【書評】「年収90万円で東京ハッピーライフ」

こんにちは! せがひろです。

人はあまり、

私のことを知らない。

なぜかというと、

隠居しているからだ!

わたしは20代で世を諦め、

あまり働かなくなり、

今やほとんど人と関わっていない

ITや株で儲けてFIREとかいう、

経済的に恵まれた話ではない

宝くじも当選していなければ、

親の資産も無い。

でも、ちゃんと生きています・・・。

今回は、

「年収90万円で東京ハッピーライフ」

という本について

解説していきたいと思います。

この本の著者は愛知県出身で、

現在東京で適度に社会と距離を置き、

週に2日ほど介護の仕事をして、

たまに友達と会ったりして、

楽しくのんびりとした

生活をされています。

つまり、週休5日で、

20代で世を諦め、

隠居生活を送っている・・・。

なんとも、意味不明です。

ここで誰でも

疑問に思うことは、

・なぜ、若くして隠居しようと思ったのか?

・なぜ、週給5日年収90万円で、

楽しくのんびりと

東京で暮らせているのか?

最初に結論からいいますと、

著者は隠居しようと思って

したわけではないそうです。

自分らしく平和に生きる

世界を求めて、

やりたくないことを

排除した結果、

最も彼に合う生活スタイルが、

隠居だったということです。

週給5日にした理由は、

あまり働きたくなかったから。

そのためには、

どうしたらいいのか?

人間関係、職場、食事、

住まい、お金の使い方、

全てを見直し、

工夫されたわけなんです。

その結果、

食費は月に9,000円

家賃は月28,000円と、

生活費は抑えながら、

不便なく、健康で、幸せな、

東京ハッピーライフが

成立してのだそうです。

この本は窮屈で

生きずらい社会について、

もう少し肩の力を抜いて

楽に生きるためのヒントが

ちりばめられています。

今の世の中をみてみると、

成功しないとダメだ!

金持ちにならないといけない!

といった風潮があります。

こういった風潮に対して、

息苦しさを感じている人もいるでしょう。

世の中の常識や、

決まったシステムの中で、

いかに自分らしく生きられるか?

ぜひ、著者の言葉を

参考にしてみてください。

触れたことのない価値観に

触れてみてください。

私と同世代だったら思いだすでしょうが、

「俺たちの旅」的な本とも言えます。

1975年10月に日テレで放送され、

私も大好きでした。

それはさておき、

本の内容の方を

解説していきたいと思います。

進学や就職はしないと生きていけないのか?

まず最初に、著者がどんな人なのかを

説明しておきましょう。

著者は、平凡な低所得者層出身で、

高校卒業後、進学や就職という道を

選びませんでした。

私生活で他人と合うのを一切やめ、

生活費を稼ぐためのアルバイトだけはやり、

それ以外の時間を趣味に費やし、

引きこもりの生活をしています。

そして、3年の月日がたった時に

人と話さないことにより、

言葉が出なくなったことに気づき、

危機感を覚え世界一周の旅にでたそうです。

帰国後、上京して杉並区に住むも、

物価・・・特に家賃の高さに驚嘆します。

生きるのにあまり、

お金が掛からない場所を求めて

東京の西の方。

多摩地区に引っ越し、

忙しすぎる仕事を退職しました。

掛け持ちしていた仕事は、

調整して段々減らし、

使うお金も工夫して減らし、

大体、20代半ばから、

現在の週休5日ののんびりとした

生活に落ち着きました。

そんな競争社会とは

真逆の世界で生きる著者は、

世の中の誰もが抱く

常識や悩みに対して、

どう考えていたかというと、

彼の見解や、彼の思う、

幸せになる考え方についてですが、

昨今の進学や就職の

プレッシャーは物凄いわけで、

世の中そうなってしまっている

システムの中でうまく立ち回れる人

ばかりではないわけです。

自分の進路に悩む学生、

不安になっている学生さん

そういった人が

たくさんいると思います。

学歴や今の仕事に

自信が持てない方々も、

いっぱいいると思います。

著者も、学生の時、
就職前にどうしようか?

