こんにちは! せがひろです。
今回は仏教における「運命観」について
お話したいと思います。
みなさんは、自分の運命は
どのように決まると思いますか?
偶然によって決まると思いますか?
神や宇宙の意志によって
決まると思いますか?
それとも自分の行いによって
決まると思いますか?
仏教では自分の行いが
自分の運命を決めるという
法則が説かれています。
これを自業自得とか、
因果応報と言います。
自業自得とは、
自分の行為(自業)が
自分の結果(運命)を
生み出す(自得)ということです。
因果応報とは、
原因(因)と結果(果)が
対応する(応報)ということです。
では、なぜ仏教では、
自分の行いが自分の運命を決める
という法則が説かれて
いるのでしょうか?
それは仏教が現実に即した
教えであるからです。
私たちが日常生活で
目にする現象は、
すべて原因と結果から
成り立っています。
例えば、火をつければ燃える、
水を冷やせば凍る、
種をまけば芽が出るなどです。
これらは科学的な法則に
基づいていますが、
仏教ではこれらを
無明諦(むみょうてい)と呼びます。
無明諦とは物質的な現象の
原因と結果の法則です。
しかし、仏教では
物質的な現象だけでなく、
心的な現象も原因と結果の法則に
従っていると説きます。
私たちが心や口や体で行う
善悪の行為は、
不滅の業力(ごうりょく)となって
心に刻まれ、
やがて縁が来た時に
自分の運命を生み出します。
例えば、嘘をついたり
人を騙したりする人は、
信用されなくなったり
孤立したりする運命になります。
逆に、正直で誠実な人は、
信頼されたり助けられたりする
運命になります。
これは嘘や騙しは悪業であり、
正直や誠実は善業であるからです。
悪業は悪い結果を生み出し、
善業は善い結果を生み出します。
これが自業自得です。
このようにして、
私たちは過去に行った
善悪の行為によって
現在の運命を受けています。
しかし、現在の運命は
固定されているわけではありません。
私たちは現在に行う
善悪の行為によって
未来の運命を作っています。
つまり、私たちは自分の運命を
自分で変えることができるのです。
では、どうすれば自分の運命を
変えることができるのでしょうか?
仏教的な運を好転させる考え方とは
それは、善い行いに努めて
悪い行いを慎むことです。
仏教では心や口や体で行う
善悪の行為を
十善戒(じゅうぜんかい)
十悪戒(じゅうあっかい)
として教えています。
十善戒とは、
以下のような行為です。
・殺生しない
・盗まない
・不倫しない
・嘘をつかない
・悪口を言わない
・両舌を使わない
・粗雑な言葉を使わない
・貪らない
・怒らない
・邪見を持たない
十悪戒とは、
これらの逆の行為です。
仏教では、
これらの善悪の行為は、
自分だけでなく
他人にも影響を及ぼします。
善業は自分と他人に
幸せをもたらし、
悪業は自分と他人に
苦しみをもたらします。
だからこそ、仏教では、
自分の運命を変えるだけでなく、
世界の平和や人類の幸福にも
貢献するために、
十善戒を守ることが
勧められています。
私たちは自分の運命は、
自分の行いが決めるという法則を
知っておくべきです。
それは自分の運命に責任を
持つということです。
自分の運命に不満や不安があるなら、
他人や環境や運に頼ったり、
文句を言ったりするのではなく、
自分の行いを見直して
改善していくことです。
それが自分の運命を変える
一番確実な方法です。
仏教では自分の行いが
自分の運命を決めるという法則は、
厳しいものではありません。
むしろ、希望に満ちたものです。
なぜなら、私たちは自分の運命を
変える力を持っているからです。
私たちは自分の運命に
打ち勝つ力を持っているからです。
私たちは自分の運命に向き合う
勇気を持っているからです。
私たちは皆、幸せになりたいと
願っています。
そのためには自分の行いが
大切だということを忘れずに、
日々努力していきましょう。
仏教は私たちの幸せへの
道しるべです。
仏教は私たちの
幸せへの味方です。
仏教の教えから学ぶ人生のコツ
自業自得という言葉は、
日常生活でよく使われますが、
その使われ方は
あまり良くありません。
例えば、悪いことをした人が
その報いを受けた時に、
「自業自得だね」と言ったりします。
また、自分の失敗や不幸を
他人に責任転嫁したりせずに、
「自業自得だから仕方ない」
と言ったりします。
このように自業自得という言葉は、
悪い結果に対して使われることが多く、
否定的なニュアンスがあります。
しかし、この言葉の本来の意味は、
そんなに暗いものではありません。
実は、仏教の教えから来た言葉で、
人生のコツを教えてくれるものなのです。
自業自得とは何か?
