こんにちは! せがひろです。
今回は、
映画「老後の資金がありません!」
これについて話したいと思います。
垣谷美雨さんの小説を基に
2021年10月に公開された映画です。
ネタバレも含みますが、
大体、50代を迎えた時に
誰でも人生で訪れる
出来事を中心に
どう生きていくかを描いた
作品となっています。
タイトルからすると
お金の話かと思いきや、
本質はそこではありません。
先に結論話すと人は一人で
生きてるわけじゃない。
それを気付かせてくれる
内容になっています。
「こんな暮らし方があるんだー」
といった部分と
ちょっと考えさせ
られる部分を
あらすじを通して、
私の感想を交えて
解説したいと思います。
目次
作品の時代背景とあらすじ
政府が老後資金に
2,000万円が必要!
そういった報道が
された頃の
時代背景にそった
作品になっています。
主な登場人物は
ごく普通の主婦、
後藤篤子(天海祐希)
夫の章(松重豊)、
娘のまゆみ(新川優愛)、
息子の勇人(瀬戸利樹)
4人家族です。
篤子は章と共に穏やかな
老後を過ごすために
コツコツと貯金を
貯めており、
家電量販店の
パートとして働き、
給料から少しずつ
お金を貯めていました。
章の父の他界
ある日、章の父が倒れて
救急搬送されました。
章の父はそのまま
入院することになり、
篤子と章は章の妹である
桜井志津子(若村麻由美)と
共に志津子の夫
秀典(石井正則)の元に
向かいました。
その際、志津子は神妙な
表情をしながら、
もし父に万が一の
ことがあったら、
葬儀の手配や費用は、
全て章に任せたいと
申し出てきました。
篤子は複雑な心境に
陥りましたが、
嫌と言うことは
できませんでした。
章も軽はずみに
二つ返事で引き受けて
しまうのです。
金遣いの荒い
母・芳乃(草笛光子)は、
章から毎月9万円
仕送りして貰い、
志津子は生活の面倒を
みていました。
篤子は葬儀の
見積もりを取るべく、
葬儀屋さんと会います。
葬儀屋さんの
口八丁手八丁で、
どんどん値段が
吊り上がり、
330万円にも
なってしまいます。
(2022/12時点で
ネットで調べたところ、
相場の平均は
150万円ぐらいでした。)
映画の中では香典、
香典返し、戒名代など含め、
総額は389万円と
なっていました。
篤子の家の貯金は
減ってしまいました。
篤子・勤め先から契約解雇
そんなある時、
篤子は勤め先の
家電量販店から、
契約満了を告げられて
失業してしまいます。
娘(まゆみ)の結婚
まゆみは恋人の
松平琢磨(加藤諒)を
家に連れてきて
篤子と章に紹介しました。
琢磨はバンドマンを
やっていて
派手な髪型の
チャラ男でした。
まゆみは琢磨と
結婚すると宣言し、
結婚式は大金をかけた
華やかな派手婚を
熱望しました。
式の費用は最低600万円
折半で300万円必要です。
章(あきら)の会社倒産
「篤子さんすまーん」
「会社がつぶれたー!」
突然の電話。
「でも、退職金は出るんでしょ?」
「出なーい・・・」
「倒産だよ、1円も出ない!」
しかし、そこは夫婦
お金の心配もあるが、
思いつめて自殺して
しまうんじゃないかと
「章さん、仕方ないよー」
そう慰めます。
夫婦そろって
50歳過ぎて失業。
この現実を夕食を
食べながら話し合います。
篤子はコンビニで
バイトを始め、
できる限り生活費を
切り詰め、
車まで手放す
ことにしました。
しかし長年使っていた
給湯機が故障、
トイレの修繕など
出費が止まりません。
(余談ですが、
私の家も今年になって、
シャワートイレが壊れ
交換部品が、
もう製造中止とのことで
新品に変え30万円ぐらい
掛かりました(涙)。
田舎に戻ってすぐに
給湯器も交換したし、
突然の修繕費は
バカになりません。
個人的にショックなのは
長期出張続きで
ほとんど使ってないのに
もう交換!?
