジネスをする時も、
希少性を意識すると上手くいきます。
例えば、テレビショッピング
なんかが参考になります。
「今しか手に入らない!」
「この番組での特別価格でご提供!」
などと言って、
希少性、限定性を強調しています。
すると、それを観ていた視聴者は、
「今すぐ買わないと手に入らない!」
そう思いついつい電話してしまうわけです。
電話予約というのが、また効果があって、
繋がりにくければ、尚更、購入欲を煽るわけです。
私も、希少性はかなり意識しています。
例えば、メルマガ登録者限定で
電子書籍を無料プレゼントしています。
メルマガ登録者以外には公開していないので
希少性が高まるわけです。
他にも、色々と希少性を利用しているので
ぜひ、研究してみてください。
あなたも、自分のスキルの中で、
何をどうすれば希少性を高めれるか?
それを考えてみてください。
希少性を意識するだけでも、
あなたの価値は向上するはずです。
話を絵画に戻すと、希少性が高いだけでは
高価の理由にはなりません。
なぜなら、凡人が描いた絵も
希少性が高いからです。
例えば、私が絵を描いても、
その作品は世界に一つだけです。
私が死んだら、二度と私の絵は生まれません。
だからと言って、
私の絵が何千万円とかで
取引されることはありません。
一方で凡人には理解できない絵でも、
高値で取引されるものもあるわけです。
なぜでしょうか?
一つは、先ほどのピカソの逸話のように
自ら口コミを起こすといった方法も考えられます。
それで売れはするかもしれませんが高値が
付くかと言えば、そんなことはありません。
では、高値で売る方法を解説していきましょう。
2.斬新なアイディア
同じ希少性の高い美術品でも高値が付くものもあれば、
そうでもないものもあります。
その違いは何かというと、
斬新なアイディアかどうか?
それが大きな要因となります。
新しい試みの作品ほど、
価値は高くなります。
ここで、またピカソの逸話ですが、
ピカソと言えば抽象的な
作品だけが思い浮かびます。
しかし、実は色んな絵を描いています。
絵ばかりでなく、
彫刻や陶器までも作っていました。
作風が色々あるのは、
当時は画廊からの依頼に合わせて、
作品を作っていたようです。
要するに、自分が描きたい絵ばかりを
好き勝手に書いていたわけではなく、
ニーズに合わせて書いていたわけです。
そうやって評価を上げ、価格を上げ、
誰でも知っているピカソならではの
あの絵にたどり着いたわけです。
そこに価値が生まれたわけです。
他にも、ピカソには逸話があって、
外出した時に、たまたまファンに出会い、
「絵を描いてくれませんか?」
そう頼まれて絵を描いてあげました。
それで出来上がった作品を渡しながら、
「この絵は100万ドルだよ。」
そう言ったそうです。
さすがに驚いたファンは、
「これを描くのに30秒しか掛かってないのに!?」
「それは違う。30年と30秒だ」
そう言ったそうです。
ピカソの作品は15万点ぐらいあるそうです。
そこからわかることは抽象画を描いて
いきなり、高額で売れたのではなく、
実績を作りながら、
価値を高めていったわけです。
そういったビジネスセンスも
持ち合わせていたということですね。
そうでなければ、生前に
大成功を収めるのはできなかったでしょう。
ビジネスの世界は二番煎じでも通用する
ピカソの名言に「凡人は模倣し、天才は盗む」
というのがあります。
「模倣」というのはいわゆる
その人のコピーで、
そこにはオリジナルは存在しません。
天才はこの「模倣」という段階で
終わらすことはありません。
模倣したものを組み合わせることで、
新たな価値観を生み出しているわけです。
そしてそれが「盗む」ということを
意味しています。
人のいいところは、
たくさん模倣してみるべきなのです。
そして、その模倣したものを
自分なりに組み合わせることが、
新しいものの創造に繋がります。
決して、類似箇所があるだけで盗作だと
騒ぎ立てることだけが正義ではありません。
実際、東京オリンピックの公式エンブレムが
オリジナルのものなのかはわかりません。
でも、どんな偉大なクリエイターも
何かから影響を受け、
その掛け合わせで「オリジナル」が
生まれるわけです。
このことからも分かるように、
