こんにちは! せがひろです。
私のブログサイトのコンセプトは、
”単身赴任・出稼ぎから解放され、
田舎で家族と一緒に暮そう!”
といいながら単身赴任や出稼ぎの
過酷さにあまり触れてきませんでした。
若い人でしたら、
これから社会人になって、
体験するかもしれません。
既に社会人で、
これから遭遇する人、
あるいは既に遭遇している
人もいるでしょう。
政府やメディアで言われている
理想と現実についてですが、
「妻の臨月に転勤内示が出て、
分娩できる病院が見つからない」
「夫の転勤で退職し、
無職なので保育園に入れず働けない」
育休明けの男性が急な転勤を命ぜられ、
退職を余儀なくされたことから、
議論を巻き起こしたカネカ問題。
私もサラリーマン時代に
マイホームを持つと長期出張や、
転勤の辞令が出る人を多くみてきました。
共働きしている家族も多いので、
単身赴任せざるを得ないでしょう。
私の田舎では転勤の辞令でると
やめて転職する人が多いです。
これは地元を離れたくないという
想いがそうさせているようです。
今回は、単身赴任や出稼ぎの大変さや、
引き裂かれた家族の辛さ、
もうそんな生活をしない働き方・考え方
その辺を話したいと思います。
目次
単身赴任や出稼ぎによる理不尽さの現状
転勤問題に関する、あるアンケート調査によると、
会社の転勤命令の内容に疑問や悩み、
理不尽さを感じたことがあると
回答した人が一定数いました。
その理由として多かった順に
並べると以下の通りです。
1位 配偶者の状況に配慮がない
2位 子どもへの配慮がない
3位 赴任の辞令が急すぎる
4位 辞令のタイミングが会社都合優先
5位 引っ越しが大変/転勤理由が不明確
具体的なエピソードは、
いずれも切実で、
体験談というより、
人生崩壊ともとれる
悲鳴に近い内容でした。
転勤制度に対する違和感や限界は、
飽和点に達していると言って良さそうです。
多かった悩みを5つに分類して、
もう少し詳しくみていきましょう。
1.転勤辞令から着任まで急過ぎる
まず、過酷なスケジュールに悲鳴が多い。
「子どもが生まれた時に単身赴任。
子どもに会ったのは生まれて半年後」
(通信インフラ、40代 男性)
引っ越し作業はもちろん、
家探し、転園や転校、行政手続き。
一切を引き受けてくれる人がいないと、
あまりにも、ハードスケジュール。
あと、転勤先での生活習慣・言葉の問題や、
幼稚園・学校、近所づきあいなど、
生活環境そのものが変わるといった、
仕事以外の苦労もいっぱいあります。
「辞令が出た日に現地移動という理不尽さ」
(金融・保険業、30代 男性)
人の人生より、会社の利益優先の
経済至上主義
「家の購入後に転勤、その後引っ越し。
転勤か退職を迫られる・・・」
(卸売・小売業、30代 男性)
こんな辞令で仕事のモチベーションが上がるのか?
「本人との事前面談も無しに、
決まったことだけを言い渡され、
10日間という短期間で、
転勤(単身赴任)となった同僚。
会社は生活や人生を無視しているが、
各人が仕事で最大限の能力を発揮するには、
「仕事と生活が密接に
関係していることを考えるべき」
(学術研究・専門職、30代 男性)
私も、長期出張の経験は、
多い方だと思っていますが、
確かに急すぎて出張先の住まいすら
探す時間がなく、
1~2週間はホテル住まい
なんてことも良くありました。
一見、ホテルだと掃除もしなくていいし、
シーツも毎日新しいなど楽な面もありますが、
洗濯もの(下着、Yシャツなど)や
スーツのクリーニングが結構、大変でした。
食事も外食か、コンビニで、
栄養が偏るし出費もかさみます。
土日にホテルにいると、
監禁されている気分になり、
精神衛生上も良くありません。
2.残された妻はワンオペ生活に子育てでメンタル激やば!