悩んだといいます。

当時は、不安もあったものの、

あの時、無理やり選択しなくて良かった。

そう思うのだそうです。

著者は高校を卒業すると、

周りの同級生のように進学したり、

就職したりせずに、

アルバイトをしながら、

趣味に没頭するという、

引きこもり生活を選びました。

そして1年以上が経った今、

彼はどうなっているかというと、

自分に最も合う

生活スタイルを確立。

ちゃんと自立していて

社会と距離を置いていても、

収入が低くても、

お金に困ることなく、

毎日を幸せに

暮らせているそうです。

そんな著者の考えは、

やりたい仕事なんて探したらあかん。

そんな高いところに目標設定したら、

自分がしんどすぎる、

仕事に求めるのは、

「できないことをしない!」

ぐらいでいい。

大体、進学や就活で辛いという時、

自分が間違っているんじゃなくて、

世間が設定している目標が、

間違っているのかもしれない。

好きなことなんかなくても、

今すぐ見つけなくても、

もっと言えば、

死ぬまで見つからなくたっていい。

大事なことは、

嫌いなっことで死なないこと!

これぐらい目標を下に置いとけば、

とりあえず絶望はしなくて済む。

そういった考え方です。

進学か、就職か・・・、

さもなくば起業といった、

何が何でも仕事をしないと、

生きていけないんじゃないか?

そう考えて焦っている人へ

そんなことしなくても、

意外と生きていけるもんですよ!

このように著者は、

出来ない事や嫌なことをしないで、

自分にOKを出すようになってからは、

随分、楽になったそうです。

定職につかずに

10年が過ぎましたが、

もし、自分がやりたいことを

探し続けていたら、

今でもつらかった

だろうなーって思うそうです。

やりたいことが分からないから、

何を目指して進んだらいいか?

分からない人も、

今の仕事が自分の適職なのか

分からない人も、

焦って答えを出す必要はない。

高校生や大学生時点で、

適性が分からなくても不思議ではなく、

落ち込むことはないと

著者は言っています。

自分の目の前に

分かれ道があった時、

自分が得意だと思う方向に

進むのが人間で、

どうにかなるものです。

なので「安心してください!」

そう言いたいですが、

卒業間近だと、

そうもいかないですよね。

まだ何も分からないのに、

とても重大な決断を

しなくてはなりません。

どうしても進まなければいけない!

道を決めなければいけない!

そういった場合、

著者は消去法を勧めています。

人間、やりたいことは

分からなくても、

やりたくないことは

意外とわかるものだからです。

目の前にある選択肢から、

どれをやりたいかではなくて、

やりたくないものから、

どんどん消去していくわけです。

それで残ったものから、

「これなら、我慢できるかも」

そういったものを選ぶと・・・。

正解とかはありませんから、

完璧でなくていいわけです。

大切なことは好きなことで

生きていくんじゃなくて、

嫌なことで死なないこと!

そんなに高くハードルを

設定しない方が、

後から絶望しなくて

済むのだということです。

そう語る著者も30代になった今も、

何がしたいか分からないそうです。

遅れを取り戻したいから、

急いで進むこともありません。

後々絶望したり、

後悔しないためにも、

無理して選択しない

ようにしましょう!

楽な生き方とは?隠居はベストな生き方なのか

さて、著者のような隠居生活を

憧れる人もいれば、

そうでない人もいると思います。

では、隠居はベストな生き方なのか?

著者本人は、そんなわけはない。

そういう風に生きるべきかというと、

大いに疑問があると言っています。

どのような生き方に幸せを感じるかは、

十人十色ですから、

自分に合った生き方に

たどり着くためには、

自分にとって何が快適かを

知っているかどうかが大切。

著者は最初から隠居を

目指していたわけではなく、

嫌なものは拒否し続け、

快適なものを選んで、

流れ着いた隠居という暮し方が

楽しかったので続けているそうです。

何かよくわかんないけど、

隠居することになっちゃったし、

「ま、いっか」

くらいの感覚だそうです。

そして3年後に

このまま隠居しているか分からないし、

隠居よりも面白いことを

見つけたに日は、

そちらを選んでいる

だろうと言っています。

そして何がベストかという

考え方からは、

できるだけ離れて行った方が

楽であると言っています。

そもそも疑問として、

なぜ、自分の選択した生き方が

正しいか間違っているかを

人に言う、証明する、認めて貰う。

といったことを

しなければいけないのか?