そう思えることです。
確かに実家に
住んでいる家族は、
20年以上使ってた
わけですけどね。)
親の面倒は誰がみる問題
篤子はお金のやりくりに
行き詰まり、
毎月の章の母親への仕送り
9万円が無理だと告げます。
そこで章の妹夫婦の
志津子に相談します。
親は子を子は親を
扶養する義務があります。
あと昔ながらに長男が
親の面倒をみるとか。
東京では核家族が
当たり前で子どもは親が
おじいちゃん、
おばあちゃんの
面倒を見ていないのを
いつもみています。
子どもは親の面倒を
みないもの
そうインプットされて
いるかもしれませんね。
あと賛否あると
思いますが会社に対して
子育て世代に対する
支援というのは
社会的に声が大きく
育児休暇などが
叫ばれて
いると思います。
実際は
「育児・介護休業法」
となっていて、
介護に対しても
法整備がされています。
しかし、どうみても
不充分な内容です。
そもそも企業に
求めるのは酷な話しで、
国がもっと手厚く
手を差し伸べる
べきなんだと
思いますけどね。
詳しく知りたい方は、
厚生労働省のHPで
確認できます。
この映画の中では、
元気なおばあちゃん
だったので良いですが、
寝たきりだったり
認知症だったら、
物凄く大変です。
私が中学生の頃、
おじいちゃんが
認知症でした。
常に誰かがついてないと
心配なので、
学校から帰ってきたら
自分が様子を見て
母親が外出の用事を
済ませる感じでしたねー。
映画の中では
老人ホーム(ケアマンション)
入居費が二人で3千万円
プラス月額費用が40万円
お金がある人はどうぞ!
って感じですが、
そもそも月額費用が
ある時点で
老後も収入源が無ければ
無理だということですね。
老後費用捻出方法の考察
①子供に面倒見て貰うのか
②金融所得で得るのか
③ビジネスで得るのか
①子供に面倒をみて貰うのは
難しいことが
容易に想像できると思います。
②金融所得で何とかする場合、
老後2千万円どころか、
ザックリですが
7千万円ぐらい資産があって
金利として年300万円
ぐらいが目安でしょう。
③ビジネスについては
会社だと定年退職があるので、
個人で稼げるように
なっている必要があります。
①は他力に頼る行為ですし、
②は普通に働いても無理。
③は自力でなんとか
出来る可能性があります。
私は③を選択しました。
篤子と章は雇われて
働き続けることを
選択しますが、
解雇・倒産など
思うようにいかなない
展開なわけです。
(最後に大逆転が
ありますけどね。)
章(あきら)再就職で見つけたもの
章はハローワークに
顔を出し現実を
突きつけられます。
デスクワークなんて
夢のまた夢で
結局、工事現場の
交通整理員として働きます。
そこで知り合った
山崎さんと仲良くなります。
山崎さんは元銀行員で
定年退職と同時に
離婚した設定です。
離婚だと慰謝料とか
財産分与だとか
考えられますが、
映画の中でそこまでの
話はありませんでした。
章は意気投合し
山崎の自宅に招かれます。
子どももいなくて
独身だと聞いていたが、
自宅には
大勢の人がいました。
山崎はシェアハウスで
暮していたのです。
シェアハウスとは、
一つの住居に複数人が
共同で暮らす賃貸物件を
指す和製英語。
一般的にはキッチンや
リビング、バスルームなどを
共同で使用しプライバシー
空間として個室を利用する。
大抵のシェアハウスは、
以前は寮やマンション、
一般の民家等で
あった建物を
転用して運営されて
いるようです。
老後資金が無くてもできる生活像
映画の最後は篤子も章も
再就職が決まり、
息子の勇人も就職が決まり
寮生活をすることになります。
二人きりになり
自宅も処分し、
シェアハウスで
暮すことを決意します。
決めた理由の
セリフを紹介します。
子供たちが独立して、
私たちは、
シェアハウスで
暮し始めた。
国や評論家は
不安を煽るように
2千万だ4千万などと
老後の資金が
必要だというが、
果たして
本当にそうだろうか?
私はそれまでの
考え方を変えて
生きることにした。
シェアハウスを
選んだのは、
経済的な
理由だけではない。
ここにはプライバシーも
確保されているが、
同時に他人を尊重しながら
モノや時間を分かち合い、
助け合える
コミュニティがある。
それは意外と
心地良い場所だ。
先のことは分からない。
でも、私は今人生を
ちょっぴりワガママに
楽しんで生きている。
住宅売却 3,200万円
ローン返済 2,000万円
預金 14,020,918円
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大分はし追った部分も
ありますので、
興味がある方は、
ぜひ映画を視聴してみてください。
シャアハウスという
発想はなかったので、
良い気づきでした。
私が感じたのは
シェアハウスとは、
都会の中の「小さな村」
だという感覚です。
田舎暮らしを
都会の中で実現する方法
それがシェアハウス
なんじゃないかと思いました。
年寄りもいれば
若い人も子供もいて、
和気あいあいと
生活している姿が
映像にありました。
しかし、みんな
いずれ年を取っていきます。
子どもは大人になります。
そうすると次々に新しい
住人が増えていかなければ、
子どもが最後に残ります。
また、シェアハウスの
オーナーも
いずれ亡くなります。
シェアハウスが
無くなった時、
どこにも行けないん
じゃないか?
