【書評】「脳科学者が教える 最高の選択」から即決力を学ぼう

こんにちは! せがひろです。

今回は、「脳科学者が教える最高の選択」

これについて解説します。

人生は常に選択(決断)の連続ですよね。

そして、あなたの現在は、

過去の選択(結果)の積み重ねであり、

あなたの未来は、

いま目の前にある選択にかかっています。

人生をより良いものとするために

できる限りいい選択をして、

後悔しないようにしたいものです。

でも、あれこれと悩んで

決めかねているうちに、

想定していた前提が驚くほど速く

変化してしまうのが現代です。

最高の選択のためには、

その選択を即座に瞬時に

判断するための「即決力」

これも必要なんです。

(時間は止まってくれませんからね。)

このブログでは、この本の中で特に

気になったところを紹介したいと思いますが、

結論から先に伝えると選択とは、

スキルに他なりません。

(「運」とか「ツキ」といった

考え方をする人もいると思いますが、

それだと自分で何も

やりようがありませんよねー。

例えるなら、素人が料理を作って

「美味しいかは食べてからのお楽しみ」

それじゃあ、困りますよね。

味見したり、
計量カップやスプーンを使って、

料理の本や動画で

レシピや調理方法を知って、

作るのが普通だと思います。

そういった「自分でできること」

といった意味で、

この本は、とても参考になります。)

必要な要素を身に付けて、

プロセス通りに進めていけば、

誰だってどんなことでも

選択できるようになるんです。

本書では、脳科学の知見に基づいて

「いかに選択というスキルを身につけるか?」

その方法が述べられています。

このブログを読み終えたあなたは、

これまで悩んで決断しかねていた問題を

すぐにでも解消してしまえると思います。

ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。

著者は、初めに選択するにあたって

私たちが必ず持つべきものを3つ上げています。

「軸」「インテリジェンス」「自分への問いかけ」です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

決断の判断基準となる「軸」の考え方

決断には必ず判断基準が必要です。

その基準となるのが「軸」です。

上手に選択できる人は自分の中に

判断基準となる確固たる軸を持っている人です。

基準とすべき軸には、

こんなものがあります。

儲かる/儲からない、得する/損する、

できる/できない、得意/不得意、

簡単/難しい、知っている/知らないなどです。

しかし、このような二者択一では

様々な事情が絡んで、

結局どちらか一つに絞れない状態に

陥ってしまうことが多いわけです。

このような両極端の判断基準では、

実践的な選択の場では

うまくいかないことが多くなるわけです。

そこで著者が提案するのが

数学のx軸とy軸のように、

二軸による判断基準です。

例えとして、ある起業家の軸を

考察してみましょう。

イーロン・ロンマスクの選択軸

電気自動車を開発するテスラや

宇宙ロケットを製造開発するスペースXの創業者

イーロン・ロンマスクの選択軸です。

彼が実践している選択軸は

一風変わったものです。

それはクレバー/フーリッシュ・マトリクス

という軸です。

直訳するとクレバーは「賢い」

フーリッシュとは「愚か」という意味です。

彼は事業を始める時に

このクレバーフーリッシュの軸に照らし合わせて

「やる/やらない」を決めていると言います。

自分から見てクレバーかフーリッシュかを横軸

他人から見てクレバーかフーリッシュかをを縦軸

なので、4つのゾーンが出現しますよね。

①自分から見て賢いと思う+他人から見て愚かだと思う

→ブルー・オーシャン

②自分から見て賢いと思う+他人から見て賢いと思う

→レッド・オーシャン

③自分から見て愚かだと思う+他人から見て愚かだと思う

→市場として成立しない

④自分から見て愚かだと思う+他人から見てたしこいと思う

→参入したくない

これら4つのゾーンのうち、

彼が最も重視するのが①です。

他人から見ると愚かに見えても

自分にすれば賢いと思えるものこそ、

事業としてまず優先的に取り組むべき

ものだというのが彼の考え方です。

マーケティング的に言うとブルー・オーシャン。

マーケットの独占状態で、参入する人も少なく

青い綺麗な海を一人でゆったりと泳ぐイメージです。

ここにいる人は快適で心地よさを

満喫していると言ってもいいでしょう。

これと正反対なのが②で、

こちらはレッド・オーシャンです。

マーケットは競争状態で、

血で血を洗うような戦いが起こって

海が赤く染まってしまうようなイメージです。

(価格・サービス競争が起こるような部分ですね。)

