こんにちは! せがひろです。
今回は、「苦しかったときの話をしようか」
これについて解説します。
著者の森岡さんは、赤字で経営に困っていた
大阪のUSJをV字回復させた
戦略がもの凄いビジネスマンです。
そんな著者には大学生の娘さんがいて、
「将来何をしたいの?」といういう会話になると
「わからない・・・」
そんな娘さんのために父親として
社会人の先輩として何かできることはないか?
ということで丸1年かけて
コツコツ書いていたものが、この本です。
今自分がやりたいことがわからない人や、
「本当に今の仕事を続けてていいのか?」
悩んでいる人に、おすすめです。
日々の生活の中で、
「本当にこのままでいいのか?」
そういった不安を抱えている人って
いると思うんですよ。
実際に決断は、
自分自身でしないといけないですが、
この本の内容を知ることで、
自分の将来のことを考えるキッカケになります。
今回は、私が特に気になった2点について
紹介していきたいと思います。
それでは早速、本編に入りましょう。
自分の軸
まず1つ目は、
「やりたいことを見つけるために必要なもの」
例えば、世の中にある
全ての職業の情報を得て、
興味を持った順番にランキング付けをしたら、
やりたいことって見つかるでしょうか?
著者は、これでは見つからないし、
「選択肢が増えて余計悩むことになる」
そう伝えています。
つまり、この何がやりたいか
わからないという問題の本質は、
あなたが世界のことを知らないからではなく、
あなたが自分自身のことを良く知らない。
このことが原因なんです。
あなたの軸が、地元で安定した
生活ができることかもしれません。
あるいは、欲しいスキルが
習得しやすいことだったり、
生涯年収ができるだけ
高くなることなど、
色々あると思います。
そして単純に一つではなく複数あるため
余計に迷うことになる。
そうそも日本の教育では、
自分がどんな特徴で、
どんな時に幸せを感じるのか?
どんな職授業について
どのような人生を送りたいか?
そういったことを考えさせる
内容になってないんですよ。
言われてみると確かに
そんな授業って記憶にないし、
自分の内面・軸を改めて
考えることって無かったと思います。
ある意味、進路相談とかって、
それにあたるかもしれませんが、
進学するとか、就職するとか
答えありきで、
「何を選択するかだけ」
だったりしませんでしたか?
あなたも自分が将来何をしたいのか?
本当に今の仕事でいいのか?
こういった漠然とした
不安てあるかと思います。
でもそれは、自分の軸を考えず、
わからないことをずっと放置してきた
後ろめたさが原因なんです。
自分のことを知ることは
いつ考えても、
早すぎることも、
遅すぎることもない。
そのように著者は主張しています。
「経験がないから考えてもわからない。」
そうやって自分のことを
知る努力を怠ってきたツケは、
先延ばしにすればするほど
苦労します。
「自分の軸を認識する」
これを改めてやってみるべきです。
年齢とともに日々の生活に
取られる時間が増え、
気が付くと年を取り
後悔するぐらいなら、
思い切って立ち止まる
時間を作った方が良いと思います。
その時に自分の持っている
知識だけで考えてしまうと、
その中に答えが無い可能性もあります。
だから、本を読んだり、
人生の先輩である親や
おじいちゃんおばあちゃんに
話を聞いてみるのも
参考になると思いますよ。
自分の中にある宝物は何か?
あなたは、家や学校・職場で
他人と比較されることってありませんか?
そしてあなた自身も、
他人と比較してしまうことってありませんか?
著者は、他者と比べることではなく
あなたしか持っていない特徴こそが、
宝物だと述べています。
例えば、コツコツと努力を積み上げることが
できることも特徴です。
もし、何も特徴が無いという人がいたら、
それこそがすでに特徴なんですよねー。
ここで気をつけなければ
いけないポイントは、
同じ特徴が宝物になるか?
それとも弱点になるか?
それを決めているのは文脈。
つまり、環境次第だということです。
例えば、空気を読めないと言われる人の
同じ特徴が別の環境では、
場に流されず自己主張がしっかりできる
という宝物になるわけです。
例えば、臆病者だったり、サイコパスも、
すべて文脈・環境次第で宝物になります。
あなたが、今後キャリアを積んでいく上で、
特徴が強みに変わる環境を
探していくということが重要になります。
例えば、就職活動とか転職活動で、
実際、あなたもこんなことを考えませんか?
