こんにちは! せがひろです。
今回は、成果を出せる人と
出せない人のたった一つの違い
これについて解説したいと思います。
なぜ、世の中には
成果を出せる人がいる一方で、
成果を出せない人がいる
事実もあります。
誰でも、
どんなことでも成果を
出したいと思っているでしょう。
しかし現実をみてみると
どうでしょう。
みんなが同じ時間を
与えられているにも拘らず、
成果の出せる人
成果の出せない人の
2つにきっぱりと
別れてしまっています。
将来に向けて努力できる人、
はたまた家に帰っても
ずっとスマホを触っている人
コツコツ自己投資できる人
はたまた会社に行く
ギリギリまで寝ていて、
目覚まし時計にたたき起こされ、
ドタバタと会社に出社する人
一体何が違うのでしょう?
それは成長マインドセットを
持っているかということです。
成長マインドセットとは
簡単に言うと、
自分は今よりも
もっと成長ができる。
後天的に自分の能力を
伸ばすことができる。
その一方で、
硬直マインドセット
というものもあります。
硬直マインドセットとは
簡単に言うと、
人間の能力は生まれつき
決まっていて、
人間の資質というものは
変わらない。
つまり、私たちが持つ
マインドセットは2種類ある。
目次
成果を出せる人と出せない人の違い
成果を出せる人間は、
この成長マインドセットを
持っており、
成果を出せない人間は、
硬直マインドセットに
捕らわれている
ということです。
硬直マインドセットを
持つ人は、
自分の能力は
元々決まっている。
成長マインドセットを
持つ人は、
努力によって自分の
基本的能力を伸ばせる。
そう信じています。
とはいえ、
成長マインドセットの持ち主は、
決して生まれつきの能力を
否定しているわけではありません。
人は元々の素質、適正、
興味によって異なっているが、
適応と経験を重ねることによって、
変化し、成長するといった考え方が、
成長マインドセットです。
一方、硬直マインドセットの人は、
成長の機会を逃し、
常に劣った成果しか
出せないのに対し、
成長マインドセットの人は、
常に能力が向上していくということが、
研究によって示されております。
例えば、スタンフォード大学の
研究によると
中学1年生373人を対象に
硬直と成長のどちらに
マインドセットを持って
いるかのテストを行いました。
その後で2年間にわたって
追跡しました。
子どもたちのマインドセットは、
次の学年に上がる頃には、
数学に大きな影響を
及ぼしておりました。
硬直の子供たちは、
平均点がほとんど
変化しないのに対し、
成長の子供たちは、
平均点がどんどん
上昇していったのです。
この変化が起きたのは、
自分は成長できると
信じていた子供たち
だけでした。
研究グループは、
成長のマインドセットが
どうして成功をもたらす
のかについて、
いくつかの推論を
行っていますが、
基本的にはモチベーションが
高まるということです。
自分が中学の頃を
思い出してみると、
良く「冷めている」
そういわれていました(苦笑)。
暗記する科目であれば
覚えれば覚えただけ、
成績が上がる
可能性があります。
しかし、スポーツでは、
成果が感じられないと
子どもながらに
思っていました。
例えば、今年の大会に負け、
「来年は優勝するぞ!」
そうは思ったものの
1年でどれだけ変われるのか?
冒頭でも伝えたように
みんな同じ時間を
与えられているわけですから、
才能が無ければ「無駄な努力」
子どもながらに
そう思っていました。
努力すればポジティブな
変化が起こると信じている人は、
一生懸命に努力し、
無力感に屈しないのです。
自分は成長できると
信じることが大きな力を持つのは、
それが人の努力や行動を
支配しているからです。
この研究から分かったことは、
自分は成長できるという
マインドセットを持つ子供は、
自分は成長できないという
硬直マインドを持つ子供に比べて、
モチベーションが高まるため、
成績が良くなるということです。
更に香港で行われた
別の研究によると、
成長マインドセットは、
潜在的可能性を最大にするが、
硬直マインドセットは、
成長を止めてしまうと
いうことがわかりました。
香港大学では事業も試験も
すべて英語なので、
英語が良くできることが
良い成績に繋がります。
しかし多くの学生は、
入学当初英語が
堪能ではありません。
そうすると当然、
すぐにでも英語の勉強を
始めるのが
好ましいわけです。
調査チームは
次のような質問をしました。
英語力向上が必要な学生のための
補修コースを行ったら参加しますか?
次に一人一人の学生について
マインドセットを調べました。
自分の知的能力は
決まっていると考えているか?
それとも変えられると
考えているかを訪ねてみました。
その結果、
成長マインドセットの学生は皆、
英語の補修コースに喜んで参加する!