そんな不安も感じました。
最後の篤子のセリフで
「先のことは分からない。」
これが全てを物語っている。
そう感じました。
50代の主人公だから
老後の資金問題を
シェアハウスで解決を
図ったようにみえます。
根本的な問題は
何も解決していない。
そう感じたわけです。
生活費を抑えることは
確かに大事ですが、
収入源を確保・拡大する
ことの方が、
もっと重要です。
映画でも描かれていたように
雇われて働いていて、
その収入に合わせて
生活をしていると
確かに毎月の給料があって
安心・安定を感じるでしょう。
しかし、人生は何が
起こるか分かりません。
解雇や倒産、定年退職により、
生活が一変してしまいます。
冠婚葬祭も分かっていても
どうすることもできません。
そういった外的要因に
左右されないように
するためには、
やはり個人で稼げるように
なることが大事です。
章の最後の再就職先は、
元同僚が経営している
会社でした。
同僚は経営者ですから、
個人で稼げるように
なっていたわけで、
定年退職もない立場に
なっていたわけです。
個人で起業しても
経営者側に回れます。
鬼滅の刃的に言えば
収入源という
生殺与奪の権を
会社に握られていては、
年齢と共に不安が広がり
幸福感が無くなっていきます。
私もサラリーマン
経験がありますが、
学校教育では就職する
ところまでしか
教えてくれません。
本来のゴールは、
雇われずに自分で稼げる
ようになることです。
そこを目指すことの大事さを
感じ取って欲しいです。
この内容が参考になれば嬉しいです。
動画紹介
今回の内容について、
参考になる動画を紹介します。
ぜひ、視聴してみてください。
聴き流すだけでも学びになります。
以下のブログも参考になります。
自由で豊かに生きる方法を学んでみよう!
私は、脱サラしてネットビジネスで自動で稼ぎ、 お金と時間に縛られずに自由に生きています。 単身赴任も、満員電車も、嫌な上司も無縁で、 田舎で家族や友達との時間を大切にして、 毎日自分のやりたいようにストレスフリーで生活しています。 とはいえ、私に最初からネットビジネスの知識が あったわけでも、ビジネスの才能・センスがあったわけでも、 裕福な家庭で育ったわけでもありません。 もともと人間嫌いで、一人で行動するのが好きで、 人付き合いが苦手で、常に自分が好む人とだけ接していたい、 会社でも「働かないおじさん」というダメダメ人間でした。 毎日、スーパーのチラシをみて、 ”食べたいものより、安いもの”を探し、 少ない給料をやりくりしながら生活する 貧乏時代もありました。 ネットビジネス知識も人脈も資金もゼロでしたが、 自由を夢見て思い切って飛び込んでみて、 短期間で人生が180度変わったのです。 私と同じ起業家仲間も、非正規労働者、高卒フリーター、リストラ組、 いじめ、対人恐怖症、うつ病などマイナスからスタートして、 半年、1年ぐらいで月収100万円を突破しています。 これまでどんな悲惨な人生を歩んでも、 諦めなければ誰でも理想の人生は手に入ります。 今の日本は納税のため、生活のため、 イヤイヤ働かざるを得ない人が大勢います。 (先進国で「勤労の義務」があるのは日本だけとか) マイホームを持つと「単身赴任」は、 サラリーマンでは良く聞く話です。 (結婚したり、ローンを抱えてたら、 簡単に会社をやめないだろうっていう・・・ 人の弱みに付け込んだ人事) ある意味、家族まで犠牲になるわけです。 私は、そんな労働に支配された人生なんて、 奴隷みたいで絶対嫌だ!と思っています。 どうせ一度きりの人生! 我慢・我慢で一生を終えるより、 自由に好きなように生きるべきです。 とはいえ、何をどうしたら良いのか? 分からない人がほとんどだと思います。 そこで、私がどのように脱サラから ネットビジネスで成功したのかを まとめた電子書籍を作成しました。 すでに読んで頂いた方からは、 「力強く熱意のこもった文章に感動しました」 「成功するための道がみえました」 「お金と時間の知識を知り、不安の根源がわかりました」 など、嬉しい感想をたくさん頂いております。 電子書籍出版のお声がけも頂いておりますが 多くの人に読んで頂きたいので、 期間限定で無料公開しています。 無料ですから、興味があれば覗いてみてください。 「パソコン一台で新しい田舎暮らし」を無料で読んでみる