「どこが一番いいところなのか?」
「自分に向いた会社はどこか?」
優しい人しかいない職場環境など
運命の出会いというものがあって、
たった一つの正解を探そうとしてしまう。
でも実際には選んではいけない
「不正解」なんてごく一部で、
それ以外の選択は「正解」なんです。
ここでいう不正解の会社というのは、
・自分の宝物特徴が裏目に出る環境
・情熱がわかない仕事
万が一失敗したとしても、
転職先を探せばいいだけなんです。
ちなみに、私もサラリーマン経験がありますが、
大勢の人が関わればかかわるほど、
個性を発揮しにくくなり、
社会常識といったような、
ルールや暗黙の了解などが多いです。
若い頃は、やる気もあり情熱もありますから、
そういった何かに縛られることに不満を感じます。
それこそ、労働基準法で働く時間の制限すら
邪魔に感じる時ってあるんですよねー。
自分がやりたいこと、
働きたいことがあるのに、
思う存分やるのをダメだって
法律で縛られているわけです。
個人でビジネスを始めれば、
自由に行動できる範囲が広がります。
ただ、若い頃は常に成長を
目指すことの方が多いですが、
年齢とともにできなくなり、
考え方・やり方を変えなければ
ならない時も必ず訪れます。
プロスポーツがわかりやすいと思いますが、
一生現役というわけにはいきません。
プレーする側から指導者に
なることもあるでしょうし、
今まで自分が知らなかったことに興味を持ち
ガラッと変わる時もあるでしょう。
時には、年齢だけではなく、
けがや病気で、若くして違う道を
選ばざるを得ないこともあります。
自分の宝物は1つとは限りません。
「適材適所」という言葉がありますが、
自分の宝物は何か?
それを活かせる環境はどんなところか?
それを考えてみるのもいいと思います。
その時に収入を第一優先にしてしまうと
宝の持ち腐れになる可能性がありますので、
純粋に何がやりたいかを考えるべきだと
私は思っています。
それをどうやって収入に結び付けるかは、
ビジネスの知識を学んで、
後付けすればいいんです。
芸能人とかってそうですよねー。
人を笑わせて収入を得たり、
人前で歌って収入を得る。
芸能人になっていなければ、
ただの面白い人だったり、
歌のうまい人です。
それが、収入が得られる仕組みと
組み合わさることで、
宝物を生かすことができた。
そういうことだと思うんですよ。
そしてもう一つ大切なことは、
あなたしか持っていない宝物を
磨く努力をすることです。
営業力が宝物なら、それを磨いて
どんな業界でも通用するような宝物にする。
プログラミングをやっているなら、
毎日何時間かプログラミングの勉強して、
他の人が持っていない
レベルまで能力を上げる。
先ほど、プロスポーツ・芸能人の
話を取り上げましたが、
言わずもがな・・・おんなじですよね。
いくら才能があったとしても鍛えたり、
新しい知識を付けなければ、
いずれ錆付いてしまいます。
努力とは「続ける」とも捉えられます。
初めは、大した成長は感じられません。
しかし、長年積み重ねることによって、
あなたしか持っていないスキルとなり、
これからのキャリアの成功確率を
確実に上げてくれることに繋がります。
自分の宝物を磨く努力(継続)を
してみてはいかがでしょうか。
まとめ
やりたいことを見つけるために
必要なものは2つ。
・自分の軸
あなたは何が好きで、何に価値を感じるのか?
自分自身をまず理解することが大切である。
・自分の中にある宝物は何か?
あなたの宝物、あなたの特徴を生かせる
環境で働くこと。
もし、不正解の場所だったら他を探せばいい。
そして宝物を磨くための
努力(継続)を怠らないようにしましょう。
まずは、自分を知りましょう。
今回紹介した内容は、
この本のごくごく一部です。
興味がある方は、
ぜひ手に取ってみてくださいね。
この内容が参考になれば嬉しいです。