こんにちは! せがひろです。
あなたは「引き寄せの法則」を
信じていますか?
引き寄せの法則とは、自分の思考や感情が
現実に影響を与えるという考え方です。
成功したいと思えば思うほど、
成功に近づくということです。
しかし、この考え方は科学的に
正しいのでしょうか?
実は、引き寄せの法則は
科学的な根拠がありません。
量子理論で説明することもできません。
引き寄せの法則が言うような現象は、
確率論で充分に理解できます。
このブログでは、引き寄せの法則は
科学ではなく、確率論で充分に理解できること。
成功するためには行動が
大事であることをお伝えします。
量子理論で引き寄せの法則を説明できるか?
引き寄せの法則の支持者の中には、
量子理論を根拠にしています。
量子理論とは、物質の最小単位である
原子や電子などの振る舞いを記述する理論です。
量子理論では、物質は観測されるまでは
確定しないということがあります。
例えば、電子は位置や速度が同時に決まらず、
確率的に分布しています。
観測することで、
その状態が確定します。
引き寄せの法則の支持者の中には、
このことから自分の思考や感情が
物質の状態に影響を与えるということを主張します。
つまり、自分が望む現実を観測することで、
それが実現するということです。
しかし、これは量子理論を誤解したものです。
量子力学的な観点から見た場合、
引き寄せの法則は科学的ではありません。
例えば、コイントスやサイコロで
考えてみましょう。
これらの物質は観測されるまでは
確定しないということはありません。
表か裏か、1から6までのどの目かは、
投げた時点で決まっています。
自分が表や6が出ると思っても、
それが出る確率は変わりません。
観測することで物質の状態が
確定するということは、
人間の意識や主観に
依存するものではありません。
観測とは、物質同士の相互作用や
エネルギー交換などを指します。
つまり、自分が望むように観測することで、
物質の状態を変えられるわけではありません。
以上から、量子理論で引き寄せの法則を
説明することはできません。
では、引き寄せの法則が
言うような現象は、
どう説明すれば良いのでしょうか?
確率論で引き寄せの法則を解釈する
引き寄せの法則が言うような現象は、
確率論で充分に説明できる
ということを示しましょう。
例えば、宝くじで考えてみましょう。
宝くじに当選する確率は非常に低く、
約600万分の1です。
しかし、実際に買って抽選を受けることにより、
「当選したか・しなかったか」の
どちらかの確率が100%になります。
つまり、行動する前には数学的確率は
分かるかもしれませんが、
実際に行動して初めて成功・失敗の
どちらかの確率が100%になるのです。
これは引き寄せの法則が主張するような、
思考だけで現実を変えられる
ということとは異なります。
現実を変えるためには、
行動が必要なのです。
確率論の基本的な概念や公式を用いて、
成功や失敗の確率や期待値を
計算することができます。
期待値とは、ある事象の発生する確率に
その事象の利益や損失を掛けたものの合計です。
例えば、宝くじで1等が当たる確率は
約600万分の1で、
その賞金は3億円だとします。
この場合、期待値は0.5円です。
なぜなら、
約600万分の1×3億円=0.5円
だからです。
では、この宝くじを10回買った場合は
どうでしょうか?
10回購入→期待値0.5円→当選確率約6万分の1
では、この宝くじを100回買った場合は
どうでしょうか?
100回購入→期待値0.5円→当選確率約600分の1
では、この宝くじを1000回買った場合は
どうでしょうか?
1000回購入→期待値0.5円→当選確率約60分の1
このように購入数を増やすことで
期待値と実際の結果が高まることが分かります。
このことから分かることは、試行回数を
増やすほど期待値に近づくということです。
これを「大数の法則」と言います。
大数の法則によって、引き寄せの法則が
言うような現象も説明できます。
例えば、「成功したい」と
思っている人が多ければ多いほど、
成功する人も多くなります。
しかし、これは思考だけで現実を
引き寄せたわけではありません。
成功したいと思っている人が
多ければ多いほど、
成功に向けて行動する人も
多くなります。
行動する人が多ければ多いほど、
成功する人も多くなります。
このように確率論で説明できるわけです。
では、成功への近道とは、
どうすれば得られるのでしょうか?
