こんにちは！ せがひろです。
みなさんは、
やろうと決意しても、
なかなか続けられない。
そんな経験ありませんか？
ダイエットしようと
思っても続かなかったり、
ブログを書こうと思っても、
パソコンの前でずーっと、
1行もかけなかったり、
ゴルフの練習をいくらしても、
うまくならなかったり・・・。
そういった時に、
どんな行動を取れば
良いでしょうか？
原因として思い浮かぶのは、
・やる気が出ない
・モチベーションが上がらない
他にも色々と考えられますが、
要は、目に見えた成果が出なかったり、
そもそも、やろうとしていることの
ハードルが高いと、
続かなかったり、
行動できなかったり
するわけです。
やる気やモチベーションに頼って、
行動していたのでは続きません。
それが無くてもできるようになる
方法を知るべきなのです。
そのためには行動科学の
知識が役に立ちます。
私が提唱している行動科学マネジメントとは、アメリカのビジネス界や教育界などで大きな成果を挙げている行動分析学・行動心理学をもとにしたマネジメント手法を、日本人に最適な形にアレンジしたものです。すでに多くの企業に導入され、組織の現場を変えてきた実績があります。
これは、「図解 うまくなる技術 行動科学を使った自己成長の教科書」という書籍の一節です。
著者は行動科学マネジメント研究所所長として、
これまでに1000社以上の企業、
のべ30000人以上のビジネスパーソンを
指導してきたという人物です。
行動科学は「再現性」を
重要視して構築されたメソッドです。
再現性とは、
いつ、どこで、誰がやっても、
同じような成果が得られる。
という意味です。
ある物事では
有効なやり方だけど、
別の物事では使えない。
ということではなく、
どんな分野の物事に
当てはめても結果が
出るからこそ、
科学的だといえるわけです。
それで冒頭で触れた
上達しない理由は、
「やり方がわからない」か、
「続けられない」かです。
その2つの課題を
解消できれば、
人は誰でもうまくなる
という考え方です。
つまり上達するための
「行動技術」は、
仕事でも勉強でも
スポーツでも趣味でも、
基本的には
同じだということです。
練習の中身が
違うだけで、
大枠は同じなのだと
いうことになります。
著者によれば本書は、
「再現性」のある、
行動科学の
メソッドの中でも、
特に自分自身を
上達させるための
基本的なノウハウを
11種の「行動技術」として
まとめたものです。
今回は、その中から、
「 自分の現状を知る」に
焦点を当ててみたいと思います。
目次
自分の行動を細かく分解する
行動科学では「行動分解」
という手法を重要視しています。
例えば、私たちはペットボトルの
水を飲む動作を、
ひとつの行動だと
思っていますが、
行動分解してみると、
実は小さな行動の
積み重ねによって、
ペットボトルの水を
飲んでいることがわかります。
試しに「ペットボトルの水を飲む」
という行動を、
10のプロセスに
分解してみましょう。
1:ペットボトルを片手でつかむ
↓
2:もう一方の手をフタの部分に近づける
↓
3:フタをつかむ
↓
4:フタをひねる
↓
5:フタを開ける
↓
6:つかんだ手を口に近づける
↓
7:飲み口を唇にあてる
↓
8:ペットボトルのお尻を持ち上げる
↓
9:水を口の中に流し込む
↓
10:水を飲み込む
当たり前すぎる
ようにも思えますが、
この手法を身につけると、
上達スピードが飛躍的に
アップするのだと、
著者は主張しています。
行動を細かく分解できれば、
自分はどの行動まではできて、
どの行動からできないのかが、
ピンポイントで
明らかになるからです。
例えば、ゴルフでいえば、
「ボールをまっすぐに飛ばせない」
というような大雑把な問題点ではなく、
「ボールを捉える瞬間に、
前肩が数センチ開いてしまう」
といった具体的な
問題点になるということです。
しかも行動分解する方法は、
スローモーションで動いてみて、
ひとつひとつの動きを
箇条書きにするだけなので、
とても簡単です。
尚、スローで動くのが
難しい場合は、
通常の動きを動画撮影し、
スロー再生しながら、
箇条書きすると
良いそうです。
お手本と自分の動きの違いに気づける
憧れのトップレベル、
あるいは実力が少し上の
ライバルの存在は、
上達を早めてくれます。
うまくなる人は絶えず、
お手本と自分との
動きの違いについて
考えているからです。
その人と自分とのギャップを
埋めようとすることによって、
うまくなっていくといいます。
例えば、先輩が簡単に
できる動きを、
自分ができなかったとします。
しかし、「うまくできない」と
落ち込んでいるだけでは、
うまくなれなくても
当然なわけです。
そこで、
自分の行動を分解することが
重要になってくるということです。
まずは自分の行動を分解し、
次に先輩と同じように
できているところと、
先輩ができているのに
自分ができていないところを
仕分けし、
最後は反復練習する。
自分ができていないところを、
頭でいちいち考えなくても、
身体が自然にできるように
なるまで何度も練習するわけです、
その際に重要なのは、
どの動きを練習すれば、
うまくなれるかを
考えながら練習することです。
技術習得の4段階を知っている
「技術習得の4段階」
というものがあるそうです。
第1段階は「知らない」、
第2段階は「知っているができない」、
第3段階は「意識すればできる」、
第4段階は「意識しなくてもできる」。
技術の習得は、
この4つの階段を登って
いくことだというわけです。
自動車の運転に例えれば、
次のような感じになります。
●第1段階…「自動車って何？ 運転って何？」という状態
