定年後のリアルな第二の人生から「ゆずれないもの」を理解しよう

こんにちは! せがひろです。

今回は、「定年後の働き方」

ということで、

ある現職者のリアルな体験を元に

話したいと思います。

何でもそうだと思いますが

体験した人の話は信憑性があり、

参考になりますよね。

私も定年退職後の問題点について

予想されることを情報発信しています。

例えば、収入はゼロになりますよね。

でも、家賃や水道光熱費、税金は、

生きている限りずっと

払い続ける必要があります。

なので、最低でも年金を貰うまでは

普通の人でしたら働き続ける

必要があるわけです。

そうすると老後のんびりなんて

なかなかできない。

そういった内容を発信しています。

その中で定年後の再就職の

大変さというのは、

自分も経験していないので

説得力に欠けると思っていました。

そこで経験者の話を

取り上げようと思いました。

ほんと、同世代はもとより、

若い世代の人にも、
将来そうなるかもしれないんだと

備える参考にして欲しいなって

思っています。

とある現職者の定年後のリアルな話

とある現職者、

Tさんとしておきましょう。

Tさんは大学卒業後、

某流通会社に就職しました。

普通に勤務していましたが、

55歳の時に転機が訪れます。

会社の吸収合併があり、

人員整理のため、

希望退職募集の話がでました。

Tさんは、今後のことを考え

希望退職に応募します。

希望退職というのは

色んな捉え方ができますよね。

体のいいリストラとも言えますし

会社の思惑とは違い、

優秀な人ほど希望するとものだと

聞いたことがあります。

よく希望退職の場合、

退職金の上乗せがあると言いますが、

今後、将来貰える

収入の合計と比較したら、

どちらが得かが分かると思います。

元々辞める予定があって

タイミングが合っていれば別ですけどね。

いずれにせよ、外的要因で定年前に

そうした決断を迫られるケースは、

増えているのではないでしょうか?

Tさんの場合、退職金の割り増しに加え

再就職支援もあったそうですが、

実際には希望に合う職が無く、

自らハローワークで

ビルメンテナンス会社の

仕事を見つけ、

巡回指導員として勤務をしました。

その後、大手管理会社の

マンション管理人として

63歳から勤務し

現在に至っています。

更に70歳が定年であっても、

それ以降も勤務態度、

健康に問題なければ、

更新延長で働けるだろうと

考えていたそうです。

職場の現実と実態

Tさんが選んだマンションの

管理人というと、

定年退職者には

人気がある職業の1つです。

なので競争率も高く、

ほとんど求人は

無いと思っていたのですが、

募集は多いそうです。

実際は人手不足のため、

管理会社、現場の人の手配で

四苦八苦の状況だと言います。

何故かと言えば、すぐに辞める人が

後を絶たないのだそうです。

理由は現場仕事であり、

プライドが特に高い人ほど

人の目を気にするし、

若い担当者と

うまくやれない。。。

かつ、何でも自分で判断

してはいけないという規則もあり、

担当者に連絡・指示を

受けなければならないので、

そういうことがプライドを

傷つけるということなのだそうです。

過去の経験、知識で

自己判断してクレームを起こす。

そういうことも多いとのこと。

意外と離職率の高い職種なのです。

確かに、今まで管理する立場だった人が

逆の立場になるわけですし、

多額の給料を貰える仕事でもないので

「やってられない!」ってこのなのでしょう。

Tさんは、それに耐え、

仕事のスタンスとしては、

居住者から常に

見られていることを意識して

多少のストレスを感じて

勤務しているそうです。

実際の具体的な

勤務内容はというと

月曜日から金曜日の5日間

8時から15時まで、

朝は巡回から始まり、

清掃ゴミ出しの管理

日中は不審者の

監視カメラでのチェック

居住者の要望対応など

休みは土日のみで

祝日でも出勤

お給料は12万円程度

人の目を気にする

これについては

色んな意味で分かります。

以前、○○会社で働いていたのに

今はこんな仕事を・・・

といった世間体ですよねー。

あと、田舎は人が少ないので、

すぐに噂になったりします。

私だって地元の田舎で

人前で働くのは嫌です。

やるとすれば、

物流倉庫の荷物運びなど

人と触れることのない仕事を選ぶでしょう。

(逆に上手くいっているときって

目立ちたかったりしますよね。)