人と比較し、いい・悪い、

正しい・間違っている。

相対的で対立的な価値観は、

疲れやしないでしょうか。

間違っている何かが無いと、

自分が正しい側に

立てないというのは、

しんどくなってしまいます。

そういったことをいちいち

判断することからは徹底的に離れて、

個である、私は私であることを感じて

目指してみてはどうでしょうか?

正しさにがんじがらめになっている、

現代社会の風潮から解放されて、

今よりも楽になれるはずです。

自分にとってのベストな生き方、

つまり、自分にとっての快適な

生き方を知りたい人は、

外側に探しに行くのではなく、

内側に開拓をしていく方が良いです。

自分が本当は何が好きなのか?

どういう暮らしを幸せと思えるのか?

その答えは他から

転がり込んできません。

しかし、ずっと自分と

向き合うのは疲れますし、

途中で、どうしても

面倒くさくなってしまって、

時代の流れに合わせておこうと

考えてしまうのが人というものです。

そこを踏ん張って、

嫌になるほど向き合って、

自分を掘り下げてみるべきだと・・・。

そして、一旦自分の源流

みたいなものを見つけたら、

迷わなくなりますし、

外野が何と言おうが、

その先に自分にとって

ベストな生き方があるはずです。

毎日のハッピー思考術

この本には、年収が低くても、

やりたいことをやらなくても、

ハッピーに生きられる、

著者オリジナルのハッピー思考術が

9つ紹介されています。

その中で特に役に立つと思った、

5つについて解説したいと思います。

①心と体のチューニング

著者は以前、体調を崩すほど、

環境の悪い職場で働いていました。

あまりの忙しさに

心が何も感じなくなるまで、

耐えた挙句、限界がきて、

出勤になると急に蕁麻疹が

出てしまうようになります。

社会との繋がりが

断たれるのではと、

頭にちらつきながらも著者は、

そのバイトを辞めるのですが、

いざ辛い場所から飛び出したら、

そこは孤立無援の冷たい

世界ではありませんでした。

自分で選んだ人と関わりながら、

生きて入れるところで

案外まったりしている。

その時にやっと自分の

心と体のバランスを探す

スタート地点に立てたそうです。

そして暇にになると、

自分の体調の変化に気づきました。

驚いたのは忙しくないからって、

放っておいたらどうなるかというと、

やはりそれはそれで、

心の声が聞こえなく

なるのだそうです。

常に自分の心にチューニングするのは、

結構難しいことです。

暇だと心は元気

というわけでもなく、

のんびり過ごしていても

気持ちが外に向きすぎていたり、

せっかくだから

何かしなくちゃモードになっていると、

本当の自分からすぐズレにてしまう・・・。

また、心と体のバランスは、

いつでも自制と微調整が必要なもので、

一人でいる時間が増えても上達したり、

熟練したりすることはないようです。

自分とのズレを修正するための

一番の方法は著者曰く、

とにかくボーっと

することだそうです。

何もしないこと

何も考えないこと

何も知らなくていいし、

何にも応えようとしなくていい。

そういった時間を30分で

いいから作るといいそうです。

公園で何もせずに日向ぼっこしたり、

雨の日はアパートで大の字になって、

雨音を聞いたり・・・。

1時間ぐらいで

スッキリするそうなんですが、

3日ぐらい寝て

何もしないこともあるそうです。

ネットも繋がず、本も読まず、

テレビも見ない方がいいとのことです。

それでひたすら

ボーっとするんです。

何もしないでいると人間は、

自分と向き合っていきます。

自分をしんどくしていた

小さなことの積み重ねに気づいて、

きちんとリセットされていきます。

更に、もっと何も

考えない所までいけると、

バッチリだそうです。

ぼーっと段々、自分と世界の境界線が

無くなっていくような感覚・・・。

自分がここにいるような、

いないような不思議な感じです。

何も聞こえなくなって、

時間の感覚も、

場所の感覚もなくなる。

そうすると、全てのことが

いい意味でどうでもよくなる。

宇宙の塵みたいに、

大したことじゃないように感じる。

ここまでくればもう大丈夫です。

そうして現実に戻った時、

シンプルな頭になっています。

(これは、ある意味瞑想と同じかなーと思いました。)

