【書評】「不安と折り合いをつけて うまいこと老いる生き方」を学ぼう

こんにちは! せがひろです。

今回は「不安と折り合いをつけてうまいこと老いる生き方」

これについて解説したいと思います。

長い老後についての不安が尽きないという

中年から高齢者の方が非常に多くなっています。

体のあちこちが痛んで何をするにも億劫だとか

夫や子ども夫婦、

周囲との人間関係がうまくいかないとか、

あとは生活費ですよね。

年金で生活できなかったらどうしよう。

何歳まで働けるんだろう。

これから20年、30年を生きていく

希望が見いだせない、

話し相手もいなくなったら

孤独な生活がつらい。

著者の方々は中高年やシニアから、

このような相談をたくさん

受けて来たそうです。

老後人生には現役時代の頃とは違った

悩みと心身の変化が襲ってくるといいます。

著者のひとりである奥田弘美先生も

50代半ばに差し掛かってから、

特にそれを感じていて老後について

考えるようになったそうです。

もうひとりの著者であり、

この本の主役でもある中村恒康先生は

定年を迎えた後も若い世代を支えながら、

なんと90歳まで現役を務め上げました。

中村先生の老い方は生涯現役と呼ばれる

理想的なモデルの一つです。

現在はこのような老い方以外にも

年の取り方を自分で

自由に選べる時代になりました。

今は本やメディアやインターネットなどから

様々な情報や意見が手に入れられるので、

昔に比べて選択肢は格段に増えています。

しかし同時に今まで知らなかった

新たな心配や不安が

生まれているのも

事実ではないでしょうか。

・どのような老い方を選ぶのか

・どのように老いと付き合っていけばいいのか

この本を読むことで中村先生の

人生のストーリーや、

著者の方々が相談に乗られた患者さんの

ストーリーなどを通して、

老後の心配や不安を解消するための

ヒントを見つけることができると思います。

私が特に気になった部分を3つ

紹介したいと思います。

老いを受け入れるほど幸せになれる

老いることについて不安を抱えている

日本人がたくさん増えています。

私は「渡る世間は鬼ばかり」で有名な

脚本家の故・橋田寿賀子さんが、

雑誌の取材で語った言葉が

印象に残っています。

「安楽死で死なせて下さい」

日本は世界の中でもトップレベルの

長寿国であるがゆえに、

現役引退後の老年期が20年30年と

非常に長くなることが予想されます。

長生きできること自体は

素晴らしいものの、

その長すぎる老後を

自分は一体どうように過ごすのか?

心体的にも、経済的にも不自由なく

生き延びることはできるのだろうか?

そう多くの人が不安を感じて

いるというわけです。

特に若い世代は自分がこれから、

老いるという不安すら

考えられないのではないでしょうか。

しかし、老いを認めざるを得ない

時期というのが、

誰にでもやってきます。

・老いとどうやって向かい合うべきか

・いかにうまく付き合っていけば良いか

誰もがいつかは、

この課題と向き合わなければなりません。

現在は豊かな時代のお陰で

30代はまだまだ若さに溢れた世代と言え、

40代はまだまだ若作りができたり

体力もあるので働き盛りであり、

趣味にも没頭できます。

(老眼は、早ければ

40代からきますけどね。)

50代に入ってからようやく

心身の体力の低下や、

容姿の変化をお金や手間暇をかけて

カバーすることが難しくなり、

否応なしに老いを自覚させられる人が

増えるようになります。

奥田先生も、ちょうどその時期を

経験された一人です。

特に50代の大代に乗ってからは

老化を認めて開き直り、

気が楽になってきたといいます。

ポジティブに見れば今は、

50代になるまで若さを手放せないわけです。

これは凄いことだと思いませんか。

昔と比べると老いることが

どんどん先延ばしになっていて、

私たちは若くいられる時期が

どんどん伸びているんです。

みなさんはサザエさんの

主人公であるフグ田サザエさんが、

何歳かご存知でしょうか?