硬直マインドセットの学生の
ほとんどは見送ると答えていました。
なぜ、このようなことが
起こったのでしょうか。
それは自分の能力は
成長すると信じている人は、
成績が良くなるための行動を
次々に取ろうとするからです。
そうでない人は同じ機会を与え
られても無駄にしてしまうんです。
自分が成長できると
信じている人は、
成長するための行動を
取りやすくなります。
一方、自分は何をやっても
無駄だと考えている人は、
成長するための行動を
取ろうとしません。
これが人生の長い間、
ずーっと積み重なって
その結果として将来圧倒的な
差に繋がってしまうわけです。
このように様々な分野で
成長マインドセットの重要性が
注目されています。
その影響は素質が重要だと
考えられている、
スポーツにも及んでいるんです。
才能はあるが努力できない
硬直マインドセットだったために
結果が出ない選手がいる一方で、
肉体的には決して恵まれている
わけではないのに
練習や努力によって才能を
伸ばしていく選手もいるのです。
例えば、バスケットボール史上
最高のプレイヤー
マイケル・ジョーダンでさえ
高校の時はレギューラーに選ばれず、
第一志望の高校へは
行けませんでした。
地元の高校に入学したマイケルは、
入学時は学校のバスケットチームに
入ることすらできませんでした。
その断られた理由は、
身長が小さいからというものでした。
彼にとって初めての大きな挫折を
味わった出来事でした。
それでも彼は、
その後チーム入りを果たし、
それだけではなく、
最高のプレイヤーに
なることを誓います。
マイケルは積極的に厳しい
練習に励み成功を収めた後でも、
練習を怠りませんでした。
正にマイケルジョーダンは、
成長マインドセットによって、
道を切り開いた人物と
言えるでしょう。
後日談としてマイケルは
バスケを引退し、
野球のメジャーに
トライしたことがあります。
しかし、当時メジャーでは
ストライキが続き、
思うように活動ができない状態で、
翌年にはバスケ界に復帰しました。
「運も実力のうち」といいますが、
折角、成長マインドがあっても、
活躍できる場がなければ、
活かしようがないということですね。
将来を見据えて成長マインドを
正しく使う必要がありそうです。
マインドセットはトレーニングで変えられる
成長マインドが重要なことは
理解して頂けたと思います。
しかし、急に明日から気持ちを
切り替えられるでしょうか。
しかも、何年もずっと持ち続ける
ことができるのでしょうか。
それができなければ、
三日坊主で終わってしまいますよね。
しかし、マインドセットは
トレーニングすれば変えられます。
その内容を解説したいと思います。
マインドセットを解説する書籍や動画に触れる
例えば、人間の能力は
後天的に変えられると述べた
本や動画などを積極的に
取り入れるだけで良いのです。
これによる効果は意外と大きく、
マインドセットを解説する
動画を50分視聴した学生は、
それだけで期末テストの
成績は上がり、
落第点を取る確率が
3%も低くなった。
たった50分視聴するだけで
効果が得られたので、
かなりの成果だと
言えるでしょう。
そこから考えられるのは
毎日5分だけでも、
「自分は成長できる」
「自分の能力は変えられる」
そういった情報に触れていれば
もっともっと成果が出るでしょう。
YouTubeでしたら色んな成功者の
話を視聴しやすいと思いますので、
ぜひ、探してみてください。
選択と戦略を褒める
自分が行った選択と
戦略を褒めるように
日頃から
心がけましょう。
選択の例としては、
集中力の高い時間に
勉強するように決めた。
我武者羅に
努力するのではなく、
まずは努力できる
環境を設計した。
といったものが
挙げられます。
戦略の例は、
朝5時に起きて脳の
ゴールデンタイムの間に
集中力の必要な
仕事を熟した。
計画的に昼寝をして
脳をリセットした。
などが挙げられます。
どんな生まれつきの
天才であっても、
方向性を決めずに
動くばかりではダメです。
効果がない戦略を使い続けて、
努力の量を倍にしてもダメです。
正しい選択と戦略の
二つがあってこそ、
初めて才能と努力が
結果に結びつくわけです。
ところが、
現代社会というのは
才能を褒めるばかりで、
選択と戦略にあまり目を
向けられていません。
例えば、大谷翔平は凄い!
そう絶賛しますが、
マンダラチャートの存在を
知っている人はどれくらい
いるでしょう?
普段努力しているで
あろう部分は
メディアでも報道しないため、
結果だけで一喜一憂して、
どんな選択と
戦略があったのか?