②お金とうまくやっていくために

著者は年収が低くても、

困ったことはないと言っています。

それは著者とお金の関係が、

友好的であることも

理由なのかもしれません。

お金との関係が有効的とは、

著者曰く、

「みなさん、

お金ってどう思いますか?

私は最近、お金ってちょっと

かわいいと思うんです。」

「だってさ、

外貨を含めたらいったい、

世の中にどんだけのお金が

あるのか知りませんけど、

その途方もないお金の中から、

何で、私のところに

来てくれたんだろうって、

そう思うと、

可愛くないですか?」

お金の立場になってみると、

良くわかります。

現在、地球の人口が、

約73億人と言われています。

そうすると73億人の中から、

誰のところへ行くのか?

私のことを選んで

わざわざ来てくれたって、

何か、ありがたいことだなーと・・・。

せっかくウチの財布に

お越し頂いたんだから、

絶対に無下には出来ないと思う。

まるで、お金が生き物で

あるかのような向き合い方で、

著者は、色んなものを人格化して

考えるようになりました。

例えば、私が水だったら、

大切に使われたい。

私が野菜だったら、

最後まで食べきって欲しい。

私が家だったら、

綺麗に長く住まれたい。

そして、これがお金だったら、

どういう風に扱われたいか?

どういう人のところに行きたいか?

そう考えるようになったそうです。

著者はこう続きます。

かと言って、自分がお金に

大人気かといったら、

そんなことはないが、

悪く思われてはいない

という自信はある。

お金を持っているのと、

お金に好かれるのは、

違うような気がすると・・・。

著者が上京してきたばかりの頃、

働きまくって稼いだお金の大半が、

生活費と税金に消えていきました。

税金を払う時も、

買い物をするときも、

何処か殺伐とした気持ちで

お金を使っていました。

あの時自分のところに来てくれた

お金には申し訳なかったと

著者は思うそうです。

そのような思いがあるため、

今はどうすれば自分だけでなく、

一人でも多くの人が

喜んでくれるかを一生懸命考えて、

大事に大事に

お金を使っているそうです。

そうすると不思議なことに

お金が必要になった際に、

タイミングよく知り合いに

必要な金額ほどの仕事を

頼まれたりすることが

度重なるようになったそうです。

それはまるで、

著者のしらないところで、

お金たちが相談して必要な分だけ、

こっちに来てくれているような

感じだったそうです。

今の著者にとって、

お金は困った時には助けてくれる、

ありがたい友達のような存在、

自分の元へ来るか来ないかは、

全てお金の意思に任せている。

著者にできることは、

この人のところに行きたい!

この人ならお金を大切に使ってくれる!

そう、お金に思われる人になるよう、

努力することだけだそうです。

また、この人の元へ戻ってきたいなぁと、

お金に思って貰えるような、

気持ちの良いお金の使い方ができるように

私たちは意識すべきなのではないでしょうか!?

