【書評】「カイジ「命より重い!」お金の話」無駄遣いを辞められない理由

こんにちは! せがひろです。

今回はですね、

「カイジ「命より重い!」お金の話」

この本について話したいと思います。

この本の筆者である、

経済ジャーナリストである

小暮太一さんは、

カイジを読んだ時、この作品が

お金に関するとても大事なこと

現代を生きる私たちが

特に知っておかなければならない

マネーリテラシーについて

語っていると感じたそうです。

このカイジという漫画を通して、

私たちが知っておくべき、

お金についての重要な知識を

語ってくれているという、

非常に面白いテーマの本です。

ちなみに、

カイジという漫画の内容を

知らなくても、

・普遍的な経済についての知識

・お金についての知識

についてためになるので、

ぜひ、最後まで読んでみてください。

カイジのダメっぷりのあらすじ

カイジというのは、

本当にダメな男であり、

金額も契約内容も知らないで、

バイトの後輩の連帯保証人になり、

借金地獄に陥ってしまいました。

そして、帝愛グループという、

高利貸のような組織から、

命からがら生還したのに、

地道に働く事よりも、

ギャンブルで稼ぐ道を選びました。

そして、

お金のありがたさを知ったはずなのに、

次の日に全額パチンコで擦りました。

そして、何度も自分の命を張り、

ギャンブルに参加し続けます。

このように普通では考えられない

ダメっぷりを発揮しているカイジを見て、

「これは漫画の話」だからとか、

「カイジはアホすぎる」とか、

「こんなクズと俺は違うんだ」

そう思っているのでは

ないでしょうか。

ですが、このカイジに

起こったことは、

決して漫画の世界の話ではなく、

現実に起こっているということ・・・

また、誰にでも

起こりうることなんです。

そこでまず、

カイジはバカだと思っている人へ、

金融リテラシーを測るクイズを

やってみて欲しいです。

それでは問題です。

あなたは、銀行から年率12%で

100万円を借りたとします。

銀行から、

「返済が大変でしょうから、
返済は月々1万円でいいですよ」

そう持ち掛けられます。

毎月の返済額が減るのは、

あなたにとっても、

嬉しい事であり、

早速その条件で契約しました。

さて、

あなたが借金を

返済し終わるのは、

何年後になるでしょうか?

(金利は「単利」とします。)

A.5年

B.8.3年

C.10年

さて、いかがでしょうか?

電卓を使わなくても、
暗算で解ける問題です。



では、正解です。

答えは、A,B,Cのいずれでもなく、

「返済は永遠に終わりません。」

この契約通りに返済としていると、

一生返済が終わりません。

いったいどういう

ことか解説すると、

まず、この契約内容を

整理してみましょう!

あなたが借りたお金:100万円

金利(年率):12%

したがって、

あなたが払う利息は、

毎年12万円になります。

(100万円×12%=12万円)

ここで毎月1万円返済して

いくということは、

あなたの返済額は、

毎年12万円になります。

つまり、あなたが返済している、

毎月の1万円は金利部分であり、

元本の返済は

していないことになります。

元本が減っていない

ということは、

翌年も借りている金額は

100万円のままです。

そして同じ金利が発生します。

翌年12万円返済しても、

元本は減らず、

翌々年以降も、

同じことの繰り返しになります。

なので、10年後も、20年後も、

あなたは永遠に毎月1万円を、

返済し続けなければいけないわけです。

いかがでしょうか?

この問題に、

もし間違ってしまったとしたら、

あなたもカイジに

なってしまう可能性を

大いに秘めています。

「選択肢に正解がないなんて卑怯だ!」

そう思った人もいるでしょう。

しかし、提示された選択肢の中から

選んでしまったのは、

あなた自身です。

住宅とか車とでローンを

組んだことがある人でしたら、

ピンときたかもしれません。

私も住宅ローンの

経験がありますが、

最初の10年目ぐらいは、

ほとんど金利を払っている

ようなもので、

元本は雀の涙ほどしか

減りません。

なので、ローン返済中でも、

多少無理してでも、

プラスアルファの返済をして、

とにかく元本を減らす

努力をした方が、

後々の返済が楽になるわけです。

選択肢に正解が無いなんて、

マイクロソフトの

入社試験なんかでもあります。

世の中には、

お金をむしり取ろうとしている人は、

いっぱいいるわけですから、

そういう人たちから、

自分のお金を守るためにも、

マネーリテラシーを絶対に

身につけなければなりません。

では、マネーリテラシーの

勉強をしていきましょう。

お金に振り回されないために本当に必要な力

まず初めに結論を説明すると、

経済学的視点で、

カイジを救える方法としては、

お金で苦しんでいる人を

本当に救えるものは何か?

