【映画】「PLAN75」から考える老後と小さな幸せの積み重ねの大切さ

こんにちは! せがひろです。

今回は、【映画】「PLAN75」について

解説したいと思います。

「おしん」「渡る世間は鬼ばかり」の

脚本家・橋田壽賀子さんは、

生前、『安楽死で死なせて下さい』(文春新書)と

銘打った本を出版して話題になりました。

(2021年4月4日 95歳で死去)

本の中の一節で

「もしも『安楽死させてあげる』

って言われたら、

『ありがとうございます』

と答えていますぐ死にます。

生きていたって、

もう人の役に立ちませんもの」

生前は、尊厳死が認められている

スイスに行って、

最期を迎えることも

考えていたそうです。

地位も名誉も、

お金もあった橋田さんが、

”もう人の役に立ちませんもの”

生きる希望を失っていたのは

意外に思いました。

それでこの映画では、

年老いても

生き続けることを

考えさせられる内容です。

結論を言ってしまうと

答えはありません。

自分で考えるしかないんですね。

でも、橋田さんの言葉にあるように

「生きがい」

それがキーワードになります。

それではあらすじを中心に

私の感想を語りたいと思います。

映画『PLAN 75』のあらすじとネタバレ

2025年。増えすぎた老人が

国の財政を圧迫し、

皺寄せがきていると恨む

若者によって、

老人が襲撃される事件が

相次いでいました。

そのことを受け政府は

75歳以上の老人が、

死を選択することができる制度、

通称〈プラン75〉を国会で可決されます。

反対の抗議も起き、

様々な議論をよんだものの、

日本の高齢化社会の問題解決の

糸口になるのではないかとの声もありました。

ホテルの清掃員として働く

角谷ミチ(倍賞千恵子)は、

夫と死別し、

一人慎ましく暮らしていました。

ある日、ともに清掃員として働く

同年代の女性らと

健康診断に行くとプラン75の

CM広告が流れていました。

“未来を守りたいから”

生まれる時は選べないから

死ぬ時は自分で選べたら安心だ、

何の迷いもなかったと広告内で

高齢の女性がインタビューに答え、

CMの最後には、

皆であなたの最期を手伝います。

そう流れます。

ハッとした表情で広告を見つめる

ミチの横を通り越して、

広告の流れているモニターに

一人の高齢の男性が近づき、

電源を切ります。

病院や役所など至る所に

プラン75を推奨する広告が

貼られているのです。

健康診断を終え、

カラオケに向かったミチたちでしたが、

その中の一人がリゾートホテルの

パンフレットを取り出します。

プラン75を申請すると

貰える10万円で、

最期に贅沢をしたいというのです。

孫のためになら腹を括れると

話す女性でしたが、

夫と死別し子供もいない

ミチと稲子(大方斐紗子)は、

複雑な反応をします。

稲子の家に泊まったミチは、

稲子に娘のことを聞きます。

連絡もないし、孫の顔も

見たことがない、

寂しいだけが人生だと言います。

(この一言が非常に重たく感じました。)

いつものようにホテルの清掃を

していた稲子とミチでしたが、

突然稲子が倒れ、

病院に運ばれます。

その後、ミチと共に働いていた

女性2人も高齢を理由に解雇されます。

突然職を失ったミチは、

家の立ち退きも迫られています。

何軒回っても高齢のミチに

部屋を貸してくれる不動屋さんはなく、

家賃を2年分を先払いしたら、

家を貸すという条件を

突きつけられてしまいます。

新たな職も見つからず、

見つかったのは、

夜の交通誘導員の仕事でした。

寒空の下で立っている仕事は

高齢のミチにはこたえます。

退院した稲子に電話をかけるも、

応答がなく不安になったミチは、

稲子の家を訪ねます。

しかし、そこには異臭が漂い、

机に突っ伏したままの

稲子の姿がありました。

<場面は変わり>

故郷フィリピンに夫と娘を残し、

日本で介護士として働く

マリア(ステファニー・アリアン)は、

生まれつき心臓が悪い

娘の手術のための

お金を必要としていました。

日本で働くフィリピン人の

仲間に相談し、

紹介されたのはプラン75の

関連施設の仕事でした。

遺品の整理をしていると、

同僚が遺品を自分のものに

しているところを目撃します。

同僚は死人が使うより

いいとマリアに説明し、

マリアも貰えばいいと

遺品を差し出します。

プラン75の申請窓口で

働くヒロムは、

淡々と業務を熟しながらも、

プラン75に対する葛藤を抱えていました。

そんな矢先、

叔父がプラン75の申請にやってきます。

長年音信不通であった叔父と

再会したものの動揺を隠せないヒロムに、

上司は3親等内は担当できないと

担当を外されてしまいます。

仕事がなかなか見つからず、

住む場所もないミチは、

プラン75を

申請することを決意します。

申請をしたミチのところに

コールセンターの

瑤子(河合優実)から

連絡がきます。

話し相手ができたミチは

死別した夫の話など

様々な話を嬉しそうに話します。

(確かに、楽しそうに話していましたが、

業務上、決められた時間内だけです。)