因みに著者は、お金が必要ないとは

全く思っていません。

あればあったで便利だし、

もっとあっても全然構わないと言っています。

何かあった時のために、

ある程度持っておくだけで、

安心して隠居生活が送れているのは、

間違いないと言われています。

ただ、お金に全ての信頼を置くのも

バランスが悪いです。

何かあった時の解決法は、

お金だけでなく複数あるに

越したことはありません。

例えば、自分の周りにいる人間、

友人たちや家族を大切にしましょう。

たとえ、家が無くなったとしても、

みんなで少しずつ助け合って

生きていける関係・・・

勿論、自分が貰うだけではなく、

普段から困った時にちょっとずつ、

助け合うみたいな関係を

作っておくのが重要です。

現金、貯金、時間、仕事(本業/副業)、

友人、地域コミュニティ、家族、住むとこ、

畑、自分の才能など、

自分の得意分野は多めに、

これぐらい持っていたら、

いざ仕事が無くなった時でも、

いきなり路頭に迷うことはありません。

(この中に保険が入っていないのが、

特徴的だなーって思いました。

確かに、国の皆保険制度が

あれば実は充分で、

あとは迷惑かけたくなかったら、

葬儀代ぐらい何とかして

おけばって感じでしょうか。)

著者が貯金をする上で

気を付けているのは、

あまり先のことを

見過ぎないことだそうです。

老後なんて生きているか

どうかも分からない。

ウン十年先のことまで

心配しないことです。

明日世界が終わっていいように、

好きなことを中心にして生きつつ、

明日世界が終わらな

かったときのために、

ちょっと準備しておく。

それでもし自分が持っているもので、

解決できないことが起こったら、

今まで好きなことをしてきたんだから、

諦めも付くんだといいます。

それで死んじゃったら大往生だし、

生きていればラッキー!

これぐらいのバランス感覚だと、

毎日が快適だそうです。

③夢や目標はないとダメなのか

著者は、今まで夢や目標、

人生設計をあまり持ったことが

無いそうです。

もう少し具体的にいうと、

「今月中に温泉に行きたいなー」とか、

短期的な夢はあるそうなのですが、

5年後、10年後に

どうなっていたいかといった

ビジョンは全くないそうです。

というのも、

そこは未知数にしておいた方が、

楽しいからなんだそうです。

著者が30年生きてきて

分かったことは、

人間が頭で思いつくことは

大したことが無い。

未来なんて嫌でも

やって来るのだから、

目標とか立てずに適度に

ほっとくっていうのも、

ひとつの手ではないか?

未来は、オープンチケット

ということにして、

行き先も期限も

決めておかないでおいて、

夢にも思わないことを

ワクワクしながら待つのも乙である。

学校教育や社会の仕組みにより、

いつの間にか夢や目標が

あることが当たり前で、

夢があることをうらやみ、

無いことを悲観するっていうね。

そうじゃなくて、

結果は神のみぞ知る、乞うご期待!

そうした生き方の方が楽しいかもしれません。

著者は、決して夢や目標を持ちましょう派に

否定的ではありませんが、

夢や目標というのは、

持ち主と一緒に絶え間なく、

変化し成長していくのではないか?

例えば、自分の気持ちや環境は、

恒に絶え間なく変わっていくのに、

5年前の目標にしがみついて帳尻を

合わせるために分からなくなって

いる人がいるとしたら、

それは勿体ない気がします。

特にやる気のある真面目な人に

多いかもしれません。

そんな人はとりあえず、

自分を褒めてあげて、

次の段階へ行ってみては

どうでしょうか?

著者は上京することや、

世界一周することを

周囲に話したそうです。

すると「行ってどうするの?」

「将来何がしたいの?」

物凄く来れたそうです。

その時に考え直して、

世界一周も上京もしなかったら、

隠居もしていないし、

本も書いていなかった。

周りの意見を無視して、

本当に良かったと思うそうです。

自分が決めたことなら諦めるが、

人に言われて諦めたなんて、

死んでも死に切れません。

興味があることを色々やってみて、

万が一結果がついてこなくても、

あの時自分のしたいことが、

できたって思うだけで、

今日も元気だ!

ごはんがウマイ!

そう思えることが、

ガチで私の財産、

夢や目標がなくても、

これで良いのだー!

これが最終的な著者の答えです。

④将来について

著者は今の生活をしていて、

「将来どうするの?」といった質問を

たくさん頂くそうです。

しかし、世間で言われている意味での、

将来(老後)については、

あんまり思うことはないといいます。

というより、将来を考えた時に、

個人としてできることは結局、

毎日をただシンプルにきちんと

生きていくしかないと思うそうです。

地味で目立たなくて、

誰にも褒められない、

ごく普通のことを、

淡々とこなしていくこと。

年収何億とかいう人が、

世間でもてはやされても、

比べないこと!