共働き家庭で子育て期の単身赴任生活により、
妻がワンオペ(一人で家事育児を回す状態)
になってしまうケースがあります。
例えば、出産を控えるタイミングで、
旦那さんに転勤の内示がでて、
身重の妻はワンオペになってしまう。
「出産間近の妻を全く身寄りのない土地に
帯同させる訳にもいかず、
単身赴任を選びました。
妻は妊娠した体で長男を保育園に、
送り迎えしながら、
満員電車で通勤する毎日で、
限界に近い状態でした。
私は毎週末、
赴任先から家族の元へ戻る生活でした」
(運輸業、30代 男性)
帰省の交通費は月1回だけ会社負担だが、
あとは自腹・・・。
みなさんも、お分かりだと思いますが、
安心・安全の部分が欠如してますよね。
もし、子供が急に病気になったり、
火事とか、泥棒が入ったりだとか、
万が一のことが
全く考慮されてないですよね。
親と同居してたり、
近くに住んでいれば、
まぁまぁ安心だと思うのですが、
そういった配慮が無いんですよ。
あるいは旦那さんも
病気して寝込んだりしたら、
看病する人もおらず、
食事もままならないでしょうから、
もう入院するしかありません。
やはり単身赴任や出稼ぎ
しなければいけない働き方、
そのものに問題があると
言わざるを得ません。
このアンケートで、
詳細なところまではわかりません。
いつまで転勤・単身赴任するのか?
終わりが分からないですよね。
出稼ぎであれば百歩譲って、
期間が決まっていることの方が、
まぁまぁ多いように思います。
あと転勤先は
国内とは限りませんよね。
冒頭でもありましたが、
辞令が出た時に、
受理するのか、
会社を辞めるのかの
二択に迫られる圧力が
半端ないと思います。
本当にそんな働き方が良いのでしょうか?
「夫が転勤となり、
幼い子供のワンオペ育児になりました。
育児休業後の復職者を集めた
会社のワークショップでは、
夫婦で家事育児を分担し、
女性側もバリバリ働こう!
という内容だったのに、
単身赴任では元も子もありません。
人事部の動きが矛盾している」
(専門サービス業、30代 女性)
また、赴任先に帯同したものの
「ワンオぺ」となった女性の叫びは悲痛です。
女性も生きいき働く時代に
「転勤先での孤独」という
問題もつき纏います。
私も20代に地元企業の
面接を受けた時、
転勤可能か聞かれました。
「いやいや、
地元採用と聞いて応募したのに
何を言ってるんだ?」
意味が分かりませんでした。
地方に企業が進出する際、
役所から地元採用を優先することで、
企業は土地を安く提供して
貰ったりしています。
なのに、
採用されても地元で働けるのは、
ほんの一握りです。
研修とか経験を積むためと
いうのでしたら、
まぁまぁ理解できますが、
経験上、転勤先で
頑張れば、頑張るほど、
希望勤務先からは
遠ざかってしまうものです。
企業側としても如何せん、
大勢の人が係っていますから、
全ての人が満足する
働き方というのは、
難しいんですね。
個人で稼げるスキルこそが、
場所・時間、お金の自由を手に入れる、
最良の方法なんですね。
「私の主人は転勤族です。
仕事を辞め結婚し、主人の勤務地へ転居しました。
主人の勤務先の労働環境は過酷で、
午前2時までサービス残業や、
休日サービス出勤が当たり前の毎日。
孤独な日々がどんどん自分を
おかしくしていきました。
死にたいと思う毎日、
本当に辛いです」
(夫は製造業、20代 女性)
この話から分かることは、
人はモノじゃないということです。
色んな人と関わり合いながら、
日常生活を送っています。
それは、家族に留まらず、
友達だったり、子供の幼稚園・学校
それを通じた親ですね。
それが、転勤によって、
リセットされてしまいます。
転勤先で人間関係を
再構築するのに、
また時間が掛かりますし、
上手くいくとも限りません。
それこそ、
海外転勤だったらどうしますか?
