こんにちは! せがひろです。
私は、YouTubeを良く観ます。
一本10分とか、20分なので、
手軽に観れ、とても面白いです。
しかし、私が視聴している時間を元に
稼いでいる人がいるのも事実です。
それは、置いといても、
Googleのこのサービスが、
ずっと続くと思っていますが、
この本を見つけ、
興味がわいたので読んでみました。
「消える」というのは、
どういうことなのか?
実は、人間の行動に
大変な影響を与えている・・・
その辺について、
解説したいと思います。
グーグルは人の時間を奪っている問題!?
無料という嘘で、
あなたの時間(人生)を
奪っています。
無料でYouTubeを
観ている人というのは、
確かに、
お金は払っていませんが、
観たくもない広告を見せられたり、
情報という費用を払っています。
グーグルの
広告モデルによって、
人類は無駄な時間を
過ごしているわけです。
そのことが分かると、
地上波のテレビも同じですよね。
民間放送は一見タダで観れてますが、
広告の多さは半端ありません。
昔、テレビ番組のキャスターが、
番組の中で「トイレに行くならCM中に!」って、
発言して番組を降板させられる
といったこともありました。
要するにテレビも広告費で
稼いでいるということです。
その広告が見たくなければ、
お金を払えば見なくて済みます。
そう考えると、
インターネットの未来は、
有料コンテンツが増え、
観たくもない広告など現れず、
もっと個人に対して最適化したものに、
なっていくでしょう。
自分が本当に観たいベストな
ものしか表示されず、
広告は、この世界から
消えていくでしょう。
なんといっても、
必要なものを買わせるための
広告ですからね。
全てが最適化される時代には、
もう広告というのは合わなくて、
既に、一時間当たりの
広告視聴数は日々減って
いるそうです。
そうすると、
グーグルは95%以上が、
広告収入で成り立っているので
ピンチというわけです。
これはテレビ業界も
同じようなことがあって、
既にネットに
広告収入で負けています。
企業としても、
どこに広告費を使うべきなのか?
迷走しているんじゃ
ないでしょうか。
データ集中によるセキュリティ問題
グーグルのデータセンターに
全てのデータがあります。
別な本で読んだことがあるのですが、
発電用のダムを持っているとか・・・
場所は、攻撃されるといけないので、
非公開らしいです。
それで問題なのが、
一か所にデータを蓄積すると
ハッカーに狙われやすく、
一社が全てのデータ管理をするのは、
厳しくなり、
中央集権化の問題が、
露呈してきているということです。
現代は、もう生産は充分になり、
生産じゃなく分配が重要な時代
ということです。
一社総取りの中央集権化は、
分配が重要な時代には、
合っていないということです。
例えば、現代は自然な要因で
飢餓は起きず、
全て政治的な要因で
起きるということで、
食べ物の生産量は充分なんだけど、
分配のしかたを間違えると
飢餓状態になるということです。
そういったことが、
グーグルやAmazonでも、
起こる可能性があるということです。
そもそも、
インターネットというのは、
分散的なものなのです。
しかし、
いつからかAmazonやAppleが、
自社の枠に囲い始めたのです。
つまり、インターネットの本質とは、
逆行するように発展して
いってしまったのです。
このような時代に合わない、
勝者総取りの時代はいずれ終わる。
ということが、
この本には書かれています。
データとアルゴリズムを崇拝し過ぎる問題
グーグルは、知識の理論と
頭脳の理論によって、
新しい世界観を創りました。
一つが知識の理論は
ビッグデータ信仰で、
膨大なデータを集めれば
未来が予測できる
という考え方です。
もう一つは、
頭脳の理論はアルゴリズム信仰です。
脳はアルゴリズム的に機能し、
何度もデータ処理を繰り返して、
結論に至る、という考え方です。
つまり、生命体はアルゴリズムに
過ぎないと捉えているのです。
それにより、
グーグルではビッグデータと
アルゴリズムのAIが、
人間の知能を超えると
考えています。
しかし、
意識の本質もわかっていないのに
AIが人間を超えるのは不可能でしょう。
例えると、目的地も分からないうちに、
出発しているようなものだということです。
このような、
全てをデータをアルゴリズムとする
グーグルの世界観は、
二次元世界の
住人のようなものです。
どういうことかというと、
二次元世界の住人は、
自分が感じる世界が、
この世の全てだと、
思ってしまうということです。
つまり、三次元世界なんて
夢にも思わず、
二次元以外の世界を
想像できないということです。
グーグルが信じている
世界以外は存在しないといった、
愚かな・・・、
恐ろしい考え方です。
それにより、
全てはアルゴリズムという、
決定論では成長できないという、
問題が挙げられます。
つまり、アルゴリズム崇拝をしてしまうと、
人類の成長を止めてしまうといった
問題があるということです。
グーグルの世界はコピーの世界で、
創造性が無くなってしまいます。
ようするに、
人の個性が無くなり
均質化されていく。
ということです。
これは、とても恐ろしいことで、
例えば、大勢の人がグーグルや食べログで、