それでも必ずズレて

しまうことはあるので、

自分に対するたゆまぬ観察と、

微調整を繰り返すこと、

それで無事、

一日を終えることができたら、

今日も平穏無事に過ごせて

ありがとうございました。

そう感謝して眠ること、

そのような生活は、

今しか見ていないじゃないかと

言われるかもしれません。

著者は、これを将来から

逃げているとは

全然思わないといいます。

むしろ逆で、

将来のことを本気で考えていると、

今この瞬間を大切に生きることに、

どうしても戻ってきてしまうからです。

毎日をただきちんと生きていると、

今日のこの日に今までのことも、

将来のことも、

全部ちゃんと含まれている

ような感じがするし、

今日のことも大切にしていないのに、

将来を語るのは順番が違う気がする。

そう著者は言います。

毎日、毎日、休みも無くバイトに

明け暮れていた著者は、

次のような感じだったそうです。

帰省する余裕ないくらいお金に余裕がなく、

街で困っている人がいても、ガン無視。

人が困っていても知ったことではない、

自分で何とかしてください。

あまりにも毎日が辛いと、

世界中で自分だけが特別みたいに、

思ってしまうことってありますよね。

「何で、自分だけが・・・!」

そして、このまま何年も、

こんな生活をするのかと考えたら、

そのうちアホらしくなってしまった。

そんな経験を経て辿り着いたのが、

今の隠居生活だそうです。

昔とは打って変わって著者にとって、

最高に楽しい毎日となったんです。

自炊して、掃除して、

きちんと生きているという、

実感があるし、

困っている友人や他人がいたら、

自分のできることを

できる範囲で

手伝えるようになった。

ふと気が付いたら、

以前のような収入もないし、

人がうらやむようなものは

何も持っていない・・・。

でも何かがあって、

アパートに住めなくなっても、

ごはんが食べられなくなっても、

ちょっとずつ助け合うことのできる、

友人たちはいる。

昔と比べて、

どちらが良いかと言ったら、

著者は、今の方が断然いいし、

超ラクだと話します。

更に、何よりも自分を嫌いに

成らずに済むのがありがたい。

あんなに将来の方を向いて、

頑張って働いても

何も残らなかったのに、

自分も周りの人も大切にして、

目の前の日々を倦まず弛まず、

コツコツ生きていたら、

将来の不安・・・、

どっかいっちゃった。

今に将来が含まれているって、

こんな感じだと思う。

⑤生きること、死ぬこと

みなさんは、死を恐れますか?

著者は、あまり信じられないそうです。

死ぬというのは、

本来、ただそれだけのことで、

死んだことのない誰かが、

後付けした情報に過ぎないのだから、

本当はどうなのか分からないと・・・。

そもそも、どんな感じなのか、

誰にもわからない事ならば、

わざわざネガティブに取らない方が

ハッピーでいられる。

また、著者はその道を選んだ

人間としか関わりませんし、

テレビも持っていないそうです。

死を怖いと思わないのは、

あまり死についての情報が

入ってこないから

なんだといいます。

ニュース番組などでは、

そのような情報が毎日発信されて、

人々の不安を煽っていますよねー。

それを受け取らずに済むならば、

より心平和に暮らせることは

間違いなさそうです。

そして自分に合った生き方に落ち着き、

今が充実している状態であること、

いつ死んでも悔いはないというぐらい、

ハッピーな毎日ならば、

死に対するネガティブなイメージは、

薄れるかもしれません。

好きなように生きて勝手に死ねたら、

もうそれは大往生、

むしろ喜んで欲しい。

自分が生きているだけで、

ちょっと笑えるっていうか、

隠居しちゃっても笑えるし、

本が出ちゃっても笑えるし、

このまま死んじゃっても、

なんか面白いみたいな

ところがあるんです。

あの世で「プッ」って

なっているような気がする、

可哀そうがられるより、

最後まで笑って貰えた方が嬉しいなぁ。

以上

いやー、なかなか普段

触れたことのない価値観で、

今の若い人は

こういった考え方なのか?