ここに留まっている限り、

誰もハッピーにはなりません。

他人から見たら愚かでも、

自分自身が賢いと思ったことはやる。

このような確固たる「軸」が

自分の中にあるからこそ、

イーロン・マスクは数々の

偉大な選択を成し得てきたんです。

しかし、このクレバー/フーリッシュ・マトリクスは、

あくまでリーロンマスクのような起業家に適したものです。

起業と縁もゆかりもない一般の人にすれば

ハッキリ言って、

どう使っていいかわからないですよね。

そこで著者は、一般の人でも用いることができる

普遍的な軸を提案してくれています。

一般の人向けの選択軸

それは、「利他性」と「不確実性」の軸です。

どちらも聞きなれない言葉ですよね。

まず、利他性とは、

「他の人が喜ぶことをすること」です。

その反対に自分自身だけが

喜ぶことをするのは「利己性」と言います。

ここで一つ注意ですが、

「利他性」とは「自己犠牲」ではありません。

他人の為に自分がボロボロになったり、

苦しんだりするのは、あってはならないことです。

それは相手にいいように利用されたり

搾取されたりするだけで、

自分のためにはなりません。

他の人が喜ぶことをして、

自分自身を成長する。

これこそが真に利他性が高い

行動であるといえます。

例えば、クライアントに満足してもらう為に

接客のスキルやおもてなしの心を磨いていくこれが、

利他性と言えるでしょう。

クライアントが喜んでリピートしてくれれば、

売上が上がり、

結果的に相手と自分の

双方にとって利益になります。


このような利他性は、

「「AI」」が持つことが出来ずにいるものです。

昨今の「「AI」」の飛躍的な進歩により、

私たち人間は仕事がすべて「「AI」」にとられて

しまうんじゃないかなと恐怖しがちです。

しかし、利他性を選択の軸とすることは

人間の特権であり、

「AI」には決してできないことです。

つまり、利他性を基準として判断する限り、

あなたの選択は「AI」に劣ることはないというわけです。

また、脳の中では、

相手を喜ばせようという回路と

自分を喜ばせようという回路は、

極めて近いところにあります。

このことも、利他性が結局は自分自身の

ためになるということを脳科学的に裏付けています。

そして、利他性と共に私たちが選択の軸とすべき

もう一つのものが「不確実性」です。

確実性とは想定通りに

物事を運ぶことができることを言いますが、

逆に不確実性とは、

できるかどうか分からないということです。

誰にとっても、人生は確実性と不確実性の

絶妙なバランスで成り立っています。

確実なことだけをやっていれば安定しますが、

成長性には欠けます。

一方、不確実性のあることだけをやると

安定には欠けますが、

それを克服することで

大きく成長することができます。

私たちはリスクを避けるために人生において

確実性のある道を選びがちです。

しかし、著者は選択においては

不確実性ことを選ぶべきだといいます。

不確実性とは、どんなに努力しても

成功確率が決して高くはない。

困難でやりがいのある行為のことです。

やるのは大変だけど、

できたときはもの凄く嬉しい。

そうした不確実性の多いことに

取り組んでいくことで、

私たちは成長し、達成できた時に

脳内でドーパミンが放出されます。

そして、ドーパミンが脳の成功報酬となり、

もっと頑張ろうというやる気に満ちて、

次なる行動を加速させていきます。

このため不確実性は、人生において

前に進むために避けては通れない試練なんですよ。

利他性と利己性、不確実性と確実性

この2つをミックスさせると、

先ほどのイーロン・マスクのものと

似たようなマトリクスができます。

横軸に利他性と利己性、

縦軸に不確実性と確実性を取ります。

そうすると次の4つのゾーンが形成されます。

①利他的+不確実

→他者も自分もハッピー

②利他的+確実

→マンネリ

③利己的+不確実

→自己満足

④利己的+確実

→誰も得しない

これら4つのゾーンのうち①こそが、

私たちが取るべき選択です。

他の人が喜んでくれて、

なおかつ自分自身にとっては、

ちょっとハードルが高いこと。

ここのゾーンにあることなら

迷わずやってみるのが良いですし、

それによって脳を活性化さて

自分自身を成長させることができるはずです。

それに対して②は、

他の人を喜ばせるのはいいですが、

自分にとってはハードルが低いことなので