国内でも生活習慣の違いや、
言葉(方言)の違いもあります。
旅行のように数日でしたら、
刺激もあって楽しいと思いますが、
定住するとなると、
仕事以上に気苦労があります。
つまり、仕事と私生活は、
切っても切れない関係に
あるということです。
3.家族が増えた直後の転勤
働き盛りの社員が、
子育て期にあることは想像がつく。
しかし、だからと言って
「妻の妊娠中」である必要はあるのか。
「出産予定日の1ヶ月前に内示がありました。
分娩予約ができる病院がなかなか見つからず、
せめて出産できる産婦人科が見つかってからか、
産後1ヶ月の検診が終わってからに、
ずらして欲しいと交渉して貰ったのですが、
夫は『子供は病院じゃなくても産める』
と言われて帰ってきました。
そんな会社辞めてしまえ!
と荒れまくった記憶があります」
(夫は製造業、4代 女性)
第一子が1歳で、
妻が第二子妊娠中のタイミングでの
転勤辞令をきっかけに、
ある決断をした夫婦も・・・。
私の後輩にも、
奥さんが妊娠中に
単身赴任となったヤツがいます。
確か、月2回帰宅を許されていましたが、
赴任先が大坂だったので自宅の埼玉に
戻るのに時間的・体力的に辛かったと思います。
IT系の会社だったので、
本来、どうしても現地にいる必要はないのに、
経営者の古い考え方で、
現地に人がいるから請求できるっていう・・・
いい加減、その考え方は、
やめて欲しいと思ったものです。
「妻が妊娠中で体調も優れないので、
会社に転勤の時期を、
伸ばして貰えないか相談するが、
出来ないと言われました。
妻が転勤先に付いてくれば、
子育てや妻のサポートは自分が出来るが、
妻は仕事を辞めざるを得ない。
自分が単身赴任をすると、
妊娠中で体調が優れない妻が、
仕事をしながら一人で
子育ては難しい」
(金融・保険業、30代 男性)
結局、この夫婦は「自分と妻の収入が、
ほぼ同額だったこと、
妻は、ほぼ転勤のない
仕事だったこと、
小さな子供がいる女性は
非常に転職が難しいが、
男性で、その状態での転職が、
そこまで難しくないと判断し、
夫が退職した。
子どもが生まれたり、
家を買ったりと、
「責任」が生じると、
辞令というのはおなじみです。
ただ、この例で「両親に頼る」
といった選択肢が見られないところに、
家庭の崩壊を感じます。
ひょっとしたら両親も同じように、
単身赴任・転勤族だったのかもしれませんね。
「第一子が産まれたとたんに、
転勤を命じられる人が多い。
妻側は辞めてついていくか、
辞めずに実家に戻り復職するかの二択。
実家が首都圏にない方は、
ほぼほぼ辞めていく」
(金融・保険業、20代 女性)
ちなみに、
ある大手企業の人事部も、
「それはありますね。」
そう認めるのが、
住宅ローンを
組んだタイミングです。
なので、マイホーム購入を
会社に内緒にする人も多いようです。
会社っていうか、
同僚にすら言わないっていう・・・、
もう、信頼関係崩壊ですよね。
「家を買ったら転勤ということが、
社内の常識のようになっている」
(学術研究・専門サービス、30代 男性)
4.妻が非正規雇用を余儀なくされる
寄せられたエピソードの中でも、
目立ったのが、
共働き家庭で、
「妻が退職を余儀なくされる」というものです。
要するに、時間が自由になる、
パートタイマーなどの、
非正規雇用になるということです。
「夫の転勤辞令がいつになるか分からず、
自分のキャリア形成ができない」
という妻の声は多数あります。
「夫に帯同するために、
派遣の仕事を選んでいるものの、
まだまだ非正規雇用は、
転職市場で評価が低く、
いつまで低い賃金に
甘んじなければいけないのか、
先行きが見えず不満が大きい」
(小売業、30代 女性、抜粋)
この女性の夫の転勤辞令は、
1ヶ月前に発表といい、
それでは認可保育園の申し込みに
間に合わない可能性が高い。
そうなると仕事を辞めるしかないが、
「世帯年収は300万円ほど落ち込むのに、
夫の会社から、
その分の補填があるわけでもない」
当然、女性はモヤモヤする。
再就職は悩みのタネですね。
あと、忘れちゃいけないのは、
子供も友達などの人間関係が
断たれるということです。
新しい学校でも、
上手くやっていけるのか?