雰囲気は30代に見えると思いますが

設定では24歳らしいです。

波平さんや船さんに至っては

54歳と52歳だそうですよ。

今でしたら、二人とも70代ぐらいの

ご夫婦に見えませんか、

サザエさんの放送が始まったのは

1969年昭和44年です。

中村先生曰く、

当時は彼らの年齢と見た目に

全く違和感を感じなかったそうです。

なぜなら中村先生が結婚された頃は

20代であれ結婚したら、

おばさん扱いが

普通だったのだそうです。

20代でオバサンなんて、

今となっては考えられません。

昔は今と比べて

アンチエイジングという言葉も、

そのような感覚も

ほとんどなく、

誰もが凄く自然に老いていたんです。

なので、老いることに対しては

凄く気楽だったと中村先生は話しています。

一方、老いに抵抗するのが

当たり前になってきている現代では、

ずっと若々しくいられることは

嬉しいですが、

逆に老いることに対抗して

若さへの執着から解放されずに

苦しんでしまうという

ネガティブな面もあります。

いつまでも若さに執着して

苦しむよりも、

時期が来たら潔く

老いを認めてしまう方が、

老いることに対しての

焦りや不安から解放されて、

気楽な人生を送れるようになる

人が増えるのではないでしょうか。

老いを認めるだけでなく、

老いを嫌なことだと

捉えないことも大切です。

老境に入ったら

多くの自由がまっているんです。

性別の縛りや

世間の目から解放されますから、

より自分らしくイキイキと生きられる

ようになるでしょう。

容姿はもちろんのこと

ファッションにしても、

世間の基準に惑わされるということが

無くなっていくんです。

代わりに自分が本当に好きで

心地よいものを身につければ良い。

メディアや流行に惑わされないで、

自分の感性でモノも

生き方も選んでいけばいいんです。

そんな自由な生き方が

老後には待っているんです。

このように老いをポジティブに

受け入れて、

若さへの執着を上手に

手放すことができれば、

心も体もどんどん

樂になれるはずです。

そもそもアンチエイジング

という言葉が、

不自然だということを

知っておきましょう。

そう著者は言います。

なぜ、シワやシミが

できるのを恐れるのか?