自分の成長には繋がらず、マンネリになりかねません。

③は、自分にとってチャレンジングなことをするので

刺激的ですが、自己満足に陥りかねません。

④は、誰のためにもならない上、

自分の成長にも何ら寄与をしないので、

結果的に誰も得しません。

このように「利他的かつ不確実」を

選択の軸にすると、

人生において、迷うことも悩むこともありません。

他の人にもプラスになり、それが回りまわって

自分にとってもプラスになるのみならず、

チャレンジによって自己成長に繋がるんです。

選択するのが苦手な人は、

今日からぜひこの選択宿を使ってみてください。

インテリジェンスを磨くための3つの方法

インテリジェンスとは、

一般的に知性や情報と訳されますが、

この本では、不確実な状況下で手に入れた

最も確実性の高い情報と定義しています。

例えば、新商品を発表するという情報は、

ただのニュースです。

ですが、ライバル企業の新商品の

具体的な中身や原材料、

製造方法など知っている人が限られた

情報はどうでしょう?

このような情報を手に入れることができれば

非常に有利にビジネスを進めることができますよね。

このような、ごく一部の人にしか手に入れることが

できない貴重な情報がインテリジェンスです。

インテリジェンスは、

それを知っているかいないかによって

選択そのものが大きく変わってしまいます。

ほとんどの人が知らない一級の情報を

誰よりも先に手に入れることができれば、

素早く選択して人よりも

良い結果を出すことができるのです。

しかし、そんなインテリジェンスなんか

手に入れるスキルも人脈も無いよ。

そう思われる方が大半だと思います。

でも、安心してください。

この本では、私たちのような

特別な能力や人脈がない人でも、

インテリジェンスを磨くことが

できる方法を紹介してくれています。

インテリジェンスを磨くには

次の3つの方法があります。

①人に会う

②小説を読む

③本物に触れる

それでは順に説明していきます。

①人に会う

世の中には自分とは異なる考え方や

価値観を持つさまざまな人がいます。

にもかかわらず、

「類は友を呼ぶ」という諺の通り、

自分の身の回りには似たような

人ばかりになりがちなんです。

自分に似た人ばかりに囲まれていたら

選択肢も行動も画一化するのみならず、

インテリジェンスを入手するのも

難しくなる一方です。

インテリジェンスを磨くには

自分の狭い行動範囲を抜け出し、

なるべく違う考え方や価値観を持つ人と

接するようにすることが大切になります。

自分がいるコミュニティとは

対極にあるような場所に飛び込んで、

「へー、こんな人がいるんだ」と

カルチャーショックを

受けるくらいの経験をすれば、

これまで知ることもなかった多様な情報に

アクセスできるようになります。

②小説を読む

現実の世界ではまず出会うことのできない

タイプの人間や価値観に遭遇できるのが、

なんといっても

フィクションの世界の醍醐味でしょう。

世界中の名作といわれる作品を読むことで

日本とは全く異なる海外の価値観を

享受することもできます。

小説の中で様々な価値観に出会っておくと

現実の世界でバックグラウンドの違う人たちと

接した時でも臆することはありませんし、

異なる考え方や価値観をすんなり

受け入れることができるようになります。

小説を読むという行動は、

異なる考え方や価値観を持つ人と出会う

疑似体験に他ならないんです。

自分と異なる価値観を前にして

拒否感を抱いてしまうことは、

せっかくのインテリジェンスを得る機会を

逃してしまうことになり兼ねません。

小説を読むことによって、

異なる価値観に対する寛容さを身につけておく。

そうすることで人脈が広がり、

インテリジェンスの獲得に

繋げることが出来るんです。

私は、小説だけじゃなく

映画やアニメでも良いと思っています。

コンテンツとしての構成とか、

何が人気の秘密なのか?

もちろん、キャラクター自体が人気となると

学ぶことが少なくなってしまうので、

そういった意味では、文字情報だけの

書籍系の方が良いということになるとは思います。

③本物に触れる

物事を本物か偽物か見分けるのは、

自分自身の審美眼です。

それはたくさんの本物を

見ることによって培われていきます。

インテリジェンスも同じです。

世の中は残念ながら、

偽物の情報で溢れかえっています。

(いわゆる、利益誘導ですね。)