そこまで突っ込んで学ぼうと
する人は少ないわけです。
また、褒められる側も
能力ばかりをもてはやすと、
「自分は能力のおかげで
褒められているんだ!」
そういった思考に
陥りやすくなり、
更なるチャレンジを
辞めてしまう傾向にあります。
才能を失う恐怖感が
生まれるからです。
つまり、何か成功した、
上手く行った時に
「自分はできる人間だ!」
そういった風に天狗になるのは
完全にダメダメです。
結果を褒めるのではなく、
ゴールを細かく
決めたのが良かったとか、
この参考書を選んだのが
正解だった。
つまり、自分が行った
選択と戦略を褒めるのが
重要だということです。
逆に失敗した時も同じです。
「自分には才能がないから失敗した」
ではなく、
どの選択が間違っていたのか?
どの戦略がいけなかったのか?
そこを軌道修正するように
組み立て直すことが重要なのです。
自分の課題を常に
意識しておかなければ、
間違った努力を
続けることになるわけです。
選択と戦略が正しければ、
「必勝法」を持てるということです。
そうすると他のチャレンジでも
あなたなりの必勝法を駆使すれば、
成功の確率が上がるわけです。
結果だけ捉えて
良かった悪かったではなく、
自分がとった選択と戦略の
良し悪しに目を向けることが
大事だということです。
成功者も良く、
小さな成功を積み重ねましょう!
そう言います。
初めは簡単なこと
小さなことから
結果を出すことにより、
成功マインドが
確立されていくわけです。
その中で仮に失敗が
あったとしても、
自分には合っていなかった
選択と戦略を知れ、
同じ過ちを犯さないように
できるわけです。
いきなり大きなことに
チャレンジすると
失敗した時に取り返しが
つかなくなります。
だから必勝法を
見つけるためにも、
小さなことから
始めるべきなのです。
ぜひ、実践してみてください。
失敗は成功の基
先ほども同様に触れましたが、
・失敗を学習のチャンスだと捉える
・成功へのチャンスだと捉える
そのことが大事になってきます。
私たちは失敗した時に
悪いものだと考える傾向があります。
ですが、
失敗をポジティブに捉え
間違いを新たなチャンスとして
扱うべきなのです。
失敗した自分を責めるのではなく、
「良く行動したね。偉い!」
失敗は行動した人間にしかできないのだ!
行動していない人間は失敗すらできないんだ!
そうやって自分を褒めてあげるのです。
優しい言葉を掛けてあげるんです。
自分ぐらい
自分を褒めてあげてください。
これは心理学でいう
セルフコンパッションというものです。
セルフコンパッションとは
後悔している自分に別の自分が、
思いやりと理解を持って
話しかけていることを想像し、
別の自分がどんな言葉を
かけてきたのかを
紙に書き出すというものです。
こうすることで失敗した
自分の味方に
なって癒してあげてください。
成功者というのは華々しい
成功したことばかりを語られますが、
決して最初から
成功しているわけではなく、
あり得ないぐらいの
失敗をしているんです。
例えば、ヘンリー・フォードは
米国の起業家で、
自動車のフォードの創設者ですが、
フォードで成功するまでに
なんと7回も
破産しているそうです。
また、リンカーンも
大統領になるまでに選挙で
8回も落選したそうです。
このように成功し続けられる
人間なんて誰もいないわけです。
失敗しても挑戦した
自分を褒めてやり、
その失敗から次の挑戦に
活かすべき教訓を
学ぶことができれば、
失敗とは学習の
チャンスでしかなく、
失敗する度に自分は成功に
近づいているのだということが
わかります。
エジソンは次のような
名言を残しています。
失敗すればするほど
我々は成功に近づいている。
ぜひ、成長マインドセットを
身につけて育んでいったください。
まとめ
今回は以下の内容を取り上げました。
1.成果を出せる人と出せない人の違い
マインドセットには成長マインドセットと
硬直マインドセットの2種類がある。
成長マインドセットを持っている方が
結果的に様々なことに意欲的に挑戦する
モチベーションが沸いて
仕事でも成果がでるし、
人生のあらゆる面で成長できる。
2.成長マインドセットの育て方
(1)マインドセットを解説した情報に触れる
(2)選択と戦略を褒める
(3)失敗は成功へのチャンス
いかがでしたでしょうか。
最後に「努力は報われるか?」
という話をしたいと思います。
努力は報われることもありますが、
報われないこともあります。
成功を失敗があることからも
明らかですよね。
しかし努力した方が、
成果が出る可能性は高くなります。
努力は報われると
信じることも、
成長マインドセットの
一部だと言えます。
選択と戦略が正しければ、
努力は報われるはずなのです。
報われなかったら、
選択と戦略が間違いだったわけです。
いずれにしても、
行動しなければ成功も失敗も
無いわけですから、
まずは動くことが大事です。
動ける人になるためには
成功マインドセットを手に入れる。
そういうことです。
この内容が参考になれば嬉しいです。
動画紹介
今回の内容について、
参考になる動画を紹介します。
ぜひ、視聴してみてください。
以下のブログも参考になります。