メディアや美容施術をする

クリニックなどは、

老いることがまるで

悪いことかのように言います。

多くの人々特に女性は老いに

必死で抵抗しようとします。

しかし、老いていくというのは

人間として自然なことであって、

病気ではありません。

今は、お金さえ払えば見かけは

取り繕える時代になり、

何歳になっても若さや美しさを

諦めることができないんです。

しかし、どんなに最新の

技術や医療であっても、

老化を止めることはできない。

不老不死を作ることは不可能なんです。

いつまでも若々しくいたい

という過剰なこだわりや、

老けたくない、いつまでも若く

綺麗でいたいと、

老化に抗うことへの執念により

思うようにならない現実を知り、

自ら苦しみを生み出して

しまっているのです。

シワが一つ増える度に、

くよくよと悩んだり、

憂鬱になったり、

大いに抵抗しすぎると

かえって不幸になるだけです。

老化に抗うことに執着した

心が解放されると、

視野が大きく広がり

心の平穏にもつながります。

アンチエイジングの苦しみを

生まない程度に、

オシャレやお化粧などを

ほどよく楽しみ、

余ったエネルギーを

別のことに使うように

してみてはどうでしょう。

私は、その年齢でしか

味わえない経験とか、

幸せ、楽しみが

あると思っています。

それを若々しくいることに

拘りを持ってしまうと、

時計の針が止まった

状態になるんじゃないかと

そんな風に考えています。

経済的にも人それぞれ

収入には限界がありますし、

歳をとって体にガタが来る前に

行きたいところに行ったり、

美味しいものを食べたり、

仕事や遊びや趣味を思う存分

自由に楽しんだ方がいいんです。

理由は簡単で、

楽しい経験は記憶に残るからです。

アンチエイジングにお金を使っても

老化は止まることは無いわけですから、

ずっと消費を続けることになります。

日本では整形する人は

まだまだ少ない方だと思いますが、

例えば、美容院に行って

髪を整えた時は満足すると思います。

しかし、時間が経てば

ボサボサになりますよね。

そこでまた高い

お金を払って美容院に通う。

その繰り返しに陥るわけです。

ちょっと古いですけど

歌手の中森明菜さんは、

美容院に行ったことが

ないそうです。

自分の髪はいつも

自分で切っているそうですよ。

老いることで、

自分の見た目の価値が

下がってしまうのではないかと

心配している人も中には

いるかもしれません。

しかし、誰から見ても素敵だなぁと思う

お年寄りの方って、

年相応のシワがあったり

白髪があったりと、

ナチュラルな歳のとり方を

されているのではないでしょうか。

70歳や、80の高齢者になっているのに

シワひとつない

年齢不相応な方がいたとしたら、

返って人としての深みや信頼が

感じられない気がしませんか。

年齢を自然に受け入れ

自然な追い方をすると、

若者からも慕われやすいと思います。

要は、年齢が分からない状態で

相手を判断する方法は、

見た目しかないわけですからね。

シワは人間の年輪とも言いますが

シワの数だけ、

多くの人生経験を積んできた

大先輩からの教えやアドバイスがあれば、

若者も聞く耳を持ちやすい

のかもしれません。

(聞く内容にもよりますけどね。)

実際に中村先生も40代の頃と比べると

年をとってからの方が、

同じアドバイスをしても

患者さんに

確実に受け入れて

もらいやすくなったそうです。

もちろん素敵なお年寄りが

人から慕われる理由は、

見た目だけではありません。

50代、60代以降は

見た目の変化だけではなく、

体力や知力も人生の盛りから

ゆっくりと低下していきます。

若者には負けてられないと

いつまでも

若い人と張り合おうと

することも凄いことではありますが、

著者たちの語られる素敵な

お年寄りのイメージとしては、

遅くとも60歳を過ぎたら

主役の座を若い世代に

どんどん譲っていくことです。

若ぶらず、偉ぶらないことです。

いつまでも世間の主役でいることは

なかなかできないことではあります。

しかし、定年が近づいた

60歳過ぎぐらいになると、

その人たちにしか

できないことがあります。

それは自らの長い人生経験や

仕事経験を生かして、

サポート役に回ることです。

若い人が活躍する場を作り、

どんどんアドバイスをして、

若い世代の手助けをする。

そうすることで世の中も

どんどん活気付くはずなんです。

昭和の時代はそうだったんです。

「年寄りの仕事は若い人に

上手に花を持たせてあげることやと思う。」

中村先生は、そう語っています。

若い世代の手助けに

なればいいという気持ちで、

職場から頼まれるままに

91歳まで働き続けたのです。

年寄りは脇役でいいから

何か若い世代の手助けになればそれで良い。

そのような謙虚な姿勢と心持ちが

職場の人々から好かれ、慕われ、

いつまでも職場に

必要とされ続けた理由なのでしょう。

人間関係も「努力」と「諦め」が肝心

いくつになっても、

人間関係の悩みが

絶えない人がたくさんいます。

50代半ばを迎えられた奥田先生も

時々悩むことがあるそうですし、

92歳の中村先生でも、

人間関係に全く

悩まないわけではないそうです。

特に中村先生は夫婦関係に

かなり苦労をされたといいます。

中村先生はご主人の酒癖の悪さや

お金の使い方、

家事や子育てにノータッチで

あることなどから、

離婚も考えられたそうです。

しかし、最終的に

たどり着いた答えは、

何を言っても変わらない

ご主人に対して、

腹を括って諦めることでした。

そして、親の離婚が

子供の就職に差し障る時代であったため、

お子さんが結婚するまでは

離婚しないと決めたそうです。

相手をどうにかしたいとか

他人を動かして状況をどうにか変えたい。

こんな風に人は、

自分が変わりたくない。

相手が変わるべき。

そう強く思っている

ことが多いんです。

特に中村先生のケースのように

相手に大きな非がある場合は、

間違った考えではないと思います。

しかし、現実問題として

皆さんご存知の通り、

他人を変えるというのは

かなり難しいんです。

私がこんなに頼んでるのに・・・

こんなに頑張ってるのに・・・

何で分かってくれないんだろう?

何で相手は変わろうとしてくれないんだろう?