申請し支給された10万円の

使い道のないミチは、

お願いがあると瑤子に

夫との思い出の場所に

付き合って欲しいと頼みます。

(この時、心付けと言うと

聞こえがいいですが、

お金を差し出します。

キャバ嬢と同伴するのと

変わんねーなって、

思っちゃいました(苦笑)。

都内でも役所の人が

老人のアパートに出向き

有料で話を聞くサービスを

テレビで見たこともあります。

田舎育ちの私としては

何でも金で解決する

心の繋がりの無い関係に

胸が痛かったです。)

電話のみで会うことは

禁じられているが、

言わなければバレないと

瑤子は快く了承します。

ボウリング場でミチは、

かつて夫とのデートで飲んだ

クリームソーダを飲み、

瑤子とボウリングをして

楽しむミチでした。

瑤子はミチの人柄に触れ情が

移ってしまいます。

最後の電話で

涙声になりながら瑤子は、

「心変わりしたら、

やめることもできます」

そう強調して伝えますが、

ミチの決意は変わることなく、

「いつも話せて本当に楽しかった。」

「おばあちゃんの長話に付き合ってくれてありがとう」

そう伝えます。

翌朝、ミチは施設に向かいます。

同じくしてヒロムも叔父に頼まれ

車で施設まで送り届けます。

心の中で葛藤を抱えていても

引き止めることができず、

送り届けたヒロムでしたが、

途中で引き返します。

ヒロムが施設に着き、

叔父を探していると、

途中で薬から目が覚めてしまった

ミチと目が合います。

そしてその隣には、

既に息を引き取った

叔父の姿がありました。

取り乱したヒロムは叔父を抱えて

施設から出て行こうとします。

そこに施設で働くマリアが通りがかり、

ヒロムと叔父の姿を見つけ、

施設から出るのを手助けします。

マリアの助けもあり、叔父とともに

車に乗ったヒロムでしたが、

スピードを出しすぎて途中で

白バイに引き止められてしまいます。

一方、目を覚ましてしまったミチは、

一人施設を抜け出し、

生きようと決意したかのような表情で

夕日を見つめます。

ここで終わりです。

PLAN75の感想と生きるということ

以前、AIと姥捨山をテーマに

ブログ記事を書いたことがあります。

私は今までにもAIやロボット化により「これからの世の中がどうなるか?」その情報も、どんどん新しくなっていきますので改めて伝えようと思いました。最初に結論めいたことを伝えると、AIやロボット化が進んでも、新たな発想はできません。人間には新しいことを発想する想像力があります。また、経験値という素晴らしい知識も備えています。