本来、企業は、
そこまで考えないと
いけないんじゃないかって・・・、
思うんですよねー。
給料さえ払えば
いいってわけじゃなくて、
社員の人生・・・、
社員の家族の人生も、
考えてくれないとね。
それができない企業が
増えているので、
やはり個人で稼げる
ようにならないと、
家族を守れないと思います。
「自分の旦那が転勤族のため、
妻である私が退職せざるを得なかった。
私も総合職でかなり
稼いでいたのもあり、
かなり勿体ないと感じている。
更にキャリアがあっても、
転勤族の子持ちの母で
ブランクありとなると、
雇ってくれるのかが心配」
(金融・保険業、30代 女性)
頭が痛いのが、
退職した後の転勤先では、
「無職」の扱いとなるため、
なかなか保育園に入れない問題。
小売業の男性は、
妻を説得して退職して貰い、
転勤先での同居を始めるが・・・。
「転勤したからと言っても、
給料は変わらず、
妻も働きに出なければ、
暮らしていけない。
しかし、妻は退職をしているので、
保育園が見つからず、
幼稚園に通うことに・・・。
預かり保育が、
長いところを探して
入園させました。
幼稚園は保育園と違い、
定期的に参観日や遠足など
親子参加イベントがあり、
妻は後ろ指を指されながら、
仕事を休んで参加している」
(小売業、30代 男性)
優秀な同僚の退職を惜しむ声。
「夫の転勤(キャリア)優先で、
妻がキャリアを積めない。
理系修士卒で、
優秀な後輩だったのに、
夫の転勤先では、
既婚女性にはローソンで
パートの仕事しかなかった」
キャリアについては、
転勤とは別に難しい問題があります。
分かりやすい例でいうと、
プロスポーツ選手が一生、
そのスポーツを続けられるでしょうか?
無理ですよね。
企業の仕事でも同じで、
技術職では記憶力・気力・体力が、
年齢と共に低下しますよね。
あるいは、企業としては、
収入に見合う働きを求めますので、
やりたい仕事のキャリアだけ積めば、
何とかなるものではないという、
現実もあります。
あと、どうしても夫婦仲の問題が、
このアンケートではクローズアップ
されがちですが、
子供の将来もありますから、
そこを優先しないといけない
タイミングもあるはずです。
つまり、お金と時間の自由が
手に入れば、
解決するということです。
そのためにも企業に頼らず、
個人で稼げるようになることが
必要だと思います。
5.環境の変化にうつを患い、月日が経つ
パートナーだったり、
本人だったり・・・。
メンタル疾患を患ったという
ケースもあります。
「家を購入して1年目の転勤で、
単身赴任することになりました。
子どもが小学生に上がる前に赴任し、
離れて暮らしました。
8年目に妻の鬱病と
子供の不登校を訴えて、
やっと家で暮らせる
ようになりました。
子供は思春期を迎え、
話をしてくれなくなりました」
(建設業、40代 男性)
転勤族を覚悟し、
仕事を辞めて専業主婦に
なった女性(50代)のケース。
転勤は当然ながら、
子どものいる家庭だけの
問題ではありません。
「共働き子どもなしのため、
有無を言わさず転勤。
いつの間にか、
かなりの年数が経っていました。
慣れない環境に私はうつを患い、