それを考えるということです。

世間では、

金持ちが人間的に

本当に偉いわけではない。

本当に大事なことは

お金以外にある。

そういったフレーズを

良く聞きます。

なぜ?

このようなフレーズが、

叫ばれているかというと、

本当のところ世間では、

金持ちが違うように

思われているからでは

ないでしょうか。

わざわざ金持ちが人間的に

偉くないといわれるのは、

本当は私たちは薄々、

金持ちが人間的に偉く、

本当に大事なのは金であると、

思っているからではないでしょうか。

(少なくとも納税の義務がある以上、

稼がないで生きていくのは、

正当な理由がない限り、

不可能なんですよね。)

経済の父 アダムズミスの言葉

例えば、経済学の父

アダムスミスは、

「世間はお金持ちを尊重し、

偉い人として認識する傾向がある。」

そう指摘していました。

(お金持ち=賢い人

といったイメージがあるのかなと・・・)

更に、次のような

ことも言っています。

貧しい人と裕福な人が、

同じような功績を遺した場合、

世間は裕福な人を

より一層尊敬するだろう。

金持ちがみせびらかす

大したことのない実績の方が、

貧乏人が堅実に上げた成果よりも、

賞賛に値すると感じる。

そして実際に

ほとんどのケースで、

金持ちや権力者が

世間から尊敬を集めているのです。

要するにスミスは、

お金を持っている、

社会的な地位があるということは、

行動に敬意を与えやすくなり、

人が従いやすくなる。

スミスは富を持っている人は、
より一層、

権威を持ちやすく

なると考えていました。

「貧しい者は、

金を持っている者に対して、

尊敬を払う

強い傾向がある。」

そう指摘しているわけです。

つまり、金を持っているだけで、

尊敬の念を持ちやすくなる

というわけです。

要するに、

お金持ちは貧乏により、

世間から認められやすいわけです。

お金持ちは世間から認められやすい

同じ行動をしても、

金持ちの方が賞賛され

やすくなります。

これは一見、

耳が痛い言葉のように

聞こえるかも知れませんが、

自分の経験に照らし

合わせて考えても、

当てはまっているということが

わかるのではないでしょうか。

資産家に出会ったら、

性格やそれまでの行動を

何も知らなくても、

なんとなく凄い人と

反射的に感じるものです。

ただ単に金持ちなだけなのに、

その人を重要人物だと

感じてしまいます。

例えば、

金持ちと友達になりたいですか?

なりたくないですか?

そう聞かれれば圧倒的に

「なりたい」

そう答えるのではないでしょうか。

私は、色んな知識を

教えて貰えそうなので、

友達になりたいと

思いますね(笑)。

このように多くの人は、

金持ちを上にみる傾向があり、

そしてこれが極めて、

重要なことなんですが、

貧しいことを嫌い、

失業者や多重債務者を

下に見る傾向があるのです。

その結果、失業者は、

たとえ失業手当を貰って

生活していたとしても、

精神的には貧乏なままで、

例えば、生活保護を受け、

衣食住が事足りていても、

ナマポ野郎(=生活保護受給者)などと、

世間から言われ、

世間からの視線を意識してしまい、

心は社会復帰できないわけです。

(自己破産宣告でも同様かも知れません。)

そして現在の日本で、

お金の支払いが3ヶ月以上滞っている人・・・、

いわゆるブラックリストに

登録されてしまう人が、

約420万人もいるそうです。

そういったカイジ的な人たちが、

社会復帰するにはどうすれば良いのか?