玉石混交の中から価値ある

信頼できる情報を選び取る力は、

常に一級の情報に

触れることで培われていきます。

骨董に限らず、絵や工芸品など出来る限り

色んなジャンルの本物を見るようにしましょう。

そうして一級品だけが持つ独特の輝きを

自分の中に落とし込んでいきます。

そうすることで本物と偽物を区別する

感覚が養われていきます。

それがインテリジェンスを

磨くことに繋がっていくんです。

自分への問いかけ

ここまでで、選択に必要な3つのもののうち

「軸」と「インテリジェンス」について解説しました。

残るは、自分への問いかけです。

多くの人は何かに迷った時、家族や友人などの

他者にどうしたらいいか相談します。

しかし著者は、そんなことをする時間があるなら

自分に質問をした方が遥かに速いし、

良い答えが出ると伝えています。

自分自身への質問は、選択の最終段階において

決断の後押しをしてくれる役割を持っている。

著者自身、何か大事な選択をするときに

「それは本当に自分が考えたことなのか?」

いつも自問自答しているそうです。

「YES」と即答できるようなら、

躊躇せずやるだけです。

もっとも、既に軸に沿って取捨選択をし、

インテリジェンスというフルイにかけられて、

今まさに決断しようとしているのですから、

その選択は99%答えが出ているはずです。

しかし、どんな選択であっても、

多かれ少なかれリスクがありますので、

その選択が大事であればあるほど

本当に大丈夫だろうか?

という迷いが出てくるのが人間なんです。

99%は決意したのに残り1%の不安に苛まれ、

最後の一歩が踏み出せない。

そんなことってありますよねー。

こんな時こそ自分への問いかけの出番です。

選択の最後に自分自身に問うべき質問は

主に次の3つに分けることができます。

①目的追求型

②問題解決型

③理想追求型

①の目的追求型は、これからすることの意義や、

自分の本当の気持ちを確認するためのものです。

ここで自信を持って答えられないようなら、

やらない方がいいですし、

仮にやったとしても、

大いに後悔することは必至です。

具体的にいうと

次のような質問を自分自身にしていきます。

・何のためにそれをするのかしないのか?

・誰のためにそれをするのかしないのか?

・それをするしないことで喜ぶのは誰か?

・それをするそれをしないことで悲しむのは誰か?

・それをやってうまくいかなかったとしても後悔しないか?

②問題対決型は、これから行おうとすることを

より確実にするための質問です。

具体的な内容を自分自身に問いかけることで

方法や手段、アプローチ法を明確にしていきます。

具体的には、次のような内容です。

・何から始めていくのか?

・どのようにすればいいのか?

・いつどこでやるのがいいのか?

・どこにポイントを置くのがいいのか?

・どうすれば今よりもっと良くできるのか?

・これをやらないとどんな困ったことが起きるのか?

③理想追求型は、あなたが目指すべき未来を

はっきりさせるための質問です。

理想を具体的にイメージすることは

自分自身のモチベーションにも繋がります。

具体的には、次のような質問を

自分自身に投げかけてみましょう。

・本当にこうなりたいのだろうか?

・そうすることでふさわしい自分になれるだろうか?

・本当にそれを望んでいるのだろうか?

・他のどんなことよりもそれを手に入れたいのだろうか?

・それが10年後の自分の姿だとしたら嬉しいだろうか?

・今から頑張れば、こんな自分になっているだろうか?

