こんにちは! せがひろです。
「本気になる」とは、
リスクを取ること!
こんな話聞きませんか?
・なけなしのお金をはたいて投資をする。
あるいは、ギャンブルをする。
・睡眠時間を削ってまで勉強する。
・食べたいものを我慢してダイエットする。
・仕事のために家族と離れて暮らす。など、
要は、
「何か代償を払ってまで何かを得る。」
そう思っている人が多いでしょう。
しかし、統計学的には違います。
それを知ることで、
成功確率が高い意思決定が
できるようになります。
統計の超重要概念を知り、
勘に頼らない思考プロセスを
理解できます。
それにより、
今までリスクだと思っていた
色んな判断に活用できるようになります。
お金を使って何か
投資する、高いモノを買う、
健康を害して
痩せる、睡眠を削るなど、
本当にやる価値があるのか?
判断しやすくなります。
最初に結論から言うと、
統計学で見たリスクの正体とは、
期待値からの「ブレ幅」
ということです。
言葉は覚えなくてもいいですが、
統計の世界では「ブレ幅」のことを
「標準偏差」「分散」といいます。
投資の世界では、
「ボラティリティ」にあたります。
計算の仕方、
考え方は同じです。
ここでは難しい計算式で
解説するのではなく、
日本語で話していきます。
リスクとリターンについて
冒頭でも概略を説明しましたが、
リスクというのは、
統計的に考えれば、
「データのバラツキ」だと言えます。
例えば、職業選択で同一の仕事でも
収入の格差が大きいか小さいか?
プロスポーツや芸能界でしたら、
大きく稼ぐ人もいれば、
サラリーマン以下の人も大勢います。
公務員でしたら同じような仕事をやり、
資格・年齢・家族構成も同じでしたら、
基本的に収入の差は、
ほとんどありません。
このように同じ職業でも、
収入が高い低いのブレ幅が
どれぐらいなのかを計算するのに
「標準偏差」というものを
利用するのですが、
この標準偏差の数値の大小が、
リスクだということです。
よく日本人の平均年収なんて
聞くことがあると思います。
平均値だけで考えると、
大金持ちが一握りいて、
多くの人が貧乏でも、
金持ちはいないんだけど、
大体みんな同じ収入・・・。
どちらも平均したら、
同じような年収になって
しまいますよね。
なので、標準偏差のような
バラツキを知る必要があるわけです。
ここまでの内容を整理すると、
リスクとは一般的なイメージでは、
「マイナスになる可能性の大きさ」
だと思われているでしょうが、
統計的にみると、
「予測した値からどのくらいブレるか?」
最高でこれくらい、最低でこれくらい
平均値からどれぐらい幅があるのか?
といった意味だということです。
先程の話に戻すと、
スポーツや芸能界で
成功すれば億万長者、
失敗すれば
サラリーマン以下という、
ブレ幅が大きいんだよ。
そのこと自体をリスクと
呼んでいるわけです。
リターンとは何かといえば、
「期待値」のことを言います。
統計上では「平均値」「中央値」で
計算されることが多いですが、
データを全部足して、
データ数で割る。
つまり、リターンとは、
「これをやったら、
平均でこれぐらい戻って来るだろう。」
そういった「予測の値」
として使われます。
例えば、宝くじですと、
投資額の約半分がリターンだと
統計上は言われています。
実際は、購入枚数何枚に対して・・・、
といった条件が付きます。
リスクを取るとは
ここまでで言葉の定義を
解説してきました。
それが理解できれば、
「リスクをとる」
この言葉の意味するところが、
今までの考え方と
変わると思います。
リスクとは、
辞書に書いてあるような、
危険を冒すではなく、
ギャンブルをするでもなく、
予測したものと結果がブレる
ことを受け入れる
意思決定のことだと
言うことです。
「一か八か」みたいな、
運任せという意味ではなく、
ちゃんとデータからの指標を基に
判断するということですね。
リスクヘッジをしよう
統計的に判断しても、
良くない結果になる可能性も
ゼロではありません。
仕事でもそうですが、
悪い結果が出た時に備えて、
リカバリーする方法も
一緒に考える必要があります。
それをリスクヘッジといいます。
分かりやすいところで言えば、
「保険を掛けておく」ということです。
投資をする場合でも、
ギャンブルをやる場合でも、
生活費には手を
付けないでおこうと、
考えるのが
リスクヘッジといえます。
それが仕事の場合、
この仕事がダメだったら、
こっちの仕事。
異性や子どもとの
約束が守れなかったら、
欲しいものを買ってあげて、
機嫌を損ねないなど、
何かしら次の手段というものを
誰もが考えているわけです。
そこに感情が入ってくると、
間違った判断をしてしまう
可能性が非常に高くなるので、
統計を知り、
数字で判断しましょう!
そういうことです。
あなたが機嫌が悪くても、
数字は客観的にあらわされます。
まとめ
今回伝えたかったことを
まとめると、
何か意思決定をするとき、
「上手くいくか、いかないか?」
「上手くいくんだったらやる」
といったリターン(予測)だけで、
判断するとトータルで損しますよ。
ということです。
何か現状を変えたい
ということがあったら、
最低限、「行動」しなければ
変わりません。
その行動を起こす時に、
直感的に予想して、
「やる・やらない」
を決めるのではなく、
結果がどうなったとしても、
それでいいと思える、
統計的なリスクを受け入れた上で、
意思決定しましょう。
(「行動しない」というのも、
現状が好転しないという、
リスクを負うことになりますからね。)
そのためには、
感情論ではなく、
客観的な事実を分析し、
チャレンジが失敗したとしても、
何か残るものがあるか?
そこまで考えて、
リスクヘッジして判断して
欲しいと思います。
「何が何でもやる」
というのもダメで、
常にリスクとリターンを意識し、
行動に移す前にリスクヘッジという
保険も考えましょう!
ということです。
あと最後にリターンを
取り違えないで欲しいのが、
途中でも触れた「感情」
満足感を
リターンだと考えてしまうと、
資産的なものが何も残りません。
資産というと、
お金をイメージするでしょうが、
知識とか経験も立派な資産です。
知的資産です。
くれぐれも、感情に流されないように
注意してくださいね。
この内容が参考になれば嬉しいです。
動画紹介
今回の内容について、
参考になる動画を紹介します。
聴き流すだけでも学びになります。
ぜひ、視聴してみてください。
以下のブログも参考になります。