では、自業自得とは何を
意味するのでしょうか?
この言葉を分解してみましょう。
自業(じごう):自分の行為
自得(じとく):自分が結果を得る
つまり、自業自得とは、
「自分の行為が自分の結果を生み出す」
ということです。
これは、仏教では因果応報(いんがおうほう)
とも呼ばれる法則です。
因果応報とは「原因(因)と結果(果)が
対応する(応報)」ということです。
仏教では、私たちが
心や口や体で行う善悪の行為は、
不滅の業力(ごうりょく)となって
心に刻まれ、
やがて縁が来た時に
自分の運命を生み出します。
例えば、嘘をついたり人を
騙したりする人は、
信用されなくなったり
孤立したりする運命になります。
逆に、正直で誠実な人は、
信頼されたり助けられたり
する運命になります。
これは嘘や騙しは悪業であり、
正直や誠実は善業であるからです。
悪業は悪い結果を生み出し、
善業は善い結果を生み出します。
これが自業自得です。
自業自得の意味すること
このようにして私たちは、
過去に行った善悪の行為によって
現在の運命を受けています。
しかし、現在の運命は
固定されているわけではありません。
私たちは現在に行う善悪の行為によって
未来の運命を作っています。
つまり、私たちは自分の運命を
自分で変えることができるのです。
自業自得という言葉は、
私たちに以下のことを教えてくれます。
自分の運命は、
自分の行いによって決まる。
自分の行いは、
自分に返ってくる。
自分の運命は、
自分で変えることができる。
これらは、仏教が現実に即した
教えであることを示しています。
私たちは、自分の運命に
責任を持つということです。
自分の運命に不満や不安があるなら、
他人や環境や運に頼ったり、
文句を言ったりするのではなく、
自分の行いを見直して
改善していくことです。
それが自分の運命を変える
一番確実な方法です。
自業自得の実践方法
では、どうすれば自分の運命を
変えることができるのでしょうか?
それは善い行いに努めて
悪い行いを慎むことです。
善業は自分と
他人に幸せをもたらし、
悪業は自分と
他人に苦しみをもたらします。
だからこそ仏教では、
自分の運命を変えるだけでなく、
世界の平和や人類の幸福にも
貢献するために、
十善戒を守ることが
勧められています。
私たちは自業自得という言葉の
本当の意味を知っておくべきです。
それは自分の運命に
責任を持つということです。
それは自分の運命に
希望を持つということです。
それは自分の運命に向き合う
勇気を持つということです。
私たちは皆、幸せになりたいと
願っています。
そのためには自業自得という
法則を理解して
実践していくことが大切です。
仏教は私たちの
幸せへの道しるべです。
仏教は私たちの
幸せへの味方です。
ちなみに善行により、
お金が儲かるといった
安易な期待はしない方が
いいと思います。
仏教は本来、
お金とは無縁なはずです。
自分が叶えたい夢があって
それを叶えるのに
どうしても、
お金が必要なのであれば、
手段として手に入れることが
できるかもしれません。
あるいは、お金を貯めるのが
趣味なのであれば、
別かもしれませんけどね(苦笑)。
あなたが求める幸せに
どうしてもお金が必要なのか?
お金が無くても行動すれば
手に入るものなのか?
そこをしっかり
理解しておかないと、
ムダにお金を稼ぐことに
時間を取られて、
本来求めている幸せのための
時間を失うといった、
本末転倒なことが起こり得ます。
お金抜きで幸せになる
考え方を知るためには、
仏教的な思想を知ることは
大事だと思っています。
経営者の中にも宗教心を
学んでいる人も大勢います。
是非ですね、これをきっかけに
興味を持って欲しいです。
この内容が参考になれば嬉しいです。
動画紹介
ビジネスの世界でも自己責任を
間違って使っていると感じることがあります。
私が思っているのは「原因自分論」です。
詳しくは、以下の動画で解説しています。
聴き流すだけでも学びになりますので、
ぜひ、視聴してみてください。