その方法とは、

「仕事」だということです。

日本では法律により、

最低限の生活を送る権利が

保障されています。

収入が無くても、

様々な手当が支給され、

餓死するということは

非常にまれです。

(ただ、自殺者は平均1万人ぐらいいます。)

食べるだけでは満足できない

しかし、食べているだけで人間は、

幸せにはなれません。

人が人として生きていくためには、

働くことが必要です。

働いて社会と交わり、

自分の足で立っているという自覚が、

人を貧しさから救い、

人間としての欲求を満たすわけです。

お金のない人に、

単に、お金を与えても、

その人は精神的にも、

世間的に貧しい精神のまま、

生きていかなければならないので、

問題は解決しません。

お金が無い人に

与えるべきなのは、

お金ではなく

仕事だということです。

そして、ブラックリストに

載っていたり、

借金をしていない

普通の人であっても、

今の日本では実に、

20代~40代で85%の人が、

経済的な不安を感じているそうです。

特に20代では将来の蓄えとして、

せっせと貯金をしているそうです。

(今は、かなり減っています。)

しかし、仮に将来の不安が

あるとしたら、

それを解消するために

若い時から貯めるべきものは、

お金ではありません。

それは働き続ける能力です。

いつまでも働き続け

られるという「自信」、

個人で稼げる能力こそが

大事だというわけです。

よーく考えて

みて欲しいんですけど、

仮に毎月3万円の貯金を

したとしても、

将来の安心なんて

得られないんですね。

一生遊んで暮らしても、

使いきれないほどの、

お金がある人でしたら

別ですが、

私たち一般人は、

多少のお金があっても、

将来の不安というのは、

消えないのです。

経済的な安心感を

得るためには、

将来も働き続けることが

できるだろうと、

自分で思えることが

必要だということです。

つまり、働き続ける能力が必要です。

月給が3万円高いが、

将来役に立たない仕事を

選ぶのではなく、

月給が3万円安くても、

働き続けられる能力を

身につけられる仕事を

選ぶべきです。

この話で考えても、

3万円の差なんて、

一生働き続けられるとしたら、

何のアドバンテージ

にもなりません。

月々3万円の貯金が

できなかったとしても、

能力を蓄積できた方が、

稼ぎ続けられますからね。

更に、先程触れたように

それが個人で稼げる能力であれば、

サラリーマンのように

定年退職で収入がゼロになる

ということも

回避できるわけです。

働き続ける能力・・・

もう少し深掘りしてみると、

自分の専門性を高めて、

一生食いっぱぐれない能力を

身に着けるといったイメージが

あると思います。

もちろん、

そういった唯一無二の

スキルを身につけられれば、

食いっぱぐれることはありません。

しかし、

そのような専門性のある

スキルを身に着けても、

時代が変わって、

その能力がいらなくなったり、

新しい技術で代替されてしまったら、

意味が無くなってしまいます。

つまり、1つのスキルだけでは、

将来安泰とは言えない時代なのです。

ではどうすれば良いか?

答えは一つです。

時代に適応して、

どんな仕事をしてても、

生きていけるという自信を

身に着けることだといわれています。

仮に今の会社が

潰れてしまったとしても、

自分は何か別のことをして

生きていけるから大丈夫!

そういった風に

自信を持っている人は、

将来に不安を感じないと

いわれています。

専門性があって、

今はたくさん稼げているけど、

将来どうなるか分からないと、

不安に思っている人より、

圧倒的に強いんです。

勿論、能力があるに

越したことはありません。

能力を高めるための

自己投資をするのも良いでしょう。

しかし、将来への不安を和らげ、

自尊心を維持するために必要なのは、

スキルや知識よりは、

むしろ、精神面なんですね。

自分は何か別なことをして

生きていける!

この自信こそが必要で、

これこそが働き続ける能力

だと思うんです。

変化に対応できるものが生き残れる

これから、私たちの世界は、

どんどん変化が加速していきます。

これからは変化に

対応できる人材が生き残る!

なんて言われても、

具体的に私たちは、

どうすれば、

そんな人材になれるのか

ということが、

ピンときませよねー。

例えば、弁護士は

政府の政策もあって、

人材が余るほど

増えてしまいました。

その結果、年収300万円台の

弁護士もいるそうです。

それで著者は、

このように解説していて、

生き残り経済的な不安を

解消できる人材とは、

変化を怖がらない人材である!

