こんにちは! せがひろです。
今回は、「賢者の書」
これについて解説します。
まず最初に、あなたは自分の人生に対して
「運がない」って思ったことありませんか?
・大学受験の失敗
・就活の失敗
・会社の人間関係が悪い
部下とのコミュニケーションが
うまくいかない
家族・恋人とのイザコザ
結婚したことの後悔などなど、
「運がない」
そう考えることがあると思います。
そう思う恐ろしさというのは
失敗が積み重なっていくと、
どんどん人生に希望が持て
なくなって、
色んなことをね諦めてしまう
ようになってしまうんです。
「これやっても、どうせ失敗する」
「やっても無駄だ」
そう思う癖がついてしまうんです。
ただこのブログを読んで頂いている
ということは、
あなたは何か学んで
変えていこうとしてるので、
まだまだチャンスはあるんです。
最後まで読んで頂ければ、
勇気がどんどん湧いてきて、
あなたの人生が
絶対に明るくなります。
それでは、早速本編に入りましょう。
本の概要
この物語は、9人の賢者から
最高の賢者になるための教えを学ぶ。
そういった内容になっています。
14歳の誕生日を迎えるサイードは、
おじいさんから、
「お前は自分の人生をどういう人生に
したいと考えているんだい?」
こうやってね尋ねられます。
それに対してサイードは、
「何をやりたいとか?
どうやってとか分からないけど、
「とにかく幸せになりたい
毎日幸せで素晴らしい人生にしたい」
そう答えます。
すると、おじいさんは、
「お前に最高の賢者になる旅を
プレゼントしようと思う」
そう言って木でできた「賢者の書」
と書かれた本を渡し話を続けます。
「お前は、これから旅に出て
9人の賢者と出会ってくるのだ」
「そして、それぞれの賢者から
お前が最高の賢者となるために必要な
教えを学んでくるがいい」
「それぞれの賢者は1つずつパズルの
ピースを持っておる」
「賢者が、お前に必要なことを
教えた証として、それを手渡してくれる」
「それをこの表紙の枠に当てはめれば
学んだことがこの書に現れてくるんじゃ」
この「賢者の書」は、全部で9つの
ピースを手に入れた時に完成し、
全ての成功を手に入れられ
最高の賢者として人生を始められる。
というものだったんです。
こうしてサイードは、
9人の賢者に会いに行く旅へ出かけます。
実際に読んでみると分かるんですが、
賢者1人1人が本当にいいことを
教えてくれてるんです。
本当はね9人全員を紹介したいのですが、
流石に、それは無理なので
中でもこれは重要と私が思った
1人目の賢者と2人目の賢者に絞って
解説していきたいと思います。
一人目の賢者(行動を優先すべき本質)
サイードは、まず一人目の賢者
アクトと出会います。
実は、この賢者はサイードの
おじいさんだったんです。
アクトはサイードに行動の大切さを
絵に例えて教えてくれました。
人間の人生というのは、
パズルでできた1枚の絵を
完成させせるようなものだ。
それを完成させた人生を
「成功の人生」と呼び、
そして、この先どんな絵を
完成させるかについて考えることを
人は「夢」と呼んでいる。
行動の結果として
私たちが手に入れるものは、
成功でもなければ、失敗でもない。
私たちが手にするものは1枚の絵を
完成させるために必要不可欠な、
パズルの1ピースに過ぎない。
私たちも成功には行動が大事ということは
もう頭で理解しています。
ただ実は、これには落とし穴があります。
それが行動すれば、いつか大きな結果が
手に入ると思っているということです。
例えば、人は何か1つ行動すれば、
1枚の絵、成功が手に入ると思ってるんです。
賢者の教えでは、1つのピースだと
伝えてますよね。
1つの行動から得られるのは
1つのピースだけ、
これを繰り返してピースを埋めていく
ことで1枚の絵が手に入るんです。
具体的に、一攫千金みたいに
投資とか、FXとかに手を出す人がいます。
そういう人って大抵失敗しますよね。
まさに、投資という行動1つで
1枚の絵が手に入ると思っているからなんです。
ですが、そうではありません。
そうやって儲けた人は、
過去にたくさん行動してきて、
ピースを埋めていたんです。
そこに最後の行動をしたから
成功という絵が完成したんです。
ここからが大事な話なんですが、
賢者のアクトは、この後に超重要
なことを教えてくれるんです。
多くの者が行動する前に、
「こうなればいい」という結果を期待する。
そのとき考えられる自分にとって
最も都合のいいことを期待するのだ。
ところが、必ずしも期待通りの結果が
手に入るとは限らない。
むしろ、うまくいかないことの方が多い。
その時に自分の探し求めるピースではない
として大切に取っておかなくなるのだ。
どういうことかというと、
「次に活かそうとしない」ということです。
例えば、受験前の模擬試験で点数が悪く
合格ラインに達していなかったら、
「このままじゃやばい!」
そう思って必死に勉強したから受かった。
そういった失敗から学んだ
経験ってありませんか?
