こんにちは! せがひろです。
よく、新卒で就職しないと
不利になるという話を聞きます。
大学卒業のタイミングで
就職が無かったら、
大学院まで進むことを考える
なんて話も聞きます。
私が高卒で就職後に
一身上の都合により退職し、
専門学校に入学した理由を半分は
「新卒」の肩書が欲しかったからです。
もちろん、半分は新たなことを
学びたい気持ちもありましたよ。
先ほど、大学院に進む
話をしましたが、
大学卒業後に専門学校へ
入学する人も一定数います。
私の専門学校同級生にも
大卒の人がいました。
ただ、結論からいうと新卒で就職
しないからと言って、
不利になるかどうかは、
その人次第ですね。
現にマイクロソフトなどは
優秀な学生を見つけると、
学校を中退して今すぐ入社することを
勧めると聞いたことがあります。
日本では新卒採用が
当たり前ですが、
海外では、
そんな風習はありません。
卒業して非正規または
アルバイトとして
勤めたい企業で
働いて経験を積み、
認められたら
本採用って感じです。
新卒採用有利神話の正体
ではなぜ日本では新卒で就職しないと
不利になるといわれるのでしょうか。
ある意味、大手の企業に
就職したい人限定の話なんですよ。
ただ、終身雇用制でずっーと
一つの会社務めるといった条件付きです。
上場企業の場合、新卒採用の人数で
投資家は業績の良し悪しを判断する
材料の一つに見ているなんて、
話も聞いたことがあります。
新卒の学生を一人前の
企業マンに育てるには、
それなりにコストが掛かります。
採用人数が前年と比べて下がるだけで
「あそこの企業、ヤバいんじゃねー」
そういった見方をされるわけです。
企業と学校の関係としても
定期的に採用していないと、
人手不足になった時に優先して
回して貰えなくなる。
そういった理由もあります。
中途採用するぐらいなら
新卒採用した方が、
企業としてはメリットがあるわけです。
それでも企業としてメリットがあれば
中途でも採用します。
純粋に有能なケースもありますし、
いわゆる「天下り」のケースもあります(苦笑)。
新卒で就職しなくても有利になる条件
ここでは有能なケースについて
述べたいと思いますが、
まず安心して欲しいのが、
世の中には再就職
される人もいっぱいいます。
そのことからも新卒じゃないと
ダメってわけでもありません。
じゃあ、どうして新卒で
就職しないからといって、
不利にならないかというと、
就職していない間にどれだけ
成長できるかだと思うんですよ。
冒頭でも触れたアメリカの企業では、
就職してから数年経ったあと、
キャリアアップのために
ビジネススクールに通ったり、
勉強に戻ったりして
スキルアップをしようとします。
そうすることで年収が数倍になったり、
より高い給料で
雇って貰えたりするのが
一般的なんですね。
スキルアップのための無職という選択
だから新卒で就職しないのであれば、
例えば語学を習得したり、
ビジネスのスキルを習得したりして、
スキルアップをする必要があります。
それさえやっていれば、
いまの勢いのある企業のほとんどが
スキル・実力を重視してくれますから、
新卒でも中途でも関係なくなります。
私の知り合いの起業家でも、
大手IT企業から引き抜かれたり、
役員として働かないかと
持ちかけられたり色んな人がいます。
その人達はフリーで働くにしても、
スキルを磨くことに関しては
余念がありませんでした。
自分で行動して、
経験を積んで、
ビジネスをしてきたからこそ、
即戦力として採用したいほどの
能力を持っていたのだと思います。
定年退職という会社員卒業も同じ
私は、終身雇用という日本独自の制度は
素晴らしいものだと思っています。
しかし、それが叶わない
世の中なのも事実です。
定年退職どころか、
リストラや早期退職も、
ニュースを賑わしています。
リストラで、いきなり職を
失うのは大変ですが、
残った社員側も大変です。
例えば、今まで二人で
やっていた作業を
一人で熟さなければ
ならなかったりするからです。
仕事量が倍になり給料は据え置き・・・
そこを耐えて、耐えて
会社に貢献したとしても、
遅かれ、早かれ会社員を卒業
しなければならない時が必ず来ます。
毎月ちゃんと給料を貰えていれば尚更、
それがずっと続くものだと錯覚しがちです。
今回、新卒をテーマに話してきましたが
伝えたかったことは、
個人で稼げるように
なっておくことの必要性です。
「芸は身を助く」じゃないですけど、
会社に依存しない状態で
稼いでいけるものなのか?
見つめ直してみて欲しいんですね。
他でも同じようなことを
話したことがありますが、
将来の問題をいくら経験者が伝えても、
そういった事態が訪れるまで
備えられないのも事実です。
この記事を読まれている方の中で、
特に東京方面で地震の備えをしている人って、
どれぐらいいますかね?
地震調査研究推進本部地震調査委員会では、
首都直下地震で想定される
マグニチュード7程度の地震の30年以内の
発生確率を70%程度と予測しています。
(2020年1月24日時点)
まー、そんな地震がきたら
働くどころじゃないでしょうが、
あくまでも「備え」についての例えです。
もし、ドラえもんが未来からやってきて
警笛を鳴らしたとしても、
信じないかもしれませんよね。
のび太君が救われたのは
ドラえもんを信じたからなわけです。
初めて私のブログを訪れてくれた人は
信じて貰えないかもしれません。
しかし、著名な方々でも
メディアや本、それこそ政府だって、
老後の問題について予想して
発信しているわけです。
信じる者は救われる
のび太君がドラえもんを
信じることにより救われたように、
会社員からの卒業に備えて
個人で稼ぐスキルを身につけて欲しいです。
仮に何も起こらず、福利厚生が
大幅に良くなったとしても、
個人で稼げるようになって
困ることは無いわけですからね。
個人で稼ぐスキルを身につけても
損することはありません。
ぜひですね、
会社員からの卒業に備えましょう。
この内容が参考になれば嬉しいです。