ここまでの整理

「利他性」と「確実性」の軸に沿って判断し、

「インテリジェンス」を用いて成功への道筋を付け、

最後に自分自身への問いかけによって、

その選択を自信を持って決断する。

こうして決断した最適解であれば、もはや

行動に移さない理由は無くなります。

これこそが、著者が教える最高の選択なのです。

ただし、判断するときに感情的に決めたり、

納得感を求めるとダメなんです。

わかりやすいところで言えば、

「わかっちゃいるけど面倒くさい」

「可哀そうだから、好きだから、こうしよう」

これじゃダメですよね。

必ず、客観的に見れなければ判断を

見誤ってしまう可能性が高いんです。

成功者が「数字は噓をつかない」

と言われる由縁は、そこにあります。

自分自身を裁判するような感覚が

必要だということを忘れないでくださいね。

選択できる脳になるためのトレーニング7選

人生の実践において決断を素早く下す。

これができなければ使い物になりません。

例えば、お腹が空いているときに

何時間待ちの注文だったら意味ないですよね。

異性に告白するのに何十年も悩んでいたら

婚期が過ぎちゃいますよね。

「今でしょっ!」って言いたくなる選択が

人生では山ほどあるんです。

そこで、選択できる脳になるための

トレーニングを紹介したいと思います。

どんなことでも

頭で理解できているだけではダメで、

やはり実戦でトレーニングを積む

必要があるんです。

本書に書かれた選択のを鍛えるための

7つのトレーニングは、次の通りです。

①メニューを見て頼むものをすぐに決める

②新しいことはどんどんやる

③その場で回答する

④ぶっつけ本番でやる

⑤SNSに投稿してみる

⑥幹事役を引き受ける

⑦妄想する

①メニューを見て頼むものをすぐ決めるについて、

著者は、メニューを見たらわずか数秒で即決するそうです。

しかも、なるべく食べたことのない珍味を選ぶそうです。

見たことも食べたこともない料理を食べるというのは、

新しいことへの挑戦に他ならず、

脳内でドーパミンが放出されます。

その料理がおいしければ、

更にドーパミンが放出されます。

一度にこんなにドーパミンが出るのですから、

メニューを見て即決するというのは

選択力を上げる格好のトレーニングになります。

②新しいことはどんどんやるについて、

何であれ新しいことに挑戦するのは、

未知の世界に踏み出すことです。

「やった方がいいのか?

それともやらない方がいいのか?」

こんな風に迷うのは、正に新しいことを

やろうとしている証拠です。

そんな時に迷いを捨てて

新しいことをやろうと選択すれば、

あなたは成長の階段を登ることになります。

そのまま突き進んでいきましょう。

また、常に新しいことにチャレンジすることで、

脳が環境の変化に適応できるように

進化していきます。

社会で成功することは、

世の中の波に乗ることに他なりません。

時代にしっかり付いていくためにも、

常に新しいことに

チャレンジする癖を身につけたいものです。

③その場で回答するについて

これは、特に私たち日本人が

苦手とするところです。

何か回答を求められた時に

「少し考えさせてください。」

そうやって口を濁して、

みすみすチャンスを逃したなんてことが、

あなたも一度はあるはずです。

「不確実性」の軸を思い出してください。

「少し考えさせてください」ということは、

確実性に逃げる行為に他なりません。

リスクを承知の上で即答することこそが、

不確実性の軸にかなった行為です。

そして即答したあとは、

すぐに動き出すこれが習慣付けば、

あなたの行動力は抜群にアップするはずです。

ただ、世の中には、

それを悪用する人がいるのも確かです。

そもそも相手との信頼関係が築けていれば、

即答することは難しくないはずなんです。

④ぶっつけ本番でやるについて

著者は、よくテレビに出演されるため

ぶっつけ本番は日常茶飯子だといいます。

台本にもないような番組であれば、

本番がどうなるかは出たとこ勝負です。

そんなぶっつけ本番は、

即断即決の連続であると言えるでしょう。

ぶっつけ本番は何が起こるかわからない

不確実性の塊です。

予測不能で状況が変わるごとに

選択を迫られるため、

脳にとっても大変な負荷がかかります。

そうした状況で自分自身の持っている

力を発揮しようとすれば、

持っている力の100%ではなく、

120%を発揮するしかありません。

このためぶっつけ本番は選択力が試される

究極のトレーニングであると言えそうです。

やればやるほど選択力が

身につくのは間違いありませんよね。

⑤SNSに投稿してみるについて

著者は、SNSに投稿することは

選択力を磨くトレーニングに他ならないといいます。

何を投稿すればバズルのか?

どんなことを投稿すると炎上してしまうのか?

このような選択を身をもって体感できるのが

SNSだからでです。

更にSNSは人の役に立つ情報を

発信することで利他性に繋がります。

利他的かつ不確実という軸に沿ったものを

投稿すれば読んだ人に喜んで貰えるし、

選択力も磨かれます。

SNSへの投稿は、

このように一挙両得になり得るんです。

⑥幹事役を引き受けるについて

誰かのための会を催すのは、

それだけで利他性のあることです。

またどれだけの人が参加してくれるのかなど、

予測がつかない不確実性に満ちています。

どんな小さな身内の会合であっても、

幹事役には決めなければ

ならないことがたくさんあります。

予算、スケジュール、連絡の問題などなど

決断すべき事柄を挙げていけば切りがありません。

更に会の当日は、

どんなアクシデントが起こるかわかりません。

そのようなアクシデントに

即応することは、

先ほどのぶっつけ本番力を

発揮することに他なりません。

このように幹事役をやるというのは

選択力の集大成であるとも言えるのです。

これはビジネス、個人商店でも一緒ですよね。

商売を始めてはいいが、

どれだけの人が集まってくるのか?