常に変化を経験

している人というのは、

環境が変化しても

ストレスを感じにくくなります。

いつものことだと、

受け止めることができます。

いわゆる慣れている状態です。

しかし、一方長年安定した場所にいて、

変化を避けてきた人は、

ちょっとした変化にも恐れを感じ、

今の仕事以外できないとか、

この会社が潰れたらどうしよう?

という不安を膨らませてしまいます。

私たちが将来の不安を

感じないようにするためには、

「俺は働き続けられるんだ!」

という自信を身に着けることが必要です。

そして、その自信を

身に着けるためには、

変化に慣れておくことが

重要だということです。

常に変化を

経験している人というのは、

これからの変化にも

ストレスなく対応できます。

どんな社会になろうと、

自分は生きていけるのだと

思えるようになります。

ちなみに、

私はサラリーマン時代に

4度の転職経験があり、

全て職種が違っていました。

経験上、言えることは、

「思い切って飛び込めば何とかなる!」

人は何とかなるように

頑張るものだということです。

しかし、当然向き不向きも

ありますから、

給料がいいからといって

無理にしがみつくようなことは

しない方が良いと思います。

あと、人間関係とかも

ありますからね。

繰り返しになりますが、

金をコツコツ貯めても

不安は解消されません。

それが自分は何を

やっても稼げるという、

自信こそがあなたの将来の

お金に対する不安を消すわけです。

そのためには、

変化に慣れておく必要が

あるということです。

それで変化に慣れて

おくといっても、

転職すればいい

というわけでもなくて、

職場を変えなくても

日々の仕事の中で、

経験できる変化が

たくさんあります。

一日の中で何か一つ、

今の仕事と違うことを選びましょう。

ずっと同じ人としか

仕事をしていないなら、

新規プロジェクトと称して、

違うメンバーと仕事を

してみるとかですね。

そういった風に、

可能な限り日常生活に

変化を取り入れましょう。

(そう考えると、ある意味、

人事異動というのは、

会社側が親切で変化を取り入れて

くれているのかもしれません。)