あるいは、社会人になったら、
わからないことだらけで、
多くの失敗したことがあると思います。
社会人としての経験
ゼロからのスタートですから、
分からないことだらけなのは当然です。
それが、失敗という経験を重ね、
次第に失敗が減っていくわけです。
完成した絵から見れば、
どうしても、その失敗が必要なピース
だったって気づくことができるんですよ。
要は、行動の結果として得たものに
不要なものなんて何1つないんです。
どこかで絶対に役に立つんです。
だから、捨てちゃダメ!
失敗も経験という意味では
めちゃくちゃ大事です。
なので、あなたも失敗したことを
大事にした方がいいんです。
もし、行動して失敗が怖いという人は、
決して人生の失敗ではなく、
掛け替えのない、
あなたにとってのパズルの
1ピースを手に入れた
大事な経験だった。
こうやって、考えてみてください。
私はこう思います。
よく、
「若い時の苦労は買ってでもせよ」
というのは、
1枚の絵の苦労の部分のピースを
なるべく早い段階で埋めた方が、
残りのピースが幸福に感じられるものが
多くなるということなのではないでしょうか。
そしたら、「よし、やってみよう!」
そういう気に少しだけでもなりませんか。
二人目の賢者(無限の可能性)
次にサイードは、
二人目の賢者ユニバと出会います。
ユニバスが教えてくれたのは、
人間には無限の可能性があるということです。
例えば、宇宙ってかなり広大です。
広いのはもちろん、
今こうしている瞬間も
どんどん広がり続けています。
この宇宙を作り出したものを
賢者たちは大いになる力と呼んでいました。
大いの力というと、
スピリチュアルっぽいですが、
これは事実に対して名前を
つけただけですので、
信仰とかとは、ちょっと違うものです。
そしてこの大いなる力というのは、
実は私たち一人一人備わっているんです。
それが「心」です。
心は、宇宙と同じように
何もない状態から、
今まで様々なものを
作り出してきました。
例えば、文字です。
記録を残すことで、先人の知恵を学べる
最強のツールです。
後世に伝えたいことを
残すことができます。
このように「あったらいいな」と思う
心が原点となり、
昨日までなかったものが
作り出されているんです。
この繰り返しの結果で、
車、船、飛行機など、
今の世の中にあるんです。
そう考えると人間の心って
本当にすごいです。
ある意味、無限大なんです。
ただ、大事なポイントがあって、
心が無限大ということに
気づくだけではダメなんです。
大事なことは自分に無限の可能性が
あることに気づき、
行動を起こすことなんです。
そうすると自分の心だけじゃなく
宇宙を創り出した大いなる力が、
色んな形で手助けしてくれるんです。
例えば、必要な時期に必要な人との
運命的な出会いだったり、
何らかの偶然で素晴らしいことを
発見したり、
こういった経験を
与えてくれるんですま。
単純に行動の数だけ
確率が上がります。
言い換えると偶然の数が
増えるとも言えますよね。
世の中には偶然発見されたと
されているものも数多くあります。
それができたのは行動したからなんです。
一見、その時点では意味がないことでも、
何かしらの効果があるんです。
例えば、スティーブジョブズも
マッキントッシュというPCを作る時、
大学の時に何気なく学んだ
カリグラフィという学問の知識を使って、