満75歳から生死の選択権を与える

制度というセンセーショナルな話題に

早川千絵監督が

切り込もうと思った背景には、

障害者施設の殺傷事件など

生きることに理由を求め、

生きる価値を問われるような

現代社会の在り方、

生産性を求めたり、

差別的な発言をしたりといった

不寛容さが加速する現代社会に

対する危機意識があったとそうです。

後期高齢化社会が問題化し、

不寛容さが加速する一方で、

定年の年齢を引き上げ、

労働人口を増やそうとする動きもあります。

冒頭の橋田壽賀子さんの

言葉にもあったように

自分の価値観で世の中の役に立って

いないと感じた時、

死ぬべきだと

考えるんだなーと思いました。

昭和の家族構成でしたら

年寄りが孫の子守りをしてたんですけどねー。

その中で家庭でしか教えられない知識を

伝えたりしていたわけです。

それがいつの間にか

労働者というだけの考え方が

最優先事項となってしまって、

働けなくなったら現世から退場しろって

空気が蔓延しているように感じます。

本作で主人公ミチは最初ホテルの

清掃員として働いています。

健康診断の際、同僚の稲子が、

「こういうところに来るのは肩身が狭いね」

「いつまでも長生きしたいみたいで・・・」

そう言っています。

そのような言葉からプラン75が

施行された社会において、

長生きすることは

歓迎されるべきことではないのです。

また、稲子の家にミチが泊まりにきた際も、

今日は用心棒がいるから

泥棒も来ないと稲子が言います。

老人の一人暮らしは誰かに

襲われる危険性を孕んでいるのです。

冒頭で老人を襲撃する

若者の姿が描かれ、

プラン75が施行されたことを

アナウンスするラジオでも、

老人の襲撃事件が

相次いでいると言っています。

78歳のミチや同僚らがホテルの

清掃員として働くのは、

生活のためであり、

自分が社会において必要で、

無価値な存在ではないと

アピールするためとも捉えられます。

職も家も失い孤独なミチに対し

手を差し伸べる存在はなく、

ミチに残された選択肢は

プラン75しかないと

突きつけるかのような残酷さ、

その背景には自分のことは自分で

処理すべきという、

社会の風潮も感じられます。

いわゆる、自己責任というやつです。

仕方がないと受け入れて、

残された選択肢であるプラン75を

申請せざるを得ないミチの孤独は、

決して他人事ではありません。

当たり前ですが誰でも歳を取ります。

そのことを分かってない気がしてなりません。

まとめ

一般的な映画では主人公がいて

物語が進行します。

しかし、この映画では

プラン75の当事者である

ミチの視点だけでなく、

申請窓口のヒロムや

コールセンターの瑤子など、

若者世代の視点も描き、

プラン75に対する若者世代の

等身大の悩みをリアルに

映し出します。

若者世代も、いずれ生死を

選択しなけらばならず、

生死を選択した人々の処理も

しなければなりません。

また、マリアという外国人労働者を

登場させることで、

更に現代の日本が抱えている

問題を浮き彫りにしています。

アメリカを見ると日本の近未来が

透けてみえると言われますが、

昔で言う、3Kという働き方を

したくない人が増えています。

「キツイ、汚い、キケン」

でも、誰かがやらなければなりません。

その労働力を貧困国に求めたわけです。

しかし、経済的に衰退を続ける日本に

来る外国人労働者は減ってしまうでしょう。

仮に来てくれたとして個々の国での

常識が入り乱れて、

問題が発生しやすくなります。

細かい話は抜きにして

戦争無しで国が乗っ取られる感覚です。

もし、中国人のたった1%が

日本に移住したことを想像してみてください。

1%といっても1千万人を超えます。

ということは、

東京の人口に匹敵するわけです。

それが選挙権を持ったら

どうなるでしょう?

日本の常識が塗り替えられる

可能性が高まるわけです。

戦争ではなく、

選挙で占拠が可能なのです。

考えようによっては他国の福祉を

日本が引き受けるといっても

過言ではありません。

それが長い年月をかけて徐々に徐々に

展開しているように感じます。

元々の日本は「困った時はお互い様」

という文化が根付いていたと思います。

今もゼロではありませんが、

人に頼ることを

良しとしない世代が生まれている。

ちなみに、この映画の元となる香港映画で

「十年」というものがありました。

日本と違って中国は国営メディアを使って、

物凄く批判したそうです。

それにより、将来を不安に思う可能性を

封殺したと言えるでしょう。

プラン75は自分で選択するのが

条件となっています。

しかし、世の中の風潮とかある中で、

本当に自分で選択しているのか?

誘導されていやしないか?

政府がメディアを使って、

国の借金だとか、

税金の節約だとか、

治安が良くなるとか、

プラス面しか聞こえてきません。

それを何となく日本国民が

受け入れてしまっている現状があります。

つまり、権力者が日本人気質である、

輪を持って尊び、人の迷惑にならない

ようにしようとする心理を悪用する。

日本人が大人しいことを言いことに

悪用する輩が増えている。

それにより、打ちひしがれて、

誰も抵抗できないぐらいにまで

心を押さえつけられてしまっている。

これこそが日本政治の本質であり、

監督が伝えたかったことなのではないでしょうか。

今の幸せではなく、

一生の幸せを考えた時、

それを叶えるためには、

「みんながいっしょに幸せになるように考える」

それが必要最低条件なんだと思いました。

でも、決して一人一人が

日本国民全員の幸せを

意識する必要は無いと思っていて

家族だったり、仲間だったり、

自分の周りだけ意識するだけで

充分すぎると思っています。

国全体のことは、それこそ政治家の

仕事ですからね。

ただ選ぶのは国民なので

選挙で意思を示す必要はあると思います。

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