どんな時代になっても変化に対応でき、

ずっと働き続けるための唯一の秘訣は、

迷ったら変化を取り入れるということです。

これが、お金の不安から解消されるための、

唯一の方法だということです。

時代は変わりつつあります。

これからは会社は守ってくれません。

国民年金も相当厳しいです。

これからは、

お金について自分で考えて

行かなければならない・・・。

職を失っても、

借金で首が回らなくなっても、

誰も助けてくれないんです。

詐欺にあったり、

ハメられたりしても、

それは「あなたが悪い」と

言われるだけです。

自分を守っていくというのは、

自分の責任なんです。

しかし、

一方で家族や友達といった、

あなたの味方になってくれる人も

いるわけですから、

甘えるのは決して良くありませんが、

「困った時はお互い様」

といった共同体を形成して

おくことも必要だと、

私は思っています。

お金に振り回されないため・・・まとめ

ここまでのまとめです。

・人は金持ちを偉いと思い、貧乏人を見下す傾向がある。

・お金のない人に与えるべきは、お金ではなく仕事である。

・今の日本では、20代~40代で85%の人が将来の経済的な不安を感じている。

・この不安を消すには、「自分は働き続けられるんだ!」「自分はどんな仕事をしてでも生きていけるんだ!」という自信を身に着けることが必要である。

・そしてその自信を身に着けるには変化に慣れておくこと、どんな時代になっても対応でき、ずっと働きていくための唯一の秘訣は迷ったら変化を取り入れる。

ということです。

あなたが無駄遣いを辞められない理由

この章では、

私たちが陥りやすい罠を理解して、

マネーリテラシーを高めていきましょう。

最初に結論からいうと、

あなたが無駄遣いを辞められない理由は、

顕示欲があるからです。

要するに、

私たちが物を買う理由として、

・他人に見せびらかしたい。

・他人に良く思われたい。

という欲求があるからなんですよ。

例えば、

人にケチと思われたくないとか、

見栄を張って高級レストランへ行くとか、

ハイブランドのバックを持ちたいとか、

家賃が高くても自慢できる街に住みたいとか、

こういったものが顕示欲です。

これらの顕示欲に振り回されてしまうと、

いくらお金があっても足りなくなるのは

想像がつくと思います。

それで問題なのが、

この顕示欲による消費は、

本当に欲しいから

買っているわけではありません。

ただ見せびらかせたくて、

買っているだけなのです。

あなたが欲しいもの、

本当に必要なものを買うのであれば、

それは無駄遣いではありません。

しかし、見せびらかすために

本当は欲しくないものを

買っているとしたら、

100%無駄遣いです。

更に、この顕示欲がヤバいのは、

上限が無いということです。

当たり前ですが、

ハイブランドのバッグであっても、

高級車であっても、

高級マンションであっても、

上には上があるわけです。

例えば、家賃50万円の

マンションに住めば、

次は100万円のマンションが

気になるようになります。

そうすると、

100万円、200万円、300万円と、

本当に上限の無い世界へ

突入してしまうのです。

ですから、

はじめから限界の無い

顕示欲というものに、

足を突っ込まないことが

無駄遣いをしない上で、

最も大切なことです。

無駄遣いを辞められない理由のまとめ

ここまでのまとめです。

・無駄遣いをしてしまうのは、顕示欲があるからである。

・一度この顕示欲の世界に足を踏み入れてしまうと上限が無いので、金を浪費してしまいどんどん貧乏になってしまう。

ということです。

生活水準は死んでも上げるな

よく、宝くじの当選者は

不幸になるというデータがあります。

宝くじに当選したら、

お金がいっぱい入ってくるわけだから、

幸せになるように思いますが、

実は不幸になってしまうのです。

その理由は、

限界効用逓減の法則というもので、

説明することができます。

限界効用逓減の法則とは

この限界効用というのは、

その時に感じる満足感のことです。

そして「逓減(ていげん)」とは、

段々減っていくよ!ということです。

つまり、

限界効用逓減の法則を

簡単に言い換えると、

満足感はだんだん減っていって、

慣れちゃうという法則という

ことになります。

宝くじに当たったっていう人は、

お金がありますから、

例えば、もともと住んでいた

家賃5万円のアパートを解約し、

30万円のタワーマンションに住みます。

するといずれ、

30万円のタワーマンションも

慣れちゃって普通に感じますから、

もっと高いマンションを

目指すようになります。

そうして50万円、100万円の

マンションに住みたいと

思うようになります。

100万円のマンションに住んだって、

私たちは限界効用逓減の法則によって、

慣れちゃうから、

いずれ普通に感じてしまうのです。

そして、

更なる満足感を求めて、

上に上にとお金を使って、

豪遊は留まることを知らず、

どんどんエスカレートして

いってしまいます。

しかし、

どんだけ豪遊したって、

結局、いずれその状態に

慣れてしまって、

もっと更なる刺激を求めて、

散在してしまうというわけです。

なので、

宝くじに当たった人は、

すぐにお金を使い

果たしてしまいます。

そして、お金が無く

なってしまうと、

生活水準を下げなければ

いけないわけなのですが、

この生活水準を下げるのに、

人間は耐えられないものなのです。

なぜかというと、

参照基準点

変わっているからです。

参照基準点とは

限界効用逓減の法則を

別な視点から見ると、

その生活レベルや、

そのモノを持っていることに

慣れちゃっているので、

当たり前だと思うように

なっているということです。

つまり、

自分の中で当たり前の

基準が変わった、

当たり前の基準を

経済学では参照基準点と呼びます。

例えば、今いる自分のプラス20の

状態が普通だったとして、

宝くじに当たってプラス100の

生活ができるようになると、

その生活レベルが、

いずれ普通のレベルに

感じるようになるわけです。

つまり、

参照基準点がズレてしまい、

もう前の生活には戻れなくなるのです。

かつては、

プラス20の生活が普通だったのに、

プラス100が普通レベルに感じるため、

仮にプラス60に

戻ろうとしたとしても、

マイナス40に格下げに

なると感じるわけです。

なので、

前の生活水準には、

戻れなくなるというわけです。

一度味わった贅沢から

抜け出せず、

かつての生活に

戻ることができないのです。

その結果、

今の生活を維持するために、

私たちはどんどんお金を

使い続けることになってしまいます。

こうして、

私たちは無駄遣いを

加速させてしまうわけです。

悲しいことに、

この限界効用逓減の法則というのは、

あらゆることに当てはまります。

例えば、年収1000万円を

目指していたとして、

それだけあったら、

どれだけ贅沢な

暮らしができるんだろうと、

夢見ていたはずなのに、

実際に1000万円を達成してしまうと、

すぐに慣れてしまい、

さらに上を目指して、

2000万円、3000万円と、

寝る間も惜しんで働いちゃうわけです。

これは参照基準点が1000万円に

慣れてしまうからなんですね。

この限界効用逓減の法則を

知った後に

私たちは、どう対処していけば

良いのでしょうか?