そういった具合に

相手を変えようとしているうちは、

悩みがどんどん

大きくなっていくばかりです。

多くの場合、どこかのタイミングで

相手を変えることは無理なのだと悟るでしょう。

その時、自分にできることは

「諦める」ことしかありません。

その上で、

これからどうするかを

決めるんです。

中村先生の場合は、

我が子が結婚するまでは

離婚しないと決断しました。

そして決めたあとは

どうやって、

ご主人と折り合いを

つけていくかという発想に

切り替わっていったそうです。

最後は自分で決断したから

納得がいったのだといいます。

とはいえ、諦めてからも

ご主人との生活は続いたわけですから、

大変なことに変わりは

なかっただろうと想像できます。

中村先生は、ご主人と具体的に

どのように折り合いをつけたかというと、

まず仕事中はご主人の事を

全力投球で頭から追い出し、

ストレスをできるだけ減らして

大変な仕事でも、

楽しく取り組むことを

心がけたそうです。

やりがいのある仕事に

打ち込んでいるときが、

家庭のストレスから

気持ちを切り端させる

時間だったんです。

どうしても生活から

無くすことのできない

ストレス源があるという

状況にいて、

今悩んでいる方は

中村先生がされたように、

その動かしがたいストレスに

影響されない

「別の世界」を持つことで

心のバランスを取ることが

できるかもしれません。

中には家庭だけではなく

職場の人間関係も、

かなり心の負担になっている

という人もいると思います。

職場の人間関係が

ストレスになり、

心の病気になってしまう

人もとても多いですよねー。

中村先生は外来の多くの患者さんの

職場の人間関係に関する相談に乗ってきて

一つ気づいたことがあるそうです。

それは今の人は相手に対して

要望が多すぎるということです。

例えば、上司が自分のやりたい

仕事をやらせてくれない。

部下がやって欲しいことを

なかなかやってくれない。

自分の要望が受け入れられない。

叶わないということが、

ストレスになっているわけです。

一方、中村先生は仕事に対して

これをしたいとか、

あれはしたくないという

欲求がほとんどなかったそうです。

職場で一番下に見られようが構わない。

言われた仕事を熟し、

生活するのに申し分ない

お金が頂ければ満足。

そのように割り切っていたことで

職場で余計なストレスを

生まなかったそうです。

今は「自己実現」の呪縛を

抱えている人がとても多いです。

例えば、「出世したい」

「認められたい」

そのためにはあれをしたい。

これをして欲しい。

望みが多ければ多いほど、

目標が高ければ高いほど、

現実のギャップが

生まれやすくなってしまいます。

そうすると仕事がしんどくなり、

職場の人間関係に不満を感じ、

ストレスになってしまいます。

最近は最短で出世するためにはとか、

自己実現するためにはというような、

テーマの本とかインターネットの

記事なども良く見かけますが、

自分が仕事で苦しいなと

感じたときは、

自分の目標や望みを少し

下げてみてはどうかということです。

そうすることで他人に対して

自分が過度に要望しすぎていないか?

それを振り返ってみるということです。

目標や望みがないとなると

それはそれで問題かもしれませんが、

高すぎる目標を立てていないか?

その目標により、

気持ちが常に苦しくなっていないか?

それを今一度、見直すことも

時には必要だと思います。

目標を高く持つこと自体は

素晴らしいことですが、

それが常に良いとは

限らないということです。

例えば、マラソンでずっと

全力で走り続けることはできません。

ゴールを目指すのであれば

自分のペースというものが必要ですよね。

また、職場には性格が合わない人や

無礼な人が1人や2人はいるかと思います。

そのような人たちとの

向き合い方については、

どのようにすると

良いのでしょうか?

中村先生は、やはりここでも

諦めが大切だと伝えています。

「人はそう簡単に

変わることなんて、

出来やしないんです。

夫婦でも無理なんですから

他人であればなおさらでしょう。」

ですからできるだけ

関わらないように距離を取り、

必要以上に関わらないこと。

そして色々と思うことがあっても

そもそも自分自身も、

人に説教を垂れるほどの

人物ではないのだと考えること。

それによりイライラを

最小限にをされたそうです。

自分と合わない他人を

変えようとすることは諦める。

説教をすることも諦める。

諦めた上で自分の立ち位置を

決めると良いでしょう。

しかし、苦手な人間と一緒に

仕事をしなければならない

ということもあるでしょう。

その人からお願いされていた

仕事をきちんとやらないとか、

仕事の仕方が自分と合わない

といった問題が起きたとしましょう。

そういう時に中村先生が

まず心掛けていることは、

最初から相手を敵と見なしたり、

一方的にダメ出しをするなど、

攻撃的な態度を

取らないということです。

例えば私はこう思うんですが、

あなたはどうですか?とか、

あなたのやり方には

何か理由があるんですか?