同じワードで検索したとします。
そうすると、当然ながら
同じ検索結果が返ってきます。
(大体、同じ地域に住んでいる場合ですけどね。)
分かりやすいように、
食べログだけで説明しますと、
検索結果で
3件表示されたとすると、
大勢の人が、その3つの選択肢から、
行動を決めてしまうわけですよね。
つまり、大勢の人の選択肢が、
3パターンに均質化されて
しまうということです。
ここで何が言いたいかというと、
個性がどんどん失われていって、
まるで、コンピュータに、
操られてしまうということです。
同様にAmazonで
買い物をしたときに
他の商品を勧めるサジェスト機能により、
商品を購入していたら、
いずれ、購入行動パターンが
統一化されてしまうということです。
あるいは、
自分の頭で思考しなくなり、
AIの言う通りにしか
行動できない人間に洗脳
されていってしまうということです。
それで何が問題かと言うと、
グーグルが人の個性を
ひとくくりにしてしまうのが、
問題だということです。
子供でしたら思考回路が成長せず
ロボットのような人間になってしまう
危険性があるということです。
ただ、悲しいかな・・・
ビジネスとしては天才的な考え方です。
行動パターンの予測が
できるわけですから、
この商品をかったら、
次はこれ・・・
ここに旅行へ行ったら、
次はここ・・・
といったように、
ニーズに合わせて、
ビジネスをするのではなく、
ビジネスする人の思惑通りに
人を操るといった感じです。
そのデータをグーグルが握ったら、
それこそ、世界を掌握できるように
なってしまいます。
つまり、一社総取りの世界を後押しする。
ということです。
例えば、都内に数千の
ラーメン屋さんがあったとしても、
繁盛する店が限られて、
しまいには一店舗だけが、
総取りするようなものです。
データとアルゴリズム崇拝は決定的で、
独裁的なものになってしまい、
人の個性を奪ってしまうということです。
ここまでを整理すると、
・グーグルは人の時間を奪っている問題
・データ集中によるセキュリティ問題
・データとアルゴリズムを崇拝し過ぎる問題
これによって、
グーグルが衰退していってしまう。
ということです。
ブロックチェーンがグーグルを消す
では、グーグルがなくなったら、
何が登場するかというと、
それは、
ブロックチェーンです。
ブロックチェーンとは
何かというと、
全ての取引がみんなの
パソコン(台帳)に記録される。
ということです。
つまり、世界中のパソコンに
全ての取引が記録され、
不正ができなくなります。
個人間でも絶対の信頼の中で
取引ができるようになるわけです。
どういうことかというと、
取り引きに第三者が必要なくなり、
効率が最大化するというわけです。
インターネットは
単純労働を奪ったが、
ブロックチェーンは、
アマゾンやウーバーも葬る。
とさえ言われています。
これからは、時間の価値が
上がっていく世界なので、
最も効率的な仕組みである
ブロックチェーンが、
求められていくことになります。
なぜかというと、
ブロックチェーンは、
無駄な時間を奪わないからです。
続いて、
ブロックチェーンは中央集権ではなく
分散していくので、
セキュリティの問題も
解決できます。
もう一つの特徴は、
全てのデータを個々人の台帳に
管理するということです。
これにより、
グーグルに吸い取られている、
現在のデータを
個人に取り返せるようになります。
それにより、
自分のデータの価格を自分で、
決められるようになるでしょう。
検索結果も、
人それぞれ変わり独自性が出るでしょう。
これにより、
人の個性が無くなる問題も、
解決することができます。
ブロックチェーンの私
なりの理解としては、
あるところに大型店ができて
商店街が無くなってしまいました。
みんな価格も安いので
大型店へ行くようになり、
商店街は潰れてしまいました。
しかし、大型店の品揃えは
いつも同じで、
ランチのおすすめも
いつも同じ・・・
みんな、飽き飽き
し始めていました。
そこにブロックチェーンという
技術が現れ、
商店街が復活しました。
そうすると、いろんな品物が並んでいて、
飲食店もいっぱいあり、
日々満足がいく買い物と
食事ができるようになりましたとさ・・・
めでたし、めでたし
といった感じです。
商店街以外にも
大手企業もいずれ役目を終え、
中小企業が立ち並んだ方が
好ましいといった、
時代は繰り返される状態に
なるんじゃないかと感じました。
その頃は、実業だけじゃなくて、
ネットでのビジネスも、
今より、もっと盛んに
なっているでしょう。
個性が増えるということは、
ニーズも細分化されますからね。
その時に大手のような
大量生産、大量消費では、
ニーズを満たすことができません。
オーダーメイドが主流に
なっているかもしれません。
ブロックチェーンの詳細について
興味がある方は、
ネットで調べてみてください。
AIで人に変わるものを求めた結果、
やっぱり人間らしい方がいいという、
世の中になってくれることを
期待したいです。
一人勝ちの世の中じゃなく、
共存共栄が一番です。
この記事を読んで、
面白いと思った方は、
ぜひ、読んでみてくださいね。
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