気がつけば私自身再就職の
難しい状況になりました」
この家族のたどった道はこうです。
「多忙すぎて夫との連携が取れず、
帳尻を合わせるために尻拭いを
させられることが辛かった。
『だって会社の言うこと聞かなきゃ
仕事なくなるよ』と言う夫への不信感が募り、
15年目に別居しました。」
未来を予想することって、
なかなかできません。
この話でも会社の業績が
どうだったのかなど、
会社側の事情がわかりませんが、
予想できないからこそ、
先を生きて来た先人の
経験談というのは、
重要だと、私は思っています。
何といっても、経験談というのは、
予想ではなく、事実ですからね。
事前に誰かに聞いて、
会社の様子を知っていれば、
そもそも就職して
いなかったんじゃないかと・・・
社会人となり仕事を
始めるというのは、
ただ単に「稼ぐ」
ということじゃなく、
自分の人生を左右する、
大事な岐路だということですね。
6.家族崩壊に繋がる浮気の心配
私がサラリーマン時代に、
長期出張により、
離婚に至った後輩がいます。
新婚時代は幸せそうで、
子供ができた時も、
親バカかと思うほどの
可愛がり用でした。
その後輩の夫婦仲の
変化を感じたのは、
社員旅行の時、
奥さんが30分に一度ぐらい
携帯に電話してきてたんですね。
旦那さんが
浮気するんじゃないかと、
心配で仕方が無いんだと
思いましたが、
普段から長期出張で
離れ離れの時間が
長いわけですから、
色んな悪いことを想像して
精神が病んでるんじゃないかと
思いました。
でも、子供もいるわけですから、
そうそう一線を超えるような
後輩ではありません。
いつも、子供のことを気にかけて、
しょっちゅう電話もしていましたし、
毎月会社から認められている
帰省手当分は家に帰っていました。
私なんか、帰省で移動するのも
疲れるので、
年に1,2回だけにして、
出張先で体を休めるように
していましたので、
頭が下がります。
それから時代が進んで、
子供が大きくなって、
就職して一人暮らしを始めた頃、
奥さんは家で一人でいる時間が
増えてしまいました。
その結果どうなったと思います?
なんと、奥さんの方が浮気し、
とうとう離婚に至ったんですよ。
「子は鎹(かすがい)」とか、
「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」
といったように、
他人からは理解できない
何かがあります。
よく、他のブログでも、
浮気されない方法とか、
夫婦仲が冷えない・悪化しない方法
そういったものをみかけます。
でも、根本問題は、
単身赴任や出稼ぎで離れ離れに
なったことだと私は思います。
一緒にいて不仲に
なるようでしたら、
別に考えなければ
いけないと思いますが、
離れ離れで暮らすことに
原因があるのでしたら、
まず、働き方を考えて欲しいと
思ってしまいます。
誰もが、幸せな人生を歩みたい
転勤制度について、
「時代と合わない」という声が、
数多く見かけられました。
その一部を紹介します。
会社の踏み絵のように
使われている。
買った家に住めない、
子供と暮らせない、
何のために働いているのか。
(学術・専門職、30代 女性)
終身雇用前提の制度だった?