あのピカソですら模倣をしていたわけです。
誰かから学んだり、本で知識を蓄えたら、
完全なオリジナルなどないわけです。
個人でビジネスをして成功するためには、
革新的なアイディアを考えるよりも、
上手くいっている人やサービスを
模倣する二番煎じで問題ないわけです。
例えば、洗濯だって手洗いから
洗濯板ができて、
洗濯機へと変化していっただけで、
基本的にやっていることは、
同じじゃないですか。
ダイソンの掃除機だって、
粉末塗装用機械の塗料を回収する
仕組みを利用して開発されました。
同様に、私がビジネスをはじめて
1年で稼げるようになったのも、
上手くいっている人を
徹底的に模倣したに過ぎません。
パクると真似るは違いますが、
ピカソの名言をよーく理解してみてください。
大事なのは、裏側の戦略まで模倣することです。
例えば、今回のブログ記事も
明確な意図を持って書いています。
その意図を研究して
自分のビジネスに応用すればいいだけです。
会社の仕事でも、上手くいっている人を
真似した方が早く成果を出せますよね。
それどころか真似しろとばかりに
「作業マニュアル化」しているでしょ。
そうすれば二番煎じでも
充分に成功することができます。
新入社員でもベテランと同じぐらいの
成果を出せるわけです。
ただ、年商100億円以上の世界を目指すとなると
革新的なアイディアも必要になるかもしれません。
しかし、少なくとも個人がビジネスをして
月100万円レベルに到達するだけなら、
模倣するだけで大丈夫です。
ちなみに、TOYOTAの研究開発費は
1兆円だそうです。
斬新なアイディアを生み出そうとすれば、
それだけの金額と相当な時間が掛かるということです。
既に成功している人を模倣して
時短を狙いましょう。
そして成功する確率をグンとあげましょう。
もう一つの絵画が高値で取引される理由
もう一つ絵画が高値で取引される理由があります。
それは資産価値が高まっていることです。
現金に比べたら、美術品の方が運びやすいので、
長く継承する上では格好の資産なのです。
一般的に家や車などは価値が下がり
絵画などの価値が上がるものは、
維持管理費が掛かります。
希少性も高いので数年で何倍にも
価値が高まる可能性もあります。
不動産投資や株式投資よりも、
利回りが良いこともあるみたいです。
(手数料が高かったり現金化するまでに
時間を要するといった
デメリットもあるみたいですけどね。)
なので、富裕層を中心に絵画の人気は高いようです。
ただ、美術館に行ったことがある人でしたら、
ご存じだと思いますが、
モノによっては、タタミ何畳分もあるような
巨大なものもあります。
画像で見る場合は、みんな同じ大きさですが、
美術館で見ると、
その大きさにびっくりすることがあります。
あと、美術品、骨董品あるあるですが、
どれだけ希少性の高い作品でも、
需要が無いと売れません。
需要があるから高値で取引されるわけです。
ここでまたピカソ逸話ですが、
有名になった後、
外食する時にお金を持たないで、
出かけることもあったそうです。
清算する時にナプキンに絵を描いて
お店の人に
「これを売れば、料金以上の価値がある。」
そういってタダにして
貰ったりしていたそうです。
これは自分の希少性が高くなった
ピカソのずるい考え方ですね。
ビジネスの世界も同じです。
どれだけ良いコンテンツを持っていても、
需要がないと、お金を稼ぐことはできません。
例えば、醤油を作る樽を作る職人は、
希少性が非常に高いです。
一度作ったら、100年は持つそうです。
なので、一度作ってしまうと、
次の注文は100年後ですから、
儲からないわけです。
そういった強烈な稀少性ではなく、
例えば、健康になりたいといった
需要は凄くありますよね。
ダイエットや筋トレといった
知識であれば、
ある程度勉強するだけで
稼げるようになります。
既に筋トレやダイエットで
ビジネスをしている人は沢山いますが、
それ以上に需要もあるので、
今から参入しても稼ぐことはできます。
情報発信をするときは、
そのテーマ、業界に需要があるのか?
事前にリサーチすることが大切になります。
簡単なリサーチ方法としては、
その業界で儲かっている人が
存在するかが、判断基準になります。
なぜ絵画で感動する人がいるのか?