成功への近道は試行回数を増やすこと
確率論的に言えば、成功の確率が高いことに
期待値を積むことでしか
成功に近づけないということです。
期待値を積むということは、
試行回数を増やすということです。
失敗を恐れずに挑戦し続けることです。
しかし、あなたは
本当にそうしていますか?
情報だけを見て1回で確実に
成功したいと考えていませんか?
それでは成功する可能性は
非常に低くなります。
成功するためには、失敗も含めて
多くの経験を積む必要があります。
それが成功への近道です。
起業や副業で成功するためには、
市場調査や商品開発、マーケティングなど、
様々なことに挑戦しなければなりません。
それらのことには失敗する
可能性もありますが、
それを恐れていては
成功に近づけません。
失敗は学びの機会です。
失敗から得られる
フィードバックを活かして、
改善していくことが大切です。
例えば、あなたが新しい
商品を開発したとしましょう。
その商品の売れる確率は
50%だとします。
しかし、実際に販売することにより、
売れるか・売れないか?
どちらかの確率が100%になります。
もし売れなかったら、
その原因を分析して、
商品やマーケティングを
改善してみましょう。
そうすれば、次の販売では
売れる確率が上がるかもしれません。
もし売れたら、その要因を分析して、
さらに拡大してみましょう。
そうすれば、次の販売では
さらに売れるかもしれません。
このようにして、
試行回数を増やすことで、
成功の確率や期待値を
高めることができます。
これが成功への近道です。
もちろん、試行回数を
増やすだけではなく、
質の高い試行を
することも重要です。
成功の確率が高いことに
挑戦することです。
例えば、あなたがブログで
収入を得たいとしましょう。
ブログ記事を書く回数を
増やすだけではなく、
記事の内容やタイトル、SEO対策などにも
気を配る必要があります。
読者のニーズや関心に合わせて、
価値ある情報や知識を提供することです。
そうすれば、アクセス数が増え、
収益も増える可能性が高くなります。
以上から分かることは、
試行回数を増やすだけではなく、
成功への期待値を高めることも
大切だということです。
成功への近道は試行回数を
増やすことだけではありません。
成功への近道は、 試行回数を増やすことと、
成功への期待値を高めること の両方です。
まとめ
このブログでは、
・失敗を恐れていると成功できない
・引き寄せの法則は科学的ではなく確率論で充分に理解できる
・成功するためには行動が大事である
そのことをお伝えしました。
引き寄せの法則は魅力的な考え方ですが、
科学的な根拠はありません。
(ただ、引き寄せの法則を信じることで
行動するキッカケになっているのでしたら、
意味があるでしょう。)
量子理論で説明することもできません。
引き寄せの法則が言うような現象は、
確率論で充分に説明できます。
確率論的に言えば、
成功の確率が高いことに
期待値を積むことでしか、
成功に近づけないということです。
期待値を積むということは、
試行回数を増やすということです。
失敗を恐れずに挑戦し続けることです。
しかし、あなたは本当にそうしていますか?
情報だけを見て1回で確実に成功したいと
考えていませんか?
それでは成功する可能性は
非常に低くなります。
成功するためには、失敗も含めて
多くの経験を積む必要があります。
それが成功への近道です。
ちなみに、あなたは
「ドラえもん」を知っていますか?
未来から来たドラえもんによって
のび太は最悪の未来を回避しました。
しかし、回避することはできたとしても
理想の未来を手に入れるためには、
行動しなければならなかったわけです。
いくらドラえもんがいたとしても、
結局は、行動しなければダメだったわけですね。
これは引き寄せの法則や量子理論ではなく、
確率論や行動科学で説明できることです。
ドラえもんが現実を
変えられるわけではありません。
ドラえもんが与えてくれるのは、
可能性や機会です。
それを活かすかどうかは、
のび太君次第なのです。
あなたも起業や副業で成功したいなら、
引き寄せの法則ではなく、
確率論的な思考と行動を
身につけてみませんか?
それが成功への近道です。
この内容が参考になれば嬉しいです。
動画紹介
「期待値」について興味がありましたら、
以下の動画で詳しく解説しています。
聴き流すだけでも学びになりますので、
ぜひ、視聴してみてくださいね。