「終身雇用制が崩れてきた今、
転勤をする意味がなくなってきたように思う。
仕事よりも家族や余暇を考えるようになり、
ライフスタイルの変化からも転勤制度を、
根本から変えなくてはいけない。」
(運輸・通信業、30代 女性)
高度成長期から、
人々の価値観もシフトしている。
「会社が人生の主体である時代、
日本が世界のトップランナーである時代は、
終焉したので会社はそれを自覚した上で、
海外(とくに欧州先進国)の会社のような、
社員が家族を大切にできる
制度の構築が必須」
(製造業、30代 男性)
専業主婦世帯の多い上の世代は、
転勤を当然のこととして
従ってきた人も多いが、
その上司世代からもこんな声が・・・。
「経済の失速により、
夢や野望が失われる中、
これ以上、失わないために
何かにしがみついて生きて
きたような上司には、
20代・30代の気持ちを、
本気で理解する気があるのでしょうか。
以前のモチベーションは金。
現在のそれは幸福感であることに
早く気づいて配慮することが、
せっかく育てた大切な戦力を
失わないための策の1つと考えます」
(国家公務員、50代 女性)
家族崩壊を防ぐ原因自分論
今回のアンケートの内容をみて、
企業のために家族が大変な
思いをしていることを
改めて痛感しました。
私も、社会に出て田舎に住んで、
長期出張もなく、
幸せに暮らせるようになるまで
30年ぐらい掛かったことになります。
東京で10年ぐらい勤務、
長期出張生活を20年ぐらいです。
(もっと短期間で上手くやっている人は
いると思いますけどね。)
社会や企業が転勤や単身赴任について
良い方向に改善して欲しいと思います。
しかし、時間が掛かりますし、
当てにできません。
どちらかというと、
非正規雇用といった必要な人を
必要な時に調達する。
それが主流となっています。
昭和の時代にはご法度だった、
派遣法が可決され、
人をモノとして扱うように
なってしまいました。
派遣法の問題は、
何といっても中抜きです。
求人元と個人の間にたつ
仲介ビジネスなので、
中間マージンを得る
ということです。
派遣法が無ければ、
中間マージンの部分も
個人が貰えるはずです。
他にも色々ありますが、
一見、会社に縛られず
働けるといった、
個人側のメリットが
あるように見えて、
実は全てが自己責任になるという、
最大のデメリットがあります。
例えば、配達で遅れたり、
商品を壊してしまったら、
個人が弁償することに
なることも考えられます。
正社員ではありませんから、
有給休暇もありませんから、
病気などで休んだ分は、
収入がリアルに減ってしまいます。
自分が病気じゃなく、
家族の看病でも同じことです。
また、稼ぐことにばかり
目を向けていたら、
自分が成長するための
スキルアップの時間を確保できません。
自分より優れた人材が見つかれば、
取って返られるかもしれません。
それは短期的には見えにくいですが、
長い目でみたらわかります。
歳をとるほど、
体力も落ち、記憶力も落ち、
若い時のようには
働けなくなるわけです。
自分のことだけで
精一杯になってしまうのです。
現に非正規雇用者の婚姻率は、
劇的に低いです。
更に、派遣法の影響で、
正社員になるのが困難な
世の中になりました。
公務員ですら派遣が横行し、
緊縮財政も相まって
採用が激減しています。
実際には、
足りないくらいです。
今回伝えたかったのは、
正社員になると「転勤」、
非正規雇用になると「貧困」
どちらに進んでも地獄です。
ただ、誤解しないで欲しいのですが、
それは決して自己責任ではありません。
それは先ほど説明したように
国の法律のせいです。
かといって、
「国が悪い!」と嘆いていても、
現状は変わりません。
そこで必要になってくるのが、
「原因自分論」です。
世の中の問題であることは、
間違いじゃないんだけど、
世の中が良くなるのを
ただただ待つだけでは、
いつまでたっても
解決しないかもしれません。
原因が自分にある。
そう捉えて行動して
解決する思考が、
大事だということです。
成功者というのは、
原因自分論の考え方を持っています。
自分で困難を解決・突破しています。
もし失敗しても良い経験と捉え、
二度と同じ過ちをしない対策をします。
アンケートの内容から、
企業に勤めて転勤になると
家庭が崩壊する。
非正規雇用で働くと、
経済的に厳しくなる。
いずれも問題の根源は、
企業のもとで働いている。
それがトリガーになっています。
じゃあ、どうすれば良いか?