絵画の世界は、
とっつきにくい印象があります。
それは本当に価値があるのか
分からないからです。
私も全然うとくて、以前、東京美術館で
ディズニーの絵とかセル画の展示があり、
観に行ったことがあります。
お気づきの人もいるかもしれませんが、
ディズニーのキャラクターは動物ですが、
みんな”眉毛”があるんですよね。
私は、それに気づいたら、
おかしくて笑ってしまって、
まともに観れませんでした(笑)。
冒頭で話したように、
私はスペインの美術館では、
頭痛がしてしまい無理でした。
感動する人というのは
作品そのもののクオリティーにではなく、
個人的な知識や経験、人生の文脈と作品を
重ね合わせることで感動します。
ちょっと抽象的なので、詳しく解説すると、
作品の見た目の良し悪しは、
一つの判断基準にしかすぎず、
どちらかというと、
その作品に対する思い入れや
背景、ストーリーに対して、
人は「感情」を動かすのです。
同じ作品でも人によって、
思い入れの強さは変わってきます。
だから、私には理解不能な絵画でも、
それを見て感動する人もいるわけです。
例えば、尾崎豊さんは、
この世にはもういません。
代表曲の「I Love You」は、
知ってはいましたが、
じっくり聴いたことは
ありませんでした。
そこまでファンだった
わけではありません。
しかし、自叙伝を読んだことがあって、
その凄まじい人生に感動したのを覚えています。
今は、YouTubeでも聴けるので、
ふと思い出して聴いた時に、
自叙伝のことを思い出して、
こみ上げる感情が湧くようになりました。
私は絵画ですと、1つだけ感動した作品があって、
ドラマの受け売りですが、
レイモンド・オハラの作品です。
後ろ向きの人が描かれているんですね。
でも、それには理由があって、
後ろ向きにではなくて、
前を向いているからという事らしいです。
その話を聞いた時に
感動が湧いてきました。
しかも、ドラマの思い出もあり、
挿入歌の思い出もあって、
久々にドラマをみると感動が蘇ります。
ビジネスも同じで、ストーリーの力を
使うと価値は何倍にも増えます。
情報発信一つとっても、
なんとなく発信しているという人と、
「自由な個人を輩出したい!」
という熱い想いを持って発信している人なら、
どちらの発信を読みたいでしょうか?
ほとんどの人が後者と答えるはずです。
情報発信の背景を読者さんと共有することで、
感情を揺り動かすことができます。
そういった風に、
・なぜ情報発信しているのか?
・なぜ商品を作ったのか?
これらを言語化して、
読者さんに伝えることをお勧めします。
今回、スペインの話をして、
やはり、また行きたくなりました。
正直、治安はあまり良くありませんが、
スペインという国は、一日五食も食べたり、
シエスタと言った文化があって
国民のほとんどが、毎日、昼寝をします。
そんなのんびりした国に思えるのですが、
生と死に対してしっかり受け止めている国です。
生きてる喜びを表現するために
フラメンコという文化が生まれ、
死というものを表現するために
闘牛というものが生まれました。
だから、「情熱の国」と言われるのかもしれません。
PS
あと、バルセロナ動物園に
白いゴリラがいました(過去形)。
2003年11月24日に病気で
安楽死させられてしまいましたが、
ネットで検索すると見つかります。
名前は、コピート・デ・ニエベといいます。
若干、気持ち悪いですが、
コピート君の子孫からは、
白いゴリラは生まれなかったみたいです。
上野動物園にも写真が飾ってありました。
(今もあるのかな?)
もう見れないと思うと、
あの時、スペイン旅行へ行っておいて
良かったと思います。
あと、あまり馴染みが
無いと思いますが、
スペインとフランスの国境沿いに
アンドラ公国という国があります。
バルセロナからバスで4時間ぐらい掛かり、
日程的に諦めてしまいましたが、
いつか行ってみたいと思っています。
とても小さな国で警官が国全体で、
50人しかいないそうです。
織田裕二さんが出演された、
「アンダルシア 女神の報復」という映画に出ています。
この内容が参考になれば嬉しいです。
ビジネスに興味がある方は、
以下のブログも参考になります。