カルチャーショックを受けた感じです。

でも、大枠では瞑想の要素が入っており、

全てを否定するわけではありませんが、

大事なのは、

初めから隠居生活を

目指すのではなく、

人生経験や、読書などによる

知識があった上での、

その時、その時の

決断の連続だと思います。

ある意味、

悟りの境地みたいな

感覚を持ちました。

冒頭で触れたように、

人生は人それぞれ、

十人十色です。

楽しそうに生きているから、

真似してみようじゃなくて、

「自分だったら、どうしたいか?」

という視点で考えてみて欲しいです。

例えば、著者は大金があってこそ、

経験できるであろうことは、

何も経験していないわけですから、

最初のバイト時代の辛い経験が、

ベースとなって

考えているように受取れます。

もし、最初からお金持ちの家に

生まれていたら、

本書のような考えに至ったか?

お金が全てじゃありませんが、

世界一周旅行だって、

お金が無ければ、

出来なかったわけですからね。

ぜひですね、自分で経験して、

自分で判断してみてください。

この内容が、参考になれば嬉しいです。

動画紹介

今回の内容について、

参考になる動画を紹介します。

ぜひ、視聴してみてください。

S001 自由な人生を手にいれるにはどうすればいいか

https://youtu.be/MDXRz-w_uvw

以下のブログも参考になります。

私は、嫌なことがあると、結構、尾を引いてしまう性格です。忘れようとしても思い出してイヤな気分になります。この本と出会い、ブッダの思想に感銘を受けました。嫌なことに反応しない方法が解説されています。現代社会では、テレビやネットなどから無数の情報が飛び込んできますので、自分らしくいるためにはとても参考になる本だと思います。

自由で豊かに生きる方法を無料で見てみる


私は、会社員時代は単身赴任で全国を飛び回っていました。

毎日満員電車に揺られて出勤し、
嫌な上司からパワハラを受けながら働いていました。

給料は安くて、家賃や生活費で
ほとんど消えていました。

家族とは離れて暮らし、
週末も帰省する余裕もなく、

電話やメールでしか
連絡できませんでした。

家族との時間を失ってまで、

こんな人生で本当に幸せなのか?
自分は何のために生きているのか?

そんな悩みが頭から離れませんでした。

そんな時、ネットビジネス
というものに出会いました。

ネットビジネスとは、
インターネットを使って

自分の好きなことや得意なことを
商品やサービスとして提供するビジネスです。

私は、人間嫌いで一人で行動するのが
好きだったので、

ネットビジネスは
まさにピッタリだと思いました。

しかし、私にはネットビジネスの
知識も経験も資金も人脈もありませんでした。

どうすればいいか分からず、
不安や恐怖でいっぱいでした。

ですが、自由に生きるためには
リスクを背負ってでも

チャレンジするしかないと
思い切って飛び込んでみました。

そして、半年後、
私は初収益を達成しました。

今では、自動で稼ぐ仕組みを作り上げて、
お金と時間に縛られずに自由に生きています。

田舎で家族と一緒に暮らしたり、
旅行したり、趣味に没頭したり、

自分のやりたいことを
思う存分楽しんでいます。

私だけではありません。

私と同じ起業家仲間も、
単身赴任や出稼ぎなど

家族と離れて暮らしていた
人たちが多くいます。

彼らも私も、特別な才能やセンスや
資金があったわけではありません。

ただ、家族と一緒に生きたいという
強い思いと 行動力があっただけです。

あなたは今の人生に満足していますか?

毎日イヤイヤ働いて、
お金や時間に不自由して、

家族との時間を犠牲にして、
自分の夢ややりたいことを諦めて、

我慢・我慢で一生を終えるつもりですか?

私は、そんな人生は嫌だと思いました。

どうせ一度きりの人生なら、
自分の好きなように生きるべきです。

しかし、自由に生きるためには
何をどうしたらいいのか分からないですよねー。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。