●第2段階…運転の原理はわかるが運転はできない
●第3段階…なんとか運転できるが、動きがぎこちない
●第4段階…無意識でスムーズに運転できる
第4段階に到達して初めて、
「それができるようになった。」
になります。
うまくなる人は、
「いまの自分にできないこと」
があったら、
第4段階になれるように
反復練習をしているのだそうです。
自分の行動を客観的に観察している
うまくなる人は、
自分を客観視するのが
上手だと著者は
説明しています。
客観視する上で
お勧めの方法が、
動画撮影なのだそうです。
仕事の様子、
運動中の様子、
勉強中の様子など、
自分が上手く
なりたいものを、
自分が普段どんな風に
行なっているか、
自分の動きを動画で
撮影してみるという
ことだそうです。
特にお勧めは背中側など、
普段自分が見られない角度から
撮影してみることなのだとか。
なぜなら、
自分が頭の中で
思っていた動きと、
実際の動きが違う
可能性があるからです。
つまり、
自分では全身を使って
ボールを投げているつもり
だったのに、
実際は手投げになっていた、
などということが
起こりうるわけです。
そしてそのギャップに
気づければ、
何をどう修正すれば
いいのかの糸口が見つかり、
上達が早まる
ということです。
動画撮影の他にも、
的確なアドバイスを
くれる人に、
「自分の動きはどうだったか？」
それを尋ねるという方法も有効です。
つまりは自分の行動を
客観視するようにすることが
重要だということです。
イラストや図版が豊富に
盛り込まれているため、
行動科学について無理なく
学ぶことができるはずです。
自分をより高めたいと
考えている人は、
手にとって見ては
いかがでしょうか？
やる気やモチベーションの正体
ダイエットやブログ記事を
書くことは続かないのに、
朝起きて歯を磨いたり、
顔を洗ったり、
あるには、
イヤイヤでも
会社へ出勤したり・・・、
そう言う行動は、
何故可能なのでしょうか？
大前提としては、
行動科学に基づく「分解」
行動のハードルを下げる
ことが必要です。
ます、朝起きた時の行動や
出勤に共通するのは、
「習慣化」です。
イヤイヤでも続けていると脳は、
「それをやるのが当たり前」
そう言う風に変わり、
続けることが苦痛じゃなくなります。
もう一つは、
「成果」「報酬」「ご褒美」です。
朝の行動は、
これから外に出るのに
綺麗になり、
口も臭くないなど、
結果が得られます。
出勤も、給料という、
報酬を得られるから
続けられるわけです。
もし、タダ働きだったら、
速攻で会社をやめるでしょう。
あと、もう一つ大事なのが、
間違った考え方です。
何か行動をするとき、
実はやる気やモチベーションが、
先ではありません。
行動する中で、
上がっていくものなのです。
例えば、ダイエットの成果が現れると、
「もっとやろう！」
ブログ記事にアクセスが集まってくると、
「もっと記事を書こう」
月末には給料が支払われるから、
出勤しよう。
そう言った風に、
行動する中で膨れ上がって
いくものなのです。
例えるなら、
キャンプファイヤーで、
最初は小さな種火からはじまって、
どんどん燃え上がる
ようなイメージです。
その種火程度のキッカケと、
（行動科学的に分割した、
始めやすい低いハードルのこと）
行動した後の
ご褒美をイメージできていれば、
行動を続けられ、
気が付けば大きな成果となるわけです。
イチローの名言で、
「大きな目標を達成するには、
小さなことの積み重ねが何より大事。」
というのがあります。
正にその通りで、
毎日同じような行動をやっていても、
積み重ねていけば、
大きな成果に繋がるわけです。
ダイエットで、
いきなり10㎏痩せようと思ったら、
途方もなく遠く感じるでしょう。
しかし、今月は100g、来月は300gと、
小さな目標から大きくしていき、
途中の目標が
達成できなかったら、
何が悪かったのか？
「行動？」「知識？」
それを分析して、
改善するといったことを
続ければ良いわけです。
私も趣味レベルですが、
格闘技をかじっていたことがあります。
練習中にケガをして、
長期間練習ができなくなると、
否応なしに筋力が落ちていきます。
それでも、
また練習を再開して、
ケガをしたら、また休んで・・・
スポーツで成功するのは、
本当に大変だと感じました。
下手をすると、
選手生命が終わるような
こともあるわけですからね。
それだけのリスクをしょって、
プロスポーツ選手は、
日夜行動しているわけです。
それに比べたら、
勉強やビジネスだったら、
小さなことを積み重ねる
ハードルが全然低いわけです。
あとは、習慣化するための
知識と少しの努力をやめないで、
続けていけば、
いずれ、大きな成果に
繋がるわけです。
その少しの努力をするときに
間違った方向でやらないためには、
既に成功した先人たちの
知恵を借りた方が合理的なわけです。
まとめ
今回は、行動科学の話と、
やる気モチベーションの正体について
解説してきました。
「いずれ、大きな成果」
を得るためには、
はじめの行動が間違っていると、
どんどん達成できない方向に
進んでしまいます。
是非ですね、
いま取り組んでいることや、
取組もうと思っていることが、
間違った方向に進んでないかを
点検して、分解して、
幸せを掴んで欲しいです。
この内容が参考になれば嬉しいです。
動画紹介
今回の内容について、
参考になる動画を紹介します。
ぜひ、視聴してみてください。
以下のブログも参考になります。
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