こんにちは! せがひろです。
ビジネスを成功させるためには、
優れた商品やサービスを
提供することが必要ですが、
それだけでは不充分です。
もう一つ重要な要素があります。
それは市場選びです。
市場選びとは、自社の商品やサービスが
どのような顧客にとって価値があるかを
明確にすることです。
市場選びを間違えると、
いくら優れた商品やサービスを提供しても、
そこに需要がなければ売れません。
また、競合他社との
差別化も困難になります。
このブログでは、市場の選び方を
事例を元に解説しています。
興味がある方は、
ぜひ、最後まで読んでみてください。
目次
市場選びの方法
市場選びは、自社の商品やサービスが
どんな人に喜ばれるかを見極めることです。
市場選びを行うことで、
自社の商品やサービスに合った
顧客層を見つけることができます。
市場選びを成功させれば、
顧客満足度やロイヤリティを
高めることができます。
しかし、市場選びは
簡単なことではありません。
市場選びには
・自社の商品やサービスの強みや特徴を分析
・顧客のニーズや課題を調査
・強みや特徴とニーズや課題のマッチング
という3つのステップが必要です。
この3つのステップについて
詳しく見ていきましょう。
1. 自社の商品やサービスの強みや特徴を分析する
まずは、自社の商品やサービスが
どのような強みや特徴を持っているかを分析します。
例えば、品質、機能性、デザイン、
価格、ブランド力などです。
これらの強みや特徴は、
顧客にとってどのようなメリットや
満足感を提供できるかを考えます。
また、競合他社と比較して、
どのような優位性や
差別化要素があるかを明らかにします。
2. 顧客のニーズや課題を調査する
次に、顧客のニーズや課題を調査します。
ニーズとは、
顧客が求める価値や解決策です。
課題とは、
顧客が抱える問題や不満です。
ニーズや課題を調査する方法としては、
以下のようなものがあります。
・既存の顧客や見込み顧客にアンケートやインタビュー
・ソーシャルメディアや口コミサイトなどで顧客の声や感想収集
・市場調査レポートや統計データなどを参考にする
あるいは、自分自身が顧客になって
商品やサービスを体験するという方法もあります。
これらの方法で得られた情報を分析し、
顧客のニーズや課題を明確にします。
3. 強みや特徴とニーズや課題のマッチングを行う
最後に、自社の商品やサービスの強みや
特徴と顧客のニーズや課題のマッチングを行います。
マッチングとは、自社の商品やサービスが
顧客にとってどれだけ価値があるかを評価することです。
マッチングの結果によって、
以下の4つのタイプに分けられます。
スター(花形):強みや特徴とニーズや課題が
高いレベルでマッチしている。
高い需要と高い差別化が期待できる。
クエスチョン(問題児):強みや特徴は高いレベルであるが、
ニーズや課題は低いレベルである。
需要が不確実であるが差別化が可能である。
ドッグ(負け犬):強みや特徴とニーズや課題が
低いレベルでマッチしている。
需要も差別化も低い。
キャッシュ・カウ(金の生る木):
強みや特徴は低いレベルであるが、
ニーズや課題は高いレベルである。
需要は高いが差別化が困難である。
このように市場選びの方法を用いて、
自社の商品やサービスが
どのような市場に向いているかを
判断することができます。
もっと詳しい内容を知りたい方は以下を調べてみましょう。
市場選びの事例
市場選びの方法を理解したところで、
実際に成功した事例を見てみましょう。
ここでは、2つの事例を紹介します。
【G-SHOCK】時計からファッションアイテムへ~若者の心をつかんだ見せ方の変化~
G-SHOCKは、カシオが開発した耐衝撃時計です。
(私も大好きで10本以上購入しました(笑))
1983年に発売されましたが、
当初は売れませんでした。
その理由は、市場選びが間違っていたからです。
カシオは、G-SHOCKを耐久性や
機能性に優れた時計として、
ビジネスマンやアウトドア派に向けて
販売しようとしました。
しかし、この市場では、G-SHOCKのデザインや
価格が受け入れられませんでした。
ビジネスマンは高級感やブランド力を重視し、
アウトドア派は軽量性や防水性を重視しました。
G-SHOCKは、どちらのニーズにも
マッチしていませんでした。
カシオは、市場選びを見直しました。
G-SHOCKの強みや特徴は、
耐衝撃性や多機能性だけではなく、
独特なデザインや
カラーバリエーションもありました。
これらの強みや特徴に
価値を感じる顧客は「若者」でした。
若者は、時計をファッションアイテムとして
楽しみたいというニーズがありました。
また、若者は流行に敏感であり、
口コミやメディアの影響を
受けやすいという特徴がありました。
カシオは、G-SHOCKを若者向けに
見せ方を変えました。例えば、
・スポーツ選手やミュージシャンなどのセレブリティとのコラボレーション
・雑誌やテレビなどのメディア露出
・イベントやキャンペーンなどでの話題作り
これらの施策によって、
G-SHOCKは若者の間でブームになりました。
G-SHOCKは、市場選びを変えることで、
スターからクエスチョンへと移行しました。
【ディズニーランド】全ての人々の楽園から家族の楽園へ~市場を絞って成功を収めた戦略~
ディズニーランドは、
ウォルト・ディズニーが創業したテーマパークです。
1955年にカリフォルニア州に
最初のディズニーランドがオープンしましたが、
当初は赤字でした。
その理由は、市場選びが曖昧だったからです。
ウォルト・ディズニーは、ディズニーランドを
「全ての人々のための楽園」として作りました。
しかし、この市場ではディズニーランドの
魅力や特徴が伝わりませんでした。
ディズニーランドは、
どのようなニーズや課題を解決するのか、
どのような価値を提供するのか、
明確ではありませんでした。
ウォルト・ディズニーは、
市場選びを見直しました。
ディズニーランドの強みや特徴は、
ディズニーのキャラクターやストーリーに基づいた
魅力的なアトラクションやショー、
高いサービスレベルや安全性、
豊富な飲食やショッピング施設などでした。
これらの強みや特徴に
価値を感じる顧客は「家族」でした。
家族は、一緒に楽しく過ごせる場所を
探しているというニーズがありました。
また、家族は、子供から大人まで幅広い
年齢層に対応できるという特徴がありました。
ウォルト・ディズニーは、ディズニーランドを
家族向けに市場を絞りました。例えば、
・家族連れに優しい料金設定や割引制度を導入する
・家族向けの宿泊施設や交通手段を提供する
・家族で楽しめるイベントやキャンペーンを企画する
これらの施策によって、ディズニーランドは
家族の間で人気になりました。
ディズニーランドは、市場選びを明確にすることで、
ドッグからカウへと移行しました。
まとめ
市場選びは、ビジネスを
成功させるために欠かせない要素です。
市場選びを行うことで、
自社の商品やサービスが
どのような顧客にとって価値があるかを
明確にすることができます。
市場選びの方法としては、
自社の商品やサービスの強みや特徴を分析し、
顧客のニーズや課題を調査し、
強みや特徴とニーズや課題のマッチングを行う
という3つのステップがあります。
市場選びの事例としては、
G-SHOCKやディズニーランドなどがあります。
これらの事例から学べることは、
市場選びは一度決めたら終わりではなく、
時代や市場の変化や消費者のニーズに合わせて進化することで、
爆発的に売れる可能性があるということです。
また、失敗したと思われた商品やサービスでも、
後になって価値が見直されることもあるということです。
ビジネスの世界では、
常に挑戦し続けることが重要だということですね。
この内容参考になれば嬉しいです。