どんな催し物がいいのか?

予算はどれぐらいか?

トラブルがあったら等々、

脳をフル回転させて考えるわけです。

⑦妄想するについては、

一見選択力とは無関係に思える妄想ですが、

実は選択をよりよいものとするためには欠かせません。

妄想してボーっとすることで

脳が瞑想と同じモードに入り、

無意識の底から自分でもビックリするような

アイディアが浮かび上がってくることがあるためです。

アップルの創業者スティーブジョブズのように

素晴らしいアイデアは時に

芸術的とも言えるほど奇想天外です。

野球で例えると意識的で

論理的な思考はヒットは打てても、

思いもよらない

満塁逆転ホームランは生み出せません。

このようなミラクルは、脳の無意識から

生み出されてくるんです。

また妄想では、あまりにも不確実性が高くて

現実には起こりえないようなことも、

頭の中で体験することができます。

このような不確実性を頭の中で

イメージトレーニングしておくことで、

現実における不確実性にも

対処できる力がつくんです。

選択脳を鍛えるための7つのトレーニング

いかがだったでしょうか。

中には「幹事役をやる」といった

勇気のいるものもありますが、

「メニューを即決する」や「妄想する」などは、

今すぐにでも始めることができると思います。

著者は、「選択脳は1日にしてならず」といいます。

日々の積み重ねが私たちの脳を鍛えてくれますので

ぜひとも今日からトレーニングにチャレンジしてみましょう。

まとめ

選択の実践においては、

「軸」「インテリジェンス」「自分への問いかけ」の他に、

限られた時間内で早く決断するための

選択脳が必要である。

選択脳を鍛えるためには、

日頃からメニューを見てすぐに決めたり、

新しいことに挑戦したり、その場で即決して、

すぐ回答する癖をつけるといい。

選択脳のスキルアップをしたい人は、

ぶっつけ本番や、SNSへの投稿、

幹事役などに挑戦してみるといい。

妄想も選択力のアップには効果的である。

著者は脳科学者ということもあり、

脳科学的な理論に基づいた説得力のある内容でした。

とはいえ、結局本書が伝えたいことは、

「つべこべ言わずにチャレンジせよ」

というだけのことです。

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ともいいますが、

その先に待っているのが本当にチャンスなのか?

それともピンチなのかは、

飛び込んでみなければ誰にもわかりません。

もし、ピンチだったとしても、

その失敗から教訓を得ることができれば、

プラスになります。

失敗したから終わりではなく、

それを次の選択に生かしていく。

こうして経験を積むことによって

選択力がつくようになるんです。

本書は虎穴に入る一歩を踏み出すために

理論的なバックアップによって、

背中を押してくれる本だと言えるでしょう。

途中でも触れましたが、

自分の感情とか納得感を優先していたのでは、

絶対に一歩踏み出せないと

私はいつも思っています。

お金や心に余裕があるときに選択すれば、

取返しを付けやすいです。

しかし、追い込まれれば追い込まれるほど

借金や納期・期限じゃありませんが、

取り返しのつかないことに

なりやすいと思います。

また、利己的・利他的、確実性・不確実性などは

「表示一体」だと、私は思っています。

例えば、あなたが良いと思った。

相手のためになると思った利他的な考えって、

相手にとっては迷惑かもしれないですし、

不快な思いをさせるかもしれません。

親が子供に対して、「勉強しなさい。」

「好き嫌い言わないで食べなさい。」っていうのも、

結局のところ、「自己満足」の可能性が高く、

利己的とも言えちゃうんですよねー。

確実性も、例えば、サラリーマンだったら、

かなり安定した生活が想像できると思います。

しかし、リストラや定年退職で

職を失った後のことまで考えてますか?

その瞬間に不確実に変わっちゃうんですよ。

なので、今回紹介した色んな単語の

言葉の意味をしっかり

理解するところから、

初めて見た方が良いと思いました。

この内容が参考になれば嬉しいです。


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私は、会社員時代は単身赴任で全国を飛び回っていました。

毎日満員電車に揺られて出勤し、
嫌な上司からパワハラを受けながら働いていました。

給料は安くて、家賃や生活費で
ほとんど消えていました。

家族とは離れて暮らし、
週末も帰省する余裕もなく、

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