と言ったように、まずは話してみる。

どうしてもやり方を変えて

欲しかったら、

私はこの方法がいいと思うんですが

良かったら変えてみて貰えませんか?

などと提案をしてみる。

このようにコミュニケーション

を取りながら、

立ち位置を理解し合い

とにかく相手を責めずに

お願いすることが大切なんだと

伝えています。

確かに、一緒に仕事をしなければ

ならないのに、

対立をしたところで

何も良いことはないでしょう。

その状態を最小限のストレスで

うまく乗り切るには、

まずは相手の要望や意見を

じっくりと聞いてみて、

自分の要望も聞いて欲しいときは

押し付けるんじゃなくて、

提案として述べる。

そんな感じでうまく押し引きを

することが必要なんです。

苦手な上司であれ

考えの合わない部下であれ、

相手の話をしっかりと

聞いてあげるというのは、

とても重要です。

コミュニケーション不足は

思わぬすれ違いを生みます。

奥田先生では産業医として

会社員の上司についての

相談に乗ることも

多いそうですが、

相手の話をじっくり聴かずに

殻に閉じこもってしまっている人が

大変多いと感じているそうです。

会社員の相談に乗った後で

その人のストレスとになっている

上司と話すとそんな風に

伝えた覚えはないのになぁと、

驚かれるることがあるそうです。

このようにコミュニケーションが

ちゃんと取れていないと、

お互いが不幸になって

しまうこともあるんです。

今は便利な世の中ですから

面と向かって話しにくい相手でも、

メールやチャットで

話すことができます。

苦手なあまり冷静に上手く

話せないかもという場合であっても、

文章ならば穏やかに論理を立てて

伝えられることもあります。

まずは、勇気を出して

歩み寄ってみることが必要です。

一緒に仕事をしなければ

ならない人は最初から

諦めるんじゃなくて

色々な手を使って話し合ってみてください。

それでもストレスが

解消できないのであれば、

諦めて次の手を考えましょう。

自分の仕事に

協力して貰っている場合は、

自分の仕事量を増やすことで

手伝って貰う分を減らすとか、

上司に相談して

その人と関わらなくて良い仕事に

変えて貰うなどとして関係を

極力薄くしていくしかないでしょう。

「これまで」や「これから」で頭を満たさない

毎日の生活の中で自分の人生に対して

ふと沸き起こる不安な気持ちに

振り回されてしまう人が

たくさんいます。

「私はこのままでいいのだろうか」

とある40代後半の女性が

奥田先生を訪ねて来られたそうです。

彼女は仕事もプライベートにも

大きなストレスはないし、

配偶者との関係もぼちぼち円満。

お金に困っているわけでもない。

平和で安泰した暮らしです。

しかし自分はこのままでいいのかという

些細な不安が原因で、

夜眠れなくなって

しまったと言うのです。

その女性には子どもがいません。

欲しかったわけでも

欲しくなかった理由でもなく、

自然の流れに任せた結果

作らなかったそうです。

彼女が不安を感じだしたのは

同世代の同僚たちが、

子どもの進学の苦労話で

盛り上がっているのを聞いたことが

キッカケだったそうです。

同世代の同僚が持つ家庭とは対照的な

自分のあまりにも穏やかで変化のない暮し。

そんな自分の人生と

他人の人生を無意識に比較して、

子育てという苦労や経験を持たなかった

人生で良かったのだろうかと

不安になってしまったようです。

他にも何不自由のない暮らしを

されている子育てを終えた専業主婦の方が

相談に来られたこともあるそうです。

仕事をしている人の人生と

自分の人生を比べて、

働かない道を選び

これで本当に良かったのかという

気持ちになってしまったそうです。

彼女たちは他人の人生を

羨んでいるわけではありません。

他人の持っているものが

欲しいわけではなく、

それを自分が持っていないことに

これでいいいいのかなと

比較して不安になってしまったんです。

彼女たちのように

今の生活に何不自由ない人でも、

他人と自分の人生を比べて

大丈夫かなと思っているということは、

そのような不安を抱えている人は

かなり多いということが想像できます。

そんな方々に向けた先生方の言葉は

とても良く似ていました。

まずは、この事実を

心に留めておいてください。

どんな人生にも完璧版はないし、

みんな不完全であるということ。

欠けているところも、

人それぞれ違います。

そしてあなたが選んだ道に