生活水準適正化の重要性

それは必要以上に、

生活水準を上げないということです。

ここまでの説明で分かるように、

生活レベルを上げたところで、

どうせ、

上げたレベルが参照基準点に

なってしまうわけですから、

元から上げないように

するというのが、

お金の無駄遣いを

防ぐという上で重要になります。

勿論、湯水のように

お金があれば別ですが、

そんな人、

アラブの石油王ぐらいのもです。

私たちは絶対に参照基準点を

低く保っておくということが、

お金を貯める上では、

必要な考え方になります。

みなさんも、

ぜひ、意識してみてください。

一度、参照基準点が

上がってしまったら、

もう戻せないのです。

それなら最初から、

上げるべきではないということです。

ここで疑問持たれた人も

いると思います。

じゃあ、

無理してまで稼いでも、

良い事が無いから、

収入に拘らず働いていた方が、

幸せなんじゃないかということです。

正直、私もそう感じました。

なんか、

お金はあっても

使わない方がいいと、

言われているみたいだし、

生活水準のレベルも、

この本を読んだ時点が、

学生なのか?

社会人なのか?

独身なのか?

結婚しているのか?

それによっても

変わってきますし、

正に生活水準を上げちゃった

直後かもしれませんしね。

お金の使い方を問題視

しているのだと捉えれば、

納得感があります。

お金の使い方の種類

お金の使い方には、

投資、消費、浪費の

3つがあります。

投資:お金を増やしたり、知識を増やす

消費:生きていくために必要なもの

浪費:いわゆる贅沢

投資は、

自分の成長やお金を増やすための

ものですから問題ありません。

確かに、「投資に失敗したー」って

ケースもありますが、

それは知識や情報への

投資が足りていないだけです。

消費は、

衣食住など生きていくために

必要なものです。

問題なのは浪費です。

これには気を付けましょう!

ということです。

例えば、バックであれば、

安くても、高くても

機能としては一緒なわけです。

わざわざ、ハイブランドを

買う必要なんてありません。

車も、都内でしたら

必要ないでしょうし、

こちらも機能で考えたら

移動手段なわけですから、

地方に住んでいて

どうしても必要がとしても、

高級車である必要は

ないわけです。

マンションや家だって、

必要以上の部屋数は無駄ですし、

タワマンも夜景が綺麗とかって、

毎日見たいわけじゃないはずです。

なので、お金の使いかたを

間違わないようにしましょう!

ということです。

生活水準は死んでも上げるなのまとめ

ここまでのまとめです。

・どんだけ豪遊しても結局、その状態へと参照基準点が移ってしまうので豪遊に限界はない。

・私たちは、お金を無駄遣いしないために必要以上に参照基準点を上げないことが大事になってくる。

・生活レベルを上げない方が良い。

・食事レベルを上げるなと自分に言い聞かせよう。

ということです。

まとめ

最後にまとめですが、

・お金に振り回されないために本当に必要な力

・あなたが無駄遣いを辞められない理由

・生活水準は死んでも上げるな

といった内容について

解説してきました。

私たちが、

お金の不安を解消するためには、

どんな状況でも働けるんだ!

どんな状況でも生きていけるんだ!

そういう、

自信を身に着けることが大事なんだと、

冒頭で説明しました。

そのためには、

変化に慣れておくことが重要

だということも解説しましたよね。

これは非常に重要な考え方なので、

みなさんも日常の中で変化を取り入れて、

変化することに慣れて、

どんな状況でも生きて

いけるという自信をつけて、

お金に対する不安を根本的に

解消していきましょう。

そして、

顕示欲を抑えるということ。

限界効用逓減の法則を理解するということ。

参照基準点を必要以上に上げないということ。

私たちが陥りがちな罠についても、

解説してきました。

ぜひ、この内容を

自分の日常生活に落とし込んで頂いて、

活かして欲しいと思います。

この内容が、参考になれば嬉しいです。

動画紹介

今回の内容について、

参考になる動画を紹介します。

ぜひ、視聴してみてください。

https://youtu.be/_YjJ2Fc_G6E

以下のブログも参考になります。

2018年にフジテレビで放送された「シグナル」というドラマを今更ながら観ました。その後、主人公がトランシーバーで20年前と通信でき、長期未解決事件を暴いていく!とても面白いドラマです。その中で、お金が無いことで発生する不幸について、痛感するところがあったので、語ってみたいと思います。