美しい文字フォントを作りました。
一見、関係ないような知識が、
その時役に立ったんです。
まさに、ただの点だった知識が、
点と点が繋がり線になったという
エピソードです。
もちろん、あなたにも
「無限の心」があります。
ですから、自分には無理だと諦めるのは
成長を止めてしまうのでダメなんです。
もったいないんです。
あなたが今まで学んだ知識とかスキルは
点と点が繋がって線になる時が
絶対に来るんです。
まとめ
私はこう思っています。
歴史的に見ても、必ずしも自分自身に
恩恵が来るとは限りません。
ゴッホの絵が高値で取引されても、
ゴッホ自身が儲かったわけではありません。
しかし、後世の人が恩恵を受けるわけです。
ブッダ的な思想で言えば、
人間というのは遺伝子を受け渡す器で、
自分の代で恩恵がなくても、
受け継いだ子孫のどこかで恩恵がある。
私たちも、本を読むことにより、
他人の知識を学んで
恩恵を受けているわけです。
確率論的にも説明できます。
例えば、くじ引きで10本の中に
当たりが1つだけあるとしましょう。
最初は、当たる確率が10分の1なわけです。
ハズレを引いていけば、
当たる確率が、どんどん上がっていきます。
本当は、今くじを引いて当たるかどうかが
知りたいわけですが、
最後の2本になったとしても、
2分の1で当たるという確率はわかりますが、
引けるかどうかは、
やってみないと分からないわけです。
もし、一人で10本買い占められれば
必ず当たるでしょう。
しかし、一人1回だけという条件だったら
誰が当たるかは、
確率でしか説明できない。
やってみるしか、結果を知ることはできない。
そういうことなんです。
「どうせ当たらない」と思って引かなければ、
絶対に当たることはありません。
ですから、まず心で諦めるのはやめましょう。
ぜひですね、一度きりの人生ですから、
自分が満足できるように、
最悪でも、経験が手に入ると考えて
前向きに生きてください。
いかがでしたでしょうか。
なかなか自分の心について
考えることってないと思います。
だからこそ、
・自分の今本当にやりたいこと
・これからしたいこと
そういうことを改めて
考えてみて欲しいんです。
そして、それができたら、
後はもう行動するだけです。
きっと人生が変わります。
例えば、カップラーメンでしたら
お湯を注いで3分後に食べられる。
食べたいから、お湯を注ぐという
行動をするわけです。
あるいは、買いたいものがあるから、
色んなことを我慢して、
お金を貯めるってこともあると思います。
短い時間でしたら、
想像しやすいのですが、
人生という100年近い年月では、
現時点で何が正しいのかはわかりません。
その時点で間違っていようが、
失敗しようが、
100年後じゃないと
正解かどうかは、わからないわけです。
ただ、一つ言えるのは、
何もしなければ何も起こらない。
悪いことが起きないかもしれないが、
決して、良いことも起こらないのです。
また、時間は止まってくれませんから、
感傷に浸っている時間も勿体ないんです。
何もしなくても、
どんどん時間が過ぎて行ってしまいます。
「もっと早くやってればよかった」
そう思っても時間は取り戻せません。
何もしない時間を増やすのではなく、
何かした時間から学んだことを積み上げ、
前向きに色んなことに
トライしてみて欲しいです。
この内容が参考になれば嬉しいです。