それは個人で稼げるようになれば、
解決できるということです。
個人で稼げるようになれば、
働く場所も、時間も、
全て自分で決められます。
自分の頑張りで、
自分の人生を切り開けるんです。
私も、それに気づくまで
時間が掛かりました。
個人で稼げるようになろう!
そう思ってからは、
1年足らずで到達できました。
もし、一人で独学で学んでいたら、
知らないことだらけなので、
何年も掛かっていたと思います。
単純には比較できませんが、
就職するまでに、
学校教育にいくらお金を払って、
何時間勉強したことか。
中学まで9年間の義務教育で、
基本的な読み書きはできるわけです。
個人で稼ぐ基本的な勉強・実践は、
1年ぐらいあれば充分なわけです。
転勤・単身赴任・出稼ぎといった、
家族がバラバラになるような
働き方を嘆くのではなく、
自分でなんとかできないか?
そう考えてみて欲しいです。
この内容が参考になれば嬉しいです。
動画紹介
今回の内容について、
参考になる動画を紹介します。
ぜひ、視聴してみてください。
ひろゆき氏「転勤・単身赴任を語る」については、
以下のブログが参考になります。
自由で豊かに生きる方法を学んでみよう!
私は、脱サラしてネットビジネスで自動で稼ぎ、 お金と時間に縛られずに自由に生きています。 単身赴任も、満員電車も、嫌な上司も無縁で、 田舎で家族や友達との時間を大切にして、 毎日自分のやりたいようにストレスフリーで生活しています。 とはいえ、私に最初からネットビジネスの知識が あったわけでも、ビジネスの才能・センスがあったわけでも、 裕福な家庭で育ったわけでもありません。 もともと人間嫌いで、一人で行動するのが好きで、 人付き合いが苦手で、常に自分が好む人とだけ接していたい、 会社でも「働かないおじさん」というダメダメ人間でした。 毎日、スーパーのチラシをみて、 ”食べたいものより、安いもの”を探し、 少ない給料をやりくりしながら生活する 貧乏時代もありました。 ネットビジネス知識も人脈も資金もゼロでしたが、 自由を夢見て思い切って飛び込んでみて、 短期間で人生が180度変わったのです。 私と同じ起業家仲間も、非正規労働者、高卒フリーター、リストラ組、 いじめ、対人恐怖症、うつ病などマイナスからスタートして、 半年、1年ぐらいで月収100万円を突破しています。 これまでどんな悲惨な人生を歩んでも、 諦めなければ誰でも理想の人生は手に入ります。 今の日本は納税のため、生活のため、 イヤイヤ働かざるを得ない人が大勢います。 (先進国で「勤労の義務」があるのは日本だけとか) マイホームを持つと「単身赴任」は、 サラリーマンでは良く聞く話です。 (結婚したり、ローンを抱えてたら、 簡単に会社をやめないだろうっていう・・・ 人の弱みに付け込んだ人事) ある意味、家族まで犠牲になるわけです。 私は、そんな労働に支配された人生なんて、 奴隷みたいで絶対嫌だ!と思っています。 どうせ一度きりの人生! 我慢・我慢で一生を終えるより、 自由に好きなように生きるべきです。 とはいえ、何をどうしたら良いのか? 分からない人がほとんどだと思います。 そこで、私がどのように脱サラから ネットビジネスで成功したのかを まとめた電子書籍を作成しました。 すでに読んで頂いた方からは、 「力強く熱意のこもった文章に感動しました」 「成功するための道がみえました」 「お金と時間の知識を知り、不安の根源がわかりました」 など、嬉しい感想をたくさん頂いております。 電子書籍出版のお声がけも頂いておりますが 多くの人に読んで頂きたいので、 期間限定で無料公開しています。 無料ですから、興味があれば覗いてみてください。 「パソコン一台で新しい田舎暮らし」を無料で読んでみる