生活レベルもそうですが、

自分の人生で一番良かった時を基準に

現在を評価してしまいます。

プライドって、本当に冷静さを欠く

邪魔なものだったりします。

でも、無くすことなんてできないので

プライドというものを理解した上で、

どう立ち回るかを考え行動することが

大切だと思います。

若い担当者と上手くやれない

これは退職しないで

働き続けても訪れることです。

それこそ出世に興味の無い人でしたら

若手の指示の元で働くことになります。

取引先の担当者が

若手だったら同じことですよねー。

雇われて働く以上、

避けて通ることはできません。

逆に個人で働いている場合、

相手が自分にないものを

持っている人でしたら、

年齢に関係なく

素直に受け入れられます。

そもそも定年退職して

60歳を過ぎていれば、

年下の人と触れる機会の方が
圧倒的に多いわけなので、

それも理解しておくべきですね。

自分で判断してしまう

大勢が働く大企業であればあるほど

指示系統には忠実に従うものです。

私もサラリーマン時代

勤めていた会社の中には

社員数が数千人、数万人

規模のところがありました。

全員が自己判断で行動していては

組織が上手く機能しませんよね。

仕事のみならず、

チームスポーツも同じことです。

協調性とも言えると思いますが

大勢が係って働くのでしたら、

心得ておく必要があると思います。

そもそも、誰でも若かった時は

上司や先輩の指示に従っていたと思います。

あるいは、中学のとき3年生になると

1年、2年が後輩になりますが、

高校に入るとまた1年生からです。

再就職したら1年生から

やり直しになりますから、

若かりし日のことを

思い出すべきでしょう。

これはほんと、

人によって違っていて、

人から指示された方が

楽だと捉える人もいます。

どうしても自分の思い通り

自由にやりたかったら、

そうしないと

ストレスだと感じるなら、

個人で起業するしか方法は

無いと思います。

定年後のリアルな生活

Tさんの場合、年金は

企業年金などを含めて

月18万円とのことです。

私生活では

仕事を終えて帰宅後、

外が明るい時間に

風呂上がりのビールを飲んだ時、

至福の時間を感じるとのことです。

休みは週に2日間しかないので

有給休暇を入れて、

2泊3日の旅行を

夫婦か家族連れで

年に4、5回行き

リフレッシュしているとのことです。

Tさんはこのように伝えています。

定年後、第2の職場での働き方は

自分の年齢、立場の自覚から始まります。

過去の作りあげたプライドは

必要ありません。

それができない人は

再就職を考えず、

趣味の世界で活躍されることを

お勧めします。

アルバイト感覚で

○○でもやろうか。

そういった安易な考えでやると

絶対に上手くいきません。

収入のためだけに何でもいいから

働こうとすると、

そこには「働きがい」

存在しません。

自分が欲しい収入が

貰えているのであれば、

ある程度のことは

我慢できると思います。

しかし、給料が安いと余計に

ちょっとしたことでトラブルになります。

逆に自分の好きなことでしたら

収入によらず頑張れたりします。

Tさんの言葉にもあるように

リフレッシュのための旅行には、

金を払ってでも行くわけです。

言葉の綾かも知れませんが

リフレッシュということは、

働くことでストレスを

溜めているとも読み取れます。

何が言いたいかというと、

諸悪の根源は「プライド」

だということです。

プライドとの上手な付き合い方

プライドの意味を調べてみると

自分の才能や個性、

また、業績などに自信を持ち

他の人によって

自分の優越性・能力が

正当に評価されることを

求める気持ち

また、そのために品位ある態度を

崩すまいとすること。

プライドには悪い面と良い面の

両方があります。

悪い面で言ったら、

威張り散らしたり、

見下すといった行為です。

言わずもがな、

こういう人って尊敬されません。

逆に良い面で言ったら、

「誇り」「自尊心」

あるいはマナー・常識なんかも

あると思います。

他人との比較ではなく、

自分自身がどうでなければ

いけないのか。

大人として、

子を持つ親として、

年老いた親を持つものとして

あるいは、大事な人を守るなど

一人の人間としてどうあるべきか。

その人の評価は、

自分では決められません。

自分が決められるものは、

自分の生きた人生に対する

納得感だと思います。

どんな生き方をしようが、

人からどう思われようが、

良し悪しを受け止めるのは

自分なわけです。

まー、前提条件として

他人の評価を気にしない。

というのも大事な場合もあります。

例えば、誰かに言われたからと

気にしてその通りに行動し、

もし失敗して嫌な思いをするのは

自分自身なわけです。

自分自身でどうあれば納得するのか、

後悔しないかという、

心の支えになるようなものが必要です。

つまり、自己肯定感です。

あまり聞きなれない言葉だと思いますが、

自己肯定感無しでは、

何をやっても上手くいきません。

↓詳しくは、こちらで説明しています。

今回は「あなたが劣等感を持つのは親のせい」という、ちょっとインパクトのある話です。これは斎藤一人さんのYouTube動画を参考にしています。学校で習ったハムラビ法典って覚えていますか?復讐法とも言われ有名なのが「目には目を歯には歯を」といった教えです。あなたが劣等感を持つのは親のせいというのは無意識の時もあります。

誰でも、いずれ年を取ります。

今回の内容を参考に

自分の将来を見つめ直してみて欲しいです。

この内容が参考になれば嬉しいです。


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