正解も間違いもありません。

例えば、先ほどの専業主婦の方ならば

子どもを育て上げたことだって、

凄い仕事なんですから、

一つの立派な人生を歩んでいます。

あとは、彼女が自分の生活や

今までの人生に満足しているかどうかです。

満足していないのならば、

これから何かを始めれば良い。

自分に足りないところばかりに

目を向けでいると、

後悔と不安ばかりの

人生になってしまいます。

自分と他人を比較し、

このままでいいのだろうかと

不安を抱えている人は、

自分が持っているもの、

やってきたこと

それにもっと目を向けるべきです。

漠然とした不安に襲われたときは

次のことをぜひやってみてください。

無意識に他人とと自分を比べていないかを

チェックしてみましょう。

そして自分の人生の不完全な

ところばかりに目を向けないように

気をつけましょう。

そして可能であれば

これから紹介する

「不安の根っこ」探しをしてください。

不安の根っことは、

あなたを不安にさせている

一番の原因いいを突き止める。

そして、それを取り除くための

行動をしていくようにするということです。

不安の根っこを掘り出すためには

次の2つを行います。

①なぜ不安があるのか?

じっくり掘り下げてみる。

②何があったら不安じゃなくなるのか?

先ほど紹介した子どものいない

女性の場合だと、

年をとってから夫が先に

亡くなったら一人になる。

子育ての苦労をしなかった代わりに

老後は孤独になってしまうかも・・・。

という、不安の根っこが

見つかったそうです。

では老後に一人になってしまう

不安を解消するためには、

何があれば良いのでしょうか?

ご本人が考えて出した答えは

一生付き合える

親しい友達が欲しいでした。

その女性はこれまで友達と

あまり深い付き合いをしてこなかったため、

ある友達からの誘いにのって

ボランティア活動に参加し始めたそうです。

結果は順調で定期的に

その友達と会うことで、

前よりも親睦が深まり

さらに新たな友人候補とも出会い

少しずつ不安になる時間が

減っていると言います。

人によっては結構辛い作業

かもしれませんが、

これまでの自分の人生

これからの自分の人生について、

今まさに漠然とした不安に

悩まされているという方は、

不安の根っこ探しまでしてみましょう。

日々増えてきたぼんやりとした

不安やモヤモヤの原因と

解決策が見つかれば、

あなたの日常から一つの

大きな悩みが消え、

毎日がもっと気楽で

楽しくなるはずです。

そして老後に後悔しない生き方に

繋がっていくでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

私は孤独を嫌だと思ったことが

ほとんどなく、

その状態が自由だと

ポジティブに受け止めています(笑)。

本書で伝えている本質は、

原因自分論なんだと思いました。

・老化は止められない

・他人は変えられない

・他人と比較しない

「諦め」とか「受け入れる」

というと、

消極的なように感じますが

そんなことはありません。

変わる行動をするキッカケに

なるということだと思います。

ただ難しいなと思ったのは

日本人同士に限るということです。

これからは移民受入などにより、

違う文化で育った人と

接する機会が増えそうです。

つまり、今まで思っていた

常識が通用しない空間です。

なので、人と関わる

仕事をするのであれば、

今まで以上に

相手を知るための

コミュニケーションが

大事になってきますね。

同じ人とずっと関わっていると

会話が少なくても、

何を考えているか?

次に何をしようとしているのか?

意思疎通が図れるでしょう。

それが夫婦だったり、

親や子供などの繋がり、

家族ということなんだと思います。

私はサラリーマン時代、

若い頃は仕事で

新しい人に出会うのが

楽しくて仕方がありませんでした。

しかし、年齢を重ねて

管理職となった時、

トラブル対応とかで

新しい人と触れることが増え、

若者世代との

ジェネレーションギャップも感じ、

徐々に人嫌いになっていきました。

なので、余計に多くを語らなくても

意思疎通の測れる家族のありがたさを感じます。

「諦める」というのは

自分が変わるキッカケだと思って、

前向きに行動していきたいと思いました。

この内容が参考になれば嬉しいです。


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