自由で豊かに生きる方法を無料で見てみる


私は、会社員時代は単身赴任で全国を飛び回っていました。

毎日満員電車に揺られて出勤し、
嫌な上司からパワハラを受けながら働いていました。

給料は安くて、家賃や生活費で
ほとんど消えていました。

家族とは離れて暮らし、
週末も帰省する余裕もなく、

電話やメールでしか
連絡できませんでした。

家族との時間を失ってまで、

こんな人生で本当に幸せなのか?
自分は何のために生きているのか?

そんな悩みが頭から離れませんでした。

そんな時、ネットビジネス
というものに出会いました。

ネットビジネスとは、
インターネットを使って

自分の好きなことや得意なことを
商品やサービスとして提供するビジネスです。

私は、人間嫌いで一人で行動するのが
好きだったので、

ネットビジネスは
まさにピッタリだと思いました。

しかし、私にはネットビジネスの
知識も経験も資金も人脈もありませんでした。

どうすればいいか分からず、
不安や恐怖でいっぱいでした。

ですが、自由に生きるためには
リスクを背負ってでも

チャレンジするしかないと
思い切って飛び込んでみました。

そして、半年後、
私は初収益を達成しました。

今では、自動で稼ぐ仕組みを作り上げて、
お金と時間に縛られずに自由に生きています。

田舎で家族と一緒に暮らしたり、
旅行したり、趣味に没頭したり、

自分のやりたいことを
思う存分楽しんでいます。

私だけではありません。

私と同じ起業家仲間も、
単身赴任や出稼ぎなど

家族と離れて暮らしていた
人たちが多くいます。

彼らも私も、特別な才能やセンスや
資金があったわけではありません。

ただ、家族と一緒に生きたいという
強い思いと 行動力があっただけです。

あなたは今の人生に満足していますか?

毎日イヤイヤ働いて、
お金や時間に不自由して、

家族との時間を犠牲にして、
自分の夢ややりたいことを諦めて、

我慢・我慢で一生を終えるつもりですか?

私は、そんな人生は嫌だと思いました。

どうせ一度きりの人生なら、
自分の好きなように生きるべきです。

しかし、自由に生きるためには
何をどうしたらいいのか分からないですよねー。

私もそうでした。

そんな私がどのように単身赴任・出稼ぎ生活から
ネットビジネスで成功したのかを

詳しくまとめた電子書籍を作成しました。

この電子書籍では、
以下のことを学ぶことができます。

・ネットビジネスとは何か?
・メリットとデメリットは何か?
・成功するために必要なことは何か?
・稼ぐ仕組みと具体的な方法は何か?
・家族と一緒に生きるために必要なお金と時間の知識

この電子書籍を読めば、
あなたも 単身赴任・出稼ぎから脱出して

ネットビジネスで自由に生きる方法が分かります。

この電子書籍は、私がこれまでに培ってきた
ノウハウや経験を惜しみなく公開しています。

すでに読んで頂いた方からは、
「家族と一緒に暮らせるようになりました」
「単身赴任・出稼ぎの苦しみから解放されました」
「お金と時間の知識を知り、不安の根源がわかりました」 など、

嬉しい感想をたくさん頂いております。

この電子書籍は、
本来有料で販売する予定でしたが、

多くの人に単身赴任・出稼ぎから脱出して
自由に生きる方法を知って欲しいと思い、

期間限定で無料公開しています。

あなたも単身赴任・出稼ぎから脱出して
ネットビジネスで自由に生きる方法を学んでみませんか?

無料ですから、興味があれば覗いてみてください。
「パソコン一台で新しい田舎暮らし」を無料で見てみる



私の経歴は、こちらの記事で詳しく書いています。
自由を手に